大河ドラマ「いだてん」
第30話「黄金狂時代」おさらい
腹痛と日本水泳陣の絆
大河ドラマ「いだてん」の第30話「黄金狂時代」どうでしたか?
今回もまたまた落語の押し売りのような展開になってましたね。
ここまで押し売りされると落語好きの方には申し訳ありませんが、落語に興味のない私は逆に嫌いになってしまいそうです・・・。
オリンピックを取り巻く人々の話だけで十分面白い内容なのになぁ。
では、気を取り直して落語抜きの第30話おさらいです。
ロサンゼルスにきてから、すっかりテンション上がりまくっている田畑政治ですが、本番の開幕直後には「終わっちゃうな~」と寂しそうな発言。
理由は「始まったら終わっちゃうから」。
学生のときの夏休みに似てるなその感覚(笑)。
8月入っても楽しいけど「終わっちゃう」って心のどこかで寂しい気持ちがある感じ。
そんな風に思うと、田畑政治は「全種目制覇、日本を明るくする」という大きな目標を掲げながらプレッシャーなども感じず、純粋にオリンピックを楽しんでるってことなんだろうか。
やっぱり変わってるよね。この人は。
政治がロスロスに陥っている頃、外国人相手に柔道を披露していた嘉納治五郎。
政治は外国人にも人気のある柔道をなぜオリンピック種目にしないのか気になっていた。
そりゃそうだ。IOC委員でもある柔道の創始者・嘉納治五郎が声をあげれば実現なんて簡単にできそうだもんね。
でも、嘉納治五郎は「普及活動をして世界に弟子を増やしてから」と何とも堅実な構想を持っていた。
勢いだけで周りの人を振り回してしまう治五郎先生なのにヤケに冷静に分析してるという意外性。
やっぱりこの人も変わってるわ(笑)。
さて、オリンピック中継をするアナウンサーとも会っていた政治。
実況することを禁じられ、途方に暮れていたアナたちと相談して「実感放送」なるものを考案。
実感放送はレースを思い出しながら、あたかも実況風に試合内容を放送するものですが、水をもってきてバシャバシャやったり、選手が泳ぐフリをしたりとただの茶番じゃないか(笑)。
ま、それでも当時の人は熱狂したんだろうけど。
水泳陣が順調に金メダルを獲得し、実感放送も盛り上がりを見せる中、ここでちょっとした問題が。
若手選手の小池は女子選手を見て、あふれる性欲を抑えることができない(笑)。
危ない!この子ぜったい危ないよ!
変な方向に走ってしまうぐらいの発狂ぶりやん(笑)。
そして、いつも情けない雰囲気を醸し出している大横田は食い過ぎで腹痛。
さらに女子の方でも、前畑秀子がお守りを飲み込むという奇行を侵して腹痛。
お前らオリンピックだからって、なんか変なテンションになっちゃってんじゃないか?
そもそも冷静でいなきゃいけない総監督の政治がおかしいから分からないこともないが。
あの人、変人だから君たちがしっかりしなきゃ!
乗っかっちゃうからこんなことに・・・・。
とはいいつつ、何だかんだでレースには出場することになる若手選手たち。
結局のところ、集団腹痛事件は志ん生パートの落語の何とかいう題目と掛け合わせるための演出だったよう。
はい。落語の押し売りです。
一時、大横田の代わりにノンプレイングキャプテン・高石勝男が出場する案が浮上し、政治も賛成したことから「おっ?」となる場面がありましたが、「奇跡なんてない」という何とも非情な松澤一鶴の一言により出場できず。
ここまでかわいそうな役を斎藤工に演じさせるこの大河はある意味評価できるわ。
有名俳優をふんだんに脇役に使うって今まであんまりなかったから。
ま、それが視聴率と関係しているような気もしないでもない。
私は毎週見ているので、見てない人の気持ちは分からないけどもね。
腹痛の影響で金メダルを逃し、実感放送で涙ながらに謝罪する大横田。
出場できなかった悔しさもあったろうに、そんな大横田をかばう高石キャプテン。
水泳という競技は個人競技ではなく、チームとしての競技でもあるのだというメッセージが込められている。
そして来週は、ついにお守りを飲むという奇行を侵した前畑秀子がやってくれます!
最後に、落語パートについてまとめ。
孝蔵は同じ修業時代を過ごした万朝のおかげで落語家として復帰するってよ。以上。
大河ドラマ「いだてん」
次回 第31話「トップ・オブ・ザ・ワールド」
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