大河ドラマ「いだてん」
第20話「恋の片道切符」あらすじネタバレ
ここでは、平成31年~令和元年大河ドラマ「いだてん」第20話「恋の片道切符」のあらすじ・ネタバレについて書いていきます。詳細なネタバレもあるので先の展開を知りたくない方は、【ネタバレ注意】はご遠慮下さい。たまに、私がところどころふざけてセリフや文章を考えて書いているところがありもすが、決して本編の大河ドラマ「いだてん」ではそのようなことはありません。なお、放送後の感想については、別ページで書いていきますのでそちらもよろしくお願いします。
前回 大河ドラマ「いだてん」のあらすじ
大河ドラマ「いだてん」
第20話「恋の片道切符」
NHK公式 あらすじ
大正9年、四三(中村勘九郎)は十種競技に挑む野口(永山絢斗)ら15人の選手たちとアントワープへ旅立つ。三島弥彦(生田斗真)が激励にかけつけ、四三と弥彦はたった二人だったストックホルム大会からの日本の成長を実感する。しかし、四三は16位とまたもや惨敗。帰国後の報告会では、四三不在の中で野口が各選手の奮闘を伝えるも、激しい批判にあう。スヤ(綾瀬はるか)は、夫の戦いは金メダルに値する、と反論する。
大河ドラマ「いだてん」
第20話「恋の片道切符」
あらすじ【ネタバレ注意】
代表決定とシマの不満
嘉納治五郎がIOC会長・クーベルタンに直訴状を提出したことで、マラソンはアントワープ・オリンピックの正式種目として復活した。
その後、体協本部では選手の選抜会議が開かれ、選手15人、監督1人の渡航費も支給されることが決定。
選手にはマラソンの金栗四三ら4人とアメリカ在住のテニス選手が2人選ばれた。
また野口が十種競技への出場を申し出て認められ、水泳では浜松の内田正練らが選ばれた。
一方、東京を離れた孝蔵は浜松の勝鬨亭で高座に上がっていた。
昔、孝蔵の落語を「面白くない」と言い切った政治も、春からは帝大生になるという。
その政治は医師に水泳を禁じられていたにもかかわらず「浜名湾游泳協会」を結成し、オリンピック代表に選ばれた内田正練を輩出していた。
この頃、日本人の泳ぎ方といえば武術としての日本泳法が一般的だった。
そのため「クロール」というものを知らず、顔を水につけ、足をじたばたと動かすらしいと一同は大笑いしていた。
ある日、金栗四三は早朝から走っていると変な格好をしたシマと出会った。
シマが着ていたのは自分で作ったトレーニングウェアで、人目につかない早朝にランニングをしているという。
金栗四三はオリンピックの日本代表に女子選手はいないことし、西洋でもまだ認められていないことを話した。
「男が走ると喝采を浴びるのに、女は人目を気にして、こっそり走るしかないなんて」
シマがぶちまける不満に何と答えればよいか、金栗四三にも分からなかった。
金栗?池部?
大正9年5月、横浜港を出発した日本選手団はサンフランシスコへ行き、アメリカ大陸を横断。
ニューヨークで団長の嘉納治五郎、テニスの2選手と合流してロンドン経由でアントワープを目指した。
その頃、東京女子高等師範学校では、トクヨがシマを講師室に呼んで話をしていた。
「私は胸が苦しいのです」
女子体育のために生きると誓ったはずが、今は男性を思う気持ちが抑えられないのだという。
トクヨは別の男性との見合い話が来て困っている様子だった。
「私の代わりに、見合いに行っていただきたいのです」
突然、押し付けられたシマは困惑した。
ロンドンに向かう船上では入国手続きのため、各選手からパスポートが集められた。
手続きが済みパスポートが返却される際、選手団の面々は四三の名字が「金栗」でなく「池部」と書かれていることを知る。
そこで金栗四三は養子縁組をして妻子がいる事実を明かした。
「金メダルを獲ってから紹介するつもりでした」
すると、嘉納治五郎はハッパをかけた。
「発表したからには、金メダル獲らないといかんな!」
8月3日、日本選手団はベルギーのアントワープに上陸し、14日には開会式の日を迎えた。
入場行進の前、日本選手団がロッカールームに集まっていると、そこに三島弥彦がやって来た。
「やあ、久しぶりだ、いだてん!」
弥彦は横浜正金銀行のロンドン支店に勤務していた。
そして2人は自分たちだけで出場したストックホルム・オリンピックをしみじみと振り返った。
そして開会式後、金栗四三はスヤに手紙を送った。
「いよいよ平和の祭典が開幕しました。帰ったら報告会で金メダルと一緒にスヤを皆に紹介しよう」
四三の惨敗と女性の力
3か月後、東京高等師範学校でオリンピック報告会が開かれ、会場の後方にはスヤと実次の姿があった。
2人は選手団の中に金栗四三を姿を探したがどこにもなかった。
すると壇上では主将の野口が、団長の嘉納治五郎が欧州視察後の帰国となるため、自分が代理で報告をすると述べた。
・・・テニスではシングルス、ダブルスともに銀メダルを獲得。
・・・野口の十種競技は12人中最下位。
報告の途中で田畑政治も会場に入ってきた。
・・・水泳の内田は予選敗退。
「世界の競泳会は今、クロール一色です。日本もクロールを習得し、普及させなくてはなりません」
田畑政治はその言葉に衝撃を受けていた。
そして最後にマラソンの報告。
スタート後、金栗四三は茂木たちを励ましつつアントワープの街を走り、「自分のペースで!」と助言を残してペースを上げていった。
その後、一時5位まで順位を上げていたが、その後ペースダウンして結局16位でゴールした。
記録は2時間48分45秒。
「原因は、やはり8年間の無理がたたったのではないかと」
そう語る野口にトクヨから厳しい質問が飛ぶ。
「嘉納団長の会見はいつですか?今回の惨敗は会長の責任を問う声もありますよ」
一度は廃止となったマラソンを正式種目に加えてもらい、その甲斐なく金栗四三は負けた。
「国際舞台で恥をかいたということ」だとトクヨは言う。
すると、我慢ならずにスヤが叫んだ。
「金栗選手は負けとらん!42キロ、日本人で初めて完走したでしょうが!16位でも、うちにとっては大勝利!金メダル!」
報告会のあと、永井は野口とトクヨにアントワープで聞いた嘉納治五郎の言葉を伝えた。
「会長職を辞する決心をした。私も古い人間だからね。50年後、100年後の日本選手たちが今と変わらずスポーツを楽しんでくれていることを望む」
オリンピック後、失意の内にあった金栗四三はヨーロッパをさまよい、ベルリンにたどりついた。
全盛期だった4年前、戦争でオリンピックが中止となり、挑戦することさえできなかったのがこのベルリンの舞台だ。
金栗四三が今後の身の振り方を考えていると、突然足元に槍投げの槍が刺さった。
すると、すぐに短パン姿のドイツ女性がやって来て金栗四三に謝った。
そのあと女性はまた元いた位置まで戻り、また槍を投げた。
「・・・・え、そんなとこから?」
女性の力でここまで投げられるものなのかと、金栗四三は驚愕するのであった。
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