大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」
第26話「西郷、京へ」あらすじ
平成30年大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」第26話「西郷、京へ」のあらすじ・ネタバレについて書いていきます。
詳細なネタバレもあるので先の展開を知りたくない方は、【ネタバレ注意】は読まないほうがいいです。
たまに、私がところどころふざけてセリフや文章を考えて書いているところがありもすが、決して本編の大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」ではそのようなことはありもはん。
なお、放送後の感想については、別ページで書いていきますのでそちらもよろしくお願いします。
西郷どん(せごどん)
第26話「西郷、京へ」
NHK公式 あらすじ
薩摩に戻った吉之助(鈴木亮平)は、一蔵(瑛太)の求めに応じ京へ。そんな西郷のうわさ話に花咲かせる男たちがいた。勝海舟(遠藤憲一)と坂本龍馬(小栗旬)、そして岩倉具視(笑福亭鶴瓶)だ。京では朝廷と幕府そして雄藩が合議で政を行う「参与会議」が開かれるが、一橋慶喜(松田翔太)はころころと意見を替え、島津久光(青木崇高)を徹底的に愚弄し会議は決裂。事態を打開するため吉之助は慶喜との再会を果たすが…。
西郷どん(せごどん)
第26話「西郷、京へ」
あらすじ【ネタバレ注意】
糸との再会
元治元年(1864)2月、ついに西郷吉之助は薩摩に戻った。
島津久光は吉之助を薩摩に留めようとしたが、京のいた大久保一蔵が「すぐに吉之助を京に送って欲しい」と藩主・島津茂久に手を回して上洛する運びとなった。
「西郷吉之助上洛」の知らせは、すぐに公家・岩倉具視、幕臣・勝海舟、土佐藩士・坂本龍馬、そして一橋慶喜と「ふき」にも届いた。
この頃、西郷家では祖母のきみが亡くなっており、家には弟の吉二郎、信吾、小兵衛と下男の熊吉だけだった。
市来家に嫁いでいた妹・琴はよく手伝いに来ていたが、貧乏な生活を余儀なくされ、家まで売って借家暮らしとなっていた。
そこへ大山格之助、海江田武次、村田新八が訪ねてきて、吉之助の帰還祝いをやってくれた。
久しぶりに酒を酌み交わしていると、信吾は吉之助が京に上がることを知り「長州の者どもが薩摩を悪くいふらしている」と京の現状を説明する。
『八月十八日の政変』によって薩摩藩と会津藩に京を追われてしまった長州藩は、ひどく薩摩を憎んでいるらしい。
その夜、吉之助は斉彬からもらった短刀と『CAGOXINA』と書かれた紙切れを取り出し、亡き斉彬に国のために働くことを改めて誓うのだった。
数日後、吉之助と村田新八は京に向けて出立した。
出発後すぐに吉之助は、橋の上で見知った顔と出くわした。
薩英戦争では糸の実家の近くまで火が回ったことを聞いた吉之助は、なにかあれば力になると告げて先を急いだ。
そんな吉之助の背中を糸はじっと見つめていた。
大久保一蔵の苦悩
京に着いた吉之助は、薩摩藩御用宿の「鍵屋」に向かった。
しかし、この鍵屋は長州びいきの者達から嫌がらせを受け、ガラガラの状態。
お虎一人が長州藩士の文句をボロクソ言っていた。
一蔵が「繁の家」にいることを聞いた吉之助がすぐに向かうと、部屋では必死に一蔵が畳を持ち上げて手のひらで回していた。
一蔵は、慶喜の側近・平岡円四郎や土佐藩の後藤象二郎、福井藩の中根雪枝を接待していたのだ。
真面目な一蔵がここまでして接待するのはワケがあった。
『八月十八日の政変』のあと、朝廷と幕府、雄藩が協力して政治を行うことになり、新しい体制が築かれることになっていた。
それは一橋慶喜、越前の松平春嶽、会津の松平容保、宇和島の伊達宗城、土佐の山内容堂、薩摩の島津久光による参預会議による政治体制だった。
しかし、この参預会議では一橋慶喜が攘夷と言ったり、開国と言ったりコロコロ意見を変えて、全員が困惑。
さらに久光にはまた『芋』呼ばわりして怒らせてばかりいた。
久光がキレて意見しようとすれば「無礼者!俺は将軍家名代として付き合ってやっているんだ!」と罵る慶喜。
これには他の参預の側近たちも振り回されて、一蔵もこのままでは新しい政治などできないと思い、せめて側近たちの心を繋ぎとめようと接待の席を開いたのだった。
客が帰り、ぐったりとする一蔵を慰めた吉之助と村田新八。
脇には見覚えのある女性「おゆう」がいた。
「おゆう」と一蔵にどこか親密そうな空気を感じていると、一蔵は「西郷吉之助」の評判はとんでもなく大きくなっていると告げる。
『あの斉彬が認め、日本という国のため、熱い志をを持って島に流された英雄』
それが他藩からの吉之助の評価だった。
そして一蔵は改めて吉之助にお願いした。
「薩摩を救ってくいやい、吉之助さぁ」
もちろんと答える吉之助に一蔵は涙を浮かべていた。
ヒー様との再会
翌日、吉之助は一蔵に連れられて島津久光と対面した。
吉之助を嫌う久光は、ほとんど話を聞かずに下がらせたが、久光自身も吉之助の力が必要であることは分かっていた。
薩摩藩邸とあとにした吉之助は、一橋慶喜のいる若州屋敷に向かったものの、門前払いをくらってしまう。
仕方なく鍵屋に戻ると、そこには「ふき」がいた。
聞けば「ふき」は、慶喜に身受けされて側女になったという。
そして「ふき」は先程の門前払いを詫び、改めて「繁の家」で面会したいという慶喜の意向を伝えた。
吉之助は急いで「繁の家」に駆けつけると、そこには懐かしい「ヒー様」姿の一橋慶喜がいた。
「変わらねぇな。牛男」
あの時の調子で話す慶喜であったが、かなり憂鬱そうな顔をしている。
すると慶喜は、都は荒れ放題で自分の屋敷も見張られていることを教えてくれた。
門前払いもその理由だったようだ。現に慶喜の屋敷の前には乞食の格好をした長州藩の桂小五郎が様子をうかがっていた。
誰が敵で、誰が味方かも分からないと嘆く慶喜に、吉之助は「薩摩はヒー様の味方です」と言う。
しかし、慶喜は「『芋』の話は無しだ」と聞く耳を持たない。
すると吉之助は、慶喜に「また逃げようとしている」と指摘した。
「開国をすれば天子様に背くことになり、攘夷をすれば異国を戦うことになる。どちらも恐ろしいから逃げようとしている」
痛い所を突かれた慶喜は「なぜ、幕府はこんなに弱くなった?あの憎かった井伊直弼は、本当はよく幕府を守り抜いていたんじゃないか?」と弱音を吐いた。
すると吉之助は「幕府が守らなければならないのは『幕府』ではありません。守るべきは『民』です」と言う。
さらに「徳川も薩摩も長州もない、今こそ手を取り合うとき!天下に号令をかけるのは一橋慶喜様しかいない」と力説した。
吉之助の言葉に亡き斉彬の姿を思い出した慶喜は、やっと久光に会うことを了承するのであった。
慶喜、コワイ・・・
ところが、久光は慶喜に会うことを断る。
久光は「慶喜には何を話しても無駄だ」と言って、吉之助には形だけのお褒めの言葉と軍賦役兼諸藩応接役という役目を与え、数日後には一蔵を連れて薩摩に帰ってしまった。
その後、若州屋敷から出てきた駕籠を襲う事件が起こった。
この時、殺されたのは慶喜の側近・平岡円四郎だった。
平岡円四郎が自分の身代わりになってが殺されたことを知った慶喜。
「やりやがった。誰だか知らねぇが、やりやがったな。今こそ手を取り合う?ふざけるな!」
慶喜の顔は恐怖と怒りで打ち震えていた。
吉之助は、久光との会見が不成立になった詫びを言うため慶喜のもとを訪れると、慶喜は笑顔で「久光に謝りたい」と言う。
慶喜は家臣が殺されたことで「こういう時こそ心と心で付き合いたい」と思ったらしい。
吉之助が感激して頭を下げると、慶喜の顔からは笑顔が消え、冷たい不気味な表情を浮かべていた。
西郷どん(せごどん)
放送後の感想について
放送後に別ページにまとめています。