大河ドラマ「いだてん」
第25話「時代は変る」あらすじネタバレ
ここでは、平成31年~令和元年大河ドラマ「いだてん」第25話「時代は変る」のあらすじ・ネタバレについて書いていきます。詳細なネタバレもあるので先の展開を知りたくない方は、【ネタバレ注意】はご遠慮下さい。たまに、私がところどころふざけてセリフや文章を考えて書いているところがありもすが、決して本編の大河ドラマ「いだてん」ではそのようなことはありません。なお、放送後の感想については、別ページで書いていきますのでそちらもよろしくお願いします。
前回 大河ドラマ「いだてん」のあらすじ
大河ドラマ「いだてん」
第25話「時代は変る」
NHK公式 あらすじ
四三(中村勘九郎)が出場したパリオリンピックの報告会で「負けには意味がない」と息巻く若者が現れる。田畑政治(阿部サダヲ)である。30歳で死ぬと予言された彼は、自分が生きている間に日本水泳を世界レベルに引き上げようと血気盛ん。就職して新聞記者となり、大物政治家・高橋是清(萩原健一)にも接触。加納治五郎(役所広司)や岸清一(岩松了)も驚く馬力で水泳のオリンピック制覇に向けまい進する。
大河ドラマ「いだてん」
第25話「時代は変る」
あらすじ【ネタバレ注意】
田畑政治編スタート
関東大震災の直後、嘉納治五郎は予告通り翌年に開かれるパリ・オリンピックの予選会を断行した。
この時、現役を引退していた金栗四三はマラソンの伴走者を務めることとなった。
しかし、四三は選手を置いてきぼりにして1着でゴールしてしまったため、3度目のオリンピック出場が決定してしまった。
オリンピックイヤーの大正13年(1924年)、田畑政治は東京帝国大学を卒業し、朝日新聞社の入社試験を受けていた。
社長の村山龍平、政治部長の緒方竹虎を前に、政治は長々と大好きな水泳の話をし続け、温水プールの必要性を訴える。
てっきり緒方は運動部が志望部署だと思っていたが、政治は政治部が希望だと言う。
面接後、緒方は記者には向いていないと判断していた。
「頭に口が追いついてない。字も汚いし。」
しかし、社長の村山龍平はなぜか政治のことを気に入ってしまい採用することとなるのであった。
田畑政治VS嘉納治五郎
政治部の記者となった政治は、ある日パリ・オリンピック出場選手を紹介する記事を見て憤慨していた。
記事では陸上選手ばかりが取り上げられていたからだった。
納得がいかず、運動部へ乗り込んだ政治であったが、そこで校閲部の記者・河野一郎から「陸上は水泳より上だから当然だろ」と言われてしまう。
実は河野一郎は早稲田大学在学中に箱根駅伝にも出場した金栗四三の弟子ともいうべき男だった。
河野の言葉でさらなる怒りを覚えた政治は言い放った。
「3大会も出てだなぁ、メダルに手も届かん陸上なんて恥さらしだよ!やめたほうがいい!金栗四三なんて30半ばじゃないか。今さら勝てるはずがない!」
そしてパリ・オリンピック。
これが最後のレースだと臨んだ四三だったが、酷暑の中で意識を失い棄権に終わってしまう。
それでも四三は帰国後の結果報告会で「幸せな選手人生だった」と語った。
しかし、この結果報告会では大日本体育協会の陸上びいきが気に入らず、政治が吠える。
「陸上は出場選手が多いのに結果が出てないぞ!」
体協の理事だった野口源三郎に土下座までさせ、辞任を口にさせるまで追い詰める政治。
それでも政治の気は収まらず、嘉納治五郎名誉会長の引責辞任まで求めた。
すると、早口でまくしたてている政治を見ていた男が思わず吹き出してしまう。
これで政治は完全にキレてしまい、その男に飛びかかっていった。
しかし次の瞬間、政治の体は宙を舞っていた。
キレイな一本背負い。
笑っていた男こそが嘉納治五郎だったのだ。
そんなことも知らず、投げ飛ばされても政治は男に噛みつく。
