大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」
第42話「両雄激突」あらすじ
平成30年大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」第42話「両雄激突」のあらすじ・ネタバレについて書いていきます。
詳細なネタバレもあるので先の展開を知りたくない方は、【ネタバレ注意】は読まないほうがいいです。
たまに、私がところどころふざけてセリフや文章を考えて書いているところがありもすが、決して本編の大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」ではそのようなことはありもはん。
なお、放送後の感想については、別ページで書いていきますのでそちらもよろしくお願いします。
西郷どん(せごどん)
第42話「両雄激突」
NHK公式 あらすじ
西郷(鈴木亮平)は、留守政府を担い旧佐賀藩士の江藤(迫田孝也)らと近代化政策を推し進めていた。大久保(瑛太)が1年半ぶりにようやく帰国。欧米使節団は条約改正にことごとく失敗し、政府内で孤立する大久保。西郷は朝鮮国との外交問題解決のため単独で朝鮮に渡ろうとしていた。欧米列強の文明のすごさに圧倒され、内政改革が急務と考える大久保は、戦争を誘発しかねない使節派遣に断固反発し、西郷との対立を深めていく。
西郷どん(せごどん)
第42話「両雄激突」
あらすじ【ネタバレ注意】
菊次郎のアメリカ留学
明治5年(1872)の年末、東京の西郷隆盛の長屋にはアメリカ留学に向かう菊次郎と、 琴の息子・市来宗介が身を寄せていた。
そんな折、ロンドンの大久保利通から手紙が届いた。
使節団が出発してからすでに1年が経過していたが、手紙には不平等条約の改正は全く相手にされず、欧米の近代化ははるかに進んでいることが書かれていた。
また、長いヒゲを伸ばした大久保の写真も同封されていた。
写真を見て隆盛は「似合っちょらんな」と笑い、「キバいやんせ。おいもキバっど」と呟くのであった。
年が明けた明治6年(1873)、菊次郎と市来宗介がアメリカに発つ日がやってきた。
トランク片手に洋装に身を包んだ菊次郎の髪を、隆盛は器用に整えて「アメリカの農業を学んでこい」と言う。
「なぜ農業?」と首をかしげる菊次郎に、隆盛はアメリカには豊かな農民が多くいて、作物などの育て方が学問として成り立っていることを伝えた。
農業が国の土台であるという隆盛の言葉を噛みしめ、菊次郎はアメリカに出発。
隆盛は夢と希望に満ち溢れた若者たちをまぶしそうに見送った。
一方、留守政府では土佐と肥前のメンバーが主導権を主張し始めて混乱に陥っていた。
廃藩置県によって政府が信用されていない今、隆盛は改革の必要性を感じていた。
使節団が帰ってくるまで新規の政策を行わないという約束を破ることになると従道は心配していたが、隆盛は大久保なら分かってくれると信じていた。
山縣有朋と共に進めていた軍制改革は従道に任せ、会議室に入ると江藤新平、後藤象二郎、板垣退助が大蔵大輔・井上馨に詰め寄っている。
井上は不正を行い私腹を肥やそうとしていると言われて弁明したが、隆盛に問い詰められると黙ってしまう。
隆盛は井上に「おはんは、ここを去らねばいかん」と言うと、三条実美が驚き「いつから薩摩は土佐や肥前に肩入れするようになった?」と小声で聞いてきた。
隆盛は「いつまでそんなこと言ってるのですか」と呆れ、「もう使節団の帰りは待っていられない。これからは皆が一枚岩となって政治を行う必要がある。」と残る面々に宣言。
「これ以上、何もしないのは民への裏切りと同じ」と言う隆盛の言葉に皆が賛同し、その後留守政府は「地租改正」、「徴兵令」など次々と新しい政策を立てていくのであった。
大久保利通の帰国
5月5日深夜、隆盛が執務室で仕事をしていると焦げ臭い匂いがした。
宮中が火事になっていると聞いