大河ドラマ「いだてん」
第41話「おれについてこい!」【感想】
悪役・川島正次郎の登場
大河ドラマ「いだてん」の第41話「おれについてこい!」どうでしたか?
徳井義実のこともあって冒頭には異例の注意文的なのが流れてましたが、始まってみればなんだかんだ言って、かなり徳井出てましたよね。
全部カットできないなら、腹くくって全部流したらいいのにと思ってしまいました。
で、本編の内容なんですが、東京オリンピックも決まって最終章の始まりってとこなんですが、新しいキャラが続々と登場してきて分かりにくい!
今回の初登場は、津島寿一、川島正次郎、黒澤明、亀倉雄策、村上信夫、大松博文、河西昌枝などなど
安藤サクラなどを使う豪華キャスト陣が一挙に登場するやり方って、まるで大失敗した初回のやり方では?
懲りないな~NHK。徳井騒動で自暴自棄になったんかな?
いつもはこの感想記事で一つぐらいは本編のいいところを見つけてるつもりですが、今回はホントになかった。
嘉納治五郎関連で感動や笑いを誘ったのかもしれないが、さすがにもう期限切れでっせ。
それでは、前置きが長くなりましたが第41話のおさらいです。
ミュンヘンでのIOC総会で東京オリンピックが決定し、日本では津島寿一を会長とした組織委員会が発足。
委員会にはオリンピックを利用しようとする政治家たちが集まり、顧問には川島正次郎(浅野忠信)が就任する。
この川島がなかなかのクセ者で、今後のオリンピック開催向けての田畑政治の最大の敵をなっていきそうな感じ。
「悪そうな政治家」の匂いをプンプンさせるような感じで描かれてます。怖いっす。
でも、事務総長に就任した田畑政治はそんな政治家たちのことなんてお構いなし。
当然、いつもの如く川島とバチバチと争っていくのだが、いまいち田畑の主張がワガママといえばワガママなのかも。
結局、田畑が「政治家は無能だから、自分のやりたいようにやりたい」ってことだけを言ってるような気がする。
金が必要だから、トトカルチョやりたい。
平和の祭典らしくするため、選手村を代々木に作りたい。
ご立派な考えなんだけど、川島の言うように「貴様のオリンピックではない!」と言いたくなるのも分かる。
『話せば分かる』ってのが、この「いだてん」の共通のテーマというか、信条のようなものだったはず。
どんなお偉いさんでも直談判してきて乗り越えてきたのに、同じ土俵に立てば話し合って解決できないってどうなってんの?
ま、これから話し合って和解していくのかもしれませんが、田畑の物事の進め方がイマイチ一貫してないような気がする。
さて、この田畑さん。
今回話題の徳井義実が演じる大松博文が率いる女子バレーに目をつけていた。
スパルタな大松の指導方法に疑問を感じた田畑は柔道から指導方法を学ぶように苦言を呈するも、大松は柔道の受け身から「回転レシーブ」を思いついて指導方法については全く興味なし。
冒頭の『徳井義実の出演一部カットのお断り』があったのに、結構出演シーンが多かったからビックリした。
あれなら普通に出演させてるのと変わんないよ。これは。
ま、ピエール瀧にしろ、徳井義実にしろ、ホントに色々あるわ。この大河。
その後、田畑は岩田幸彰のローマ視察を提案し、オリンピック開催に向けて勉強させる。
岩田が帰ってくると、格好がイタリアかぶれになってるってのは、いつもの演出。
アメリカ帰りの可児さん、永井さんのアメリかぶれみたいな。
田畑もロス五輪のとき、かなりかぶれてましたけど(笑)。
ローマでのIOC総会では東京オリンピックの競技種目が話し合われ、田畑はバレーボールを推したかったが、嘉納治五郎の額が「ガタっ」と落ちたことで怖くなり、柔道が正式種目に決。
ちょっと嘉納治五郎ネタを引っ張りすぎじゃないかい?
こんなことなら、前半は嘉納治五郎を主役にしておいたら良かったのに。
今回、金栗四三も出てきましたが、明らかに前半で記憶に残っているのは嘉納治五郎だったなと改めて感じた。
大河ドラマ「いだてん」
次回 第42話「東京流れ者」
【あらすじ】と【期待度】について
【いだてん】あらすじ
【いだてん】人物・キャスト
【いだてん】関連記事