大河ドラマ「いだてん」
第8話「敵は幾万」あらすじネタバレ
ここでは、平成31年大河ドラマ「いだてん」第8話「敵は幾万」のあらすじ・ネタバレについて書いていきます。詳細なネタバレもあるので先の展開を知りたくない方は、【ネタバレ注意】はご遠慮下さい。たまに、私がところどころふざけてセリフや文章を考えて書いているところがありもすが、決して本編の大河ドラマ「いだてん」ではそのようなことはありません。なお、放送後の感想については、別ページで書いていきますのでそちらもよろしくお願いします。
前回 大河ドラマ「いだてん」のあらすじ
大河ドラマ「いだてん」
第8話「敵は幾万」
NHK公式 あらすじ
大金を携えて上京してきた兄・実次(中村獅童)から、春野スヤ(綾瀬はるか)の働きかけで資金を得られたと知る四三。スヤと無邪気に野山を駆けていた自分が、オリンピックのために海を渡る不思議さを感じつつ、兄に一生懸命戦う事を誓う。四三の壮行会が開かれる頃、スヤは熊本で嫁入りをする。大勢の人々の「敵は幾万」の歌に送られ、出発する四三と弥彦(生田斗真)。まさに汽車が動こうとした時、弥彦の名を叫ぶ声がする―。
大河ドラマ「いだてん」
第8話「敵は幾万」
あらすじ【ネタバレ注意】
お金の出どころ
大金を持ってきた兄・実次に金栗四三はどうやって金を工面したのかを聞いた。
実次はスヤとともに池部家を訪れ、スヤの婚約者・重行に熱弁を振るっていると重行の母・幾江が現れたという。
そして幾江に対し、実次は「十里を走った者だけにしか見れない景色を四三に見せてやりたい」と語ると幾江は意外な提案をしてきた。
金栗家の田畑を1,800円で池部家が買うから、それをただで金栗家に貸してやるというのだ。
これは、金栗家はこれまでどおりの生活をして1,800円を手にするという驚くべき提案だった。
そして頭を下げる実次に幾江は言った。
「信用した訳じゃない。スヤさんの頼みとあらば、力にならねばいけないからだ」
池部家の他にも、春野医師や玉名中学校の校長も四三への餞別をくれていた。
話を聞き終えた金栗四三は涙を浮かべ、金を受け取ろうとすると野口、橋本、徳三宝、福田源蔵らが割って入ってくる。
皆は金栗四三の後援会を作って、1,500円もの金を集めたという。
どっちも譲れなくなった金栗四三の渡航費は、実次が雑費として300円を寄付をして、残り1,200円は実次が納めることとなった。
すると、寄宿舎では拍手喝采が起こり、金栗四三は改めて皆に感謝し、精一杯走ることを誓うのであった。
出発準備
翌日、金栗四三と美川秀信は実次を浅草へ案内した。
凌雲閣の展望台から東京の景色を見下ろし、四三が言った。
「兄上・・・俺ぁ、生きて帰れるだろうか?」
ストックホルムまえの道のりを考え、四三は不安になったのだ。
そんな四三を実次は叱り飛ばす。
「お前が行かんと後が続かん!お前がそんな弱虫やったら、100年後のいだてんも弱虫になるぞ!心配すんな。皆無事を祈っとる」
気を取り直し、3人は凌雲閣を出ると小梅が実次に声をかけてくる。
「ちょいと遊んでかない?」
だが小梅は、美川が一緒だと気づき、人混みの中に消えた。
すると、美川は慌ててその後を追っていった。
実次が帰ったあと、金栗四三はストックホルム行きを前に、播磨屋の黒坂辛作から改良版の足袋を5足もらった。
「つま先とかかとだけ3枚重ねにしたよ。軽いだろ」
そして黒坂辛作はユニフォームまで用意してくれていた。
いつもぶっきらぼうな黒坂辛作の意外な優しさに、金栗四三は喜びを噛み締め礼を言った。
出発の2日前、寄宿舎では金栗四三の壮行会が開かれ、嘉納治五郎も出席した。
「今回の金栗くんの遠征には諸君らの多大なる後押しがあったと聞く。この友情に拍手を送りたい。ありがとう!」
金栗四三は壮行会の最後に挨拶をしたが、音痴なのを分かっていて誰かが「歌え!」とからかうと爆笑に包まれた。
ところが金栗四三は一曲歌うと言い出した。
「音痴ば克服しようと、ある人が教えてくれた歌です!歌います!」
そして金栗四三はスヤが教えてくれた『自転車節』を歌いだした。
この日は、スヤの嫁入りの日だったが、歌はヘタクソのままだった・・・。
泣かせる三島家、笑わせる治五郎
その頃、もう一人の代表選手・三島弥彦は天狗倶楽部の仲間の協力でグラウンドでトレーニングに励んでいた。
帰宅した弥彦はシマに呼び止められると、いつ母親に話すのかを問われた。
弥彦はまだストックホルム行きを母・和歌子に伝えていなかった。
和歌子はそもそもオリンピックに反対で、出場するなら縁を切るとまで言っていた。
心配するシマをよそに、弥彦は「余計なお世話」と言い自室に消えていった。
明治45年5月16日、背広を着た金栗四三は大勢に見送られながら新橋駅に向かった。
最後に三島弥彦が三島家の高級車に乗って現れた。
駅にも人々が詰めかけてホームはギュウギュウ詰め。
そんな中をかき分けてシマがやってきた。
弥彦は驚き、窓から顔を出すと、シマの後ろに兄・弥太郎、そして杖をついた母・和歌子も来ていた。
「弥彦!母上にちゃんと挨拶せんか!」
弥太郎に促され、弥彦は和歌子と話した。
「母上!弥彦は精一杯、戦ってきます!」
「当り前じゃ!お前は三島家の誇りなんじゃから」
そして和歌子は窓越しに、弥彦に風呂敷包みを渡した。
中には和歌子が自分で日章旗を縫い付けたユニフォームが入っていた。
その後、金栗四三と三島弥彦は車内で記者たちから取材を受けた。
調子のいい三島弥彦は流れるように話していたが、金栗四三は緊張して「はい」しか言ってなかった。
取材後、金栗四三は車内に野口、橋本、可児が乗っているのに気づいた。
人が多すぎてちゃんと見送れなかったので、思わず乗り込んでしまったという。
金栗四三が喜んでいると、不意に嘉納治五郎の姿がないことに気づいた。
「あら?嘉納先生はどこに?」
「ん?あぁ、乗ってないよ」
可児の回答に金栗四三はひっくり返るのであった。
次回 大河ドラマ「いだてん」第9話「さらばシベリア鉄道」あらすじ
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