「やい!ジジイ!嘉納治五郎に伝えろ!水泳は体協から独立する!援助もいらん!その代わりに指図も受けんとな!」
すると政治の暴挙を見かねた四三が怒る。
「そちらが嘉納治五郎先生ばい!こんバカモンが!」
これにはさすがに政治も驚き、焦った表情を見せた。
しかし、治五郎は「好きにしたらいい」とだけ言うのであった。
田畑政治と美濃部孝蔵の再会
大正13年(1924年)10月、政治は記者の仕事の傍ら、東京帝国大学水泳部コーチ松澤一鶴らと共に「大日本水上競技連盟(水連)」と発足させた。
そして水連の事務所となった帝国大学工学部の倉庫の地下に巨大な水槽を見つけた政治と松澤。
「カクさん(松澤)、見つけちゃったな。縦は20mは取れるじゃんね。」
政治は目をキラキラさせ、松澤に向かって温水プールの必要性を論じるのであった。
その後、水連に続いて河野一郎が「全日本陸上競技連盟(陸連)」を発足する。
これで水泳、陸上の各連盟が、それぞれの代表選手を選考する体制となった。
政治は記者としての働きは決して良いものではなかったが、なぜか上司の緒方は政治を可愛がってくれた。
そして、緒方に連れて行ってもらった日本橋のバー「ローズ」に通うようになった政治。
大正天皇が崩御した夜に、ローズのママ・マリーに手相を見てもらい、「30歳で死ぬと出てます」と言われてしまう。
いつも強気な政治だったが、田畑家は代々早世であったことを思い出し、この占いを信じ込むようになった。
「30歳って。あと2年しかないじゃん。」
元号が昭和に変わり、関東大震災の復興も進んで東京の景色もみるみる変わっていった。
この頃、孝蔵はおりんとの間に長女・美津子、次女・喜美子をもうけていたが、相変わらず生活は貧乏だった。
ある日、孝蔵は高座で「火焔太鼓」を演じていると、客の一人がデカい声で話しかけてくる。
「あれー?あんた朝太か!志ん馬っていうから気づかなかった!俺だよ俺!勝鬨亭のまーちゃん!河童のまーちゃん!」
騒いでいるのは政治だ。
しかし、政治も勝手に懐かしんでいる内に昔のことを思い出してきた。
「あんた、財布盗ったろ!返せバカ野郎!」
田畑政治おそるべし
昭和2年(1927年)、国際オリンピック委員会(IOC)から大日本体育協会にアムステルダム・オリンピックの招待状が届いた。
治五郎は60名の選手を派遣したかったが、どうしても費用が工面できず悩んでいた。
その頃、水連の地下には温水プールが完成していた。
「なにコレ?どしたのコレ?」
何も聞いてなかった政治は驚き、松澤に尋ねた。
「え。だってまーちゃんが作れって言うから」
全く身に覚えがない政治だったが、松澤の行動に大喜びして言う。
「君って男は・・・でかした!」
ある日、体協本部で河野率いる陸連と、政治率いる水連がバッタリ鉢合わせした。
するとオリンピック出場枠を巡って、醜い言い争いを繰り広げる両連盟。
これを見ていた体協会長・岸清一は、政治のあまりに勝手な主張に腹を立て怒鳴りつけてきた。
「渡航費を集めてきたら何人でも連れていってやるわ!」
その後、岸清一、嘉納治五郎、野口源三郎、可児徳らが集まってオリンピック渡航費についての会議が開かれた。
相変わらず体協には金はなく、会議も進まない。
治五郎にいたってはヤケをおこし」「参加やめよう」とまで言い出す始末。
そんな重苦しい場に、政治が急にやってきた。
「国から水連に補助金出たんですよー。もらいすぎちゃったんで、おすそ分けに来ましたー。」
耳を疑う体協幹部たち。
政治は大蔵大臣・高橋是清に直談判してオリンピック特別予算を手に入れていたのだった。
次回 大河ドラマ「いだてん」第26話「明日なき暴走」あらすじ
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