大河ドラマ「いだてん」
第31話「トップ・オブ・ザ・ワールド」あらすじネタバレ
ここでは、平成31年~令和元年大河ドラマ「いだてん」第31話「トップ・オブ・ザ・ワールド」のあらすじ・ネタバレについて書いていきます。詳細なネタバレもあるので先の展開を知りたくない方は、【ネタバレ注意】はご遠慮下さい。たまに、私がところどころふざけてセリフや文章を考えて書いているところがありもすが、決して本編の大河ドラマ「いだてん」ではそのようなことはありません。なお、放送後の感想については、別ページで書いていきますのでそちらもよろしくお願いします。
前回 大河ドラマ「いだてん」のあらすじ
大河ドラマ「いだてん」
第31話「トップ・オブ・ザ・ワールド」
NHK公式 あらすじ
1932年、田畑(阿部サダヲ)率いる日本競泳陣はロスオリンピックで大旋風を巻き起こす。200m平泳ぎの前畑秀子(上白石萌歌)も空前のメダルラッシュに続こうとするが決勝レースは大混戦に。IOC会長ラトゥールは日本水泳の大躍進の秘密に強く興味を持つ。治五郎(役所広司)はその答えを見せようと日本泳法のエキシビションを思いつく。中学生のときに病気で競技をやめた田畑も、それ以来の水泳に挑戦することになる。
大河ドラマ「いだてん」
第31話「トップ・オブ・ザ・ワールド」
あらすじ【ネタバレ注意】
前畑秀子
ロサンゼルス・オリンピックでは日本男子水泳陣は期待通りの快進撃を続けていたが、期待されていなかった女子水泳陣も前畑秀子が決勝に進む快挙を成し遂げた。
200m平泳ぎ決勝の舞台、スタートに立つ前畑秀子に田畑政治の檄が飛ぶ。
「勝て!何としても勝ってくれ!」
総立ちの観衆の中、前畑秀子は残り50mで3位につけ懸命に泳ぎ続けた。
ゴールしたとき、自分が何着だったかも分からない。
しかし、大歓声が前畑秀子の耳に飛びこんできた。
「3分6秒4よ。秀ちゃん」
チームメイトの松澤初穂が教えてくれる。
1着のデニス選手は3分6秒3。
おしくも前畑秀子は敗れたが銀メダルを獲得し、これが女子水泳界の初のメダルとなった。
試合後、実感放送で前畑秀子は語った。
「今思い出しても自分だけの力で泳いだと思えない。神様が助力してくださったのです。」
この放送を熊本で聞いていた金栗四三も、ラジオの前で前畑秀子の健闘をたたえていた。
男子の活躍、女子の落胆
男子100m背泳ぎ決勝では、日本選手が金銀銅を独占。
国歌と共に日の丸が三つ並ぶという光景を見て、客席の岸清一は嘉納治五郎に抱きついて号泣。
岸は東京オリンピック招致に向け、前向きな発言を忘れない。
「これを日本でやったら感激もさらに増すんでしょうな。」
すると治五郎は客席を指さした。
「見たまえ。嬉しそうな顔を。この国で肩身の狭い思いをしていく彼らにとってこれ以上の贈り物はないだろう。」
指の先には「君が代」を歌う日系人たちがいた。
その後、治五郎はIOC会長のラトゥールと会い、日本水泳陣の急成長の秘訣を聞かれた。
治五郎は急に強くなったのではなく、400年続く日本泳法が強さの根源にあると答える。
するとラトゥールはすると是非見てみたいと治五郎に懇願し、閉会式のエキシビジョンで日本チームは日本泳法を披露することになった。
若手選手はクロールしか知らない者が多かったため、松澤、野田とともに政治も参加することが決定。
政治が泳ぐのは中学生以来のことだった。
女子リレーの前日、ちょっとした事件が起きた。
リレーメンバーの松澤初穂、小島一枝が試合に向けてマムシの粉を飲んだところ、松澤初穂の生理がいつもより早く来てしまったのだ。
泣き崩れる松澤初穂を監督の松澤一鶴が慰める。
「4年後また来たらいい!」
しかし、この言葉を聞いて前畑秀子が叫んだ。
「女子には4年後なんてありません!帰ったら皆、女学校を出て親の決めた嫁ぎ先に行くんです!」
そしてリレーには補欠の横田が出場したものの、結果はむなしく最下位に終わってしまうのだった。
東京で会おう
女子がトラブる中、男子水泳陣はさらに活躍を続けた。
1,500m自由形ではワンツーフィニッシュ、200m平泳ぎでは若手有望株の小池礼三を抑え、ベテランの鶴田義行が金メダルを獲得して、日本男子水泳陣のメダルは12個にのぼった。
閉会式では政治らがふんどし姿で日本泳法を披露し、立ち泳ぎで文字を書く「水書」で『Xth OLYMPIIAD(第10回オリンピック)』を書きあげた。
こうしてロサンゼルス・オリンピックは幕を閉じ、実感放送も大好評のうちに終了となった。
アナウンサーの河西と松内は最後に政治のもとを訪れると、このまま帰国せずにヨーロッパ視察を行うことを報告してきた。
二人は満州事変に関してリットン調査団の報告書が作成されることになっているため、その内容をいち早く知ろうとしていたのだ。
すっかりオリンピックに夢中だった政治は、やっと自分が政治記者であることを思い出すのであった。
日本選手団の帰国の日、リトルトーキョーでは日系人もアメリカ人も日の丸を持って見送りに来てくれた。
そしてバスに乗った一行が声援に応えていると、突然日系人と思わしき老人が道を塞ぐ。
隣に付き添っているのはナオミだ。
政治がバスを降りると、老人はいきなり抱きついて礼を述べる。
お礼の理由は日本水泳陣の活躍で白人からも「おめでとう」と声をかけられているからだった。
隣にいるナオミは政治に向かって「日本人は勝てない」と言ったことを謝っている。
「俺は日本人だ!」
老人が叫ぶと、集まっていた日系人が次々とあとに続く。
そして、この光景をみていた治五郎はと日系人に向かって約束した。
「東京でオリンピックを開くことになったら、皆さんをご招待します!」
巻き起こる大歓声を前に治五郎は「次は東京で会おう」と言葉を残し、車に乗り込んでいった。
帰国した日本選手団は東京駅で大歓迎を受け、そのあとで政治は新聞社に立ち寄った。
政治部では速記係の酒井菊枝が一人で仕事をしており、政治は号外の「全種目制覇ならず!大横田、銅」の記事に自分の落ち度を思い返す。
「牛肉なんて食べさせなければ・・・あー悔しい!」
すると、酒井菊枝は声をかけてきた。
「全部取らなくて良かったと思いますよ。私は。全部取ったら面白くないし、次の目標がなくなります。1個残してきたのは田畑さんの品格だと思いますよ。」
初めて話しかけてきた酒井菊枝に政治は礼をいい、お互い微笑み合うのであった。
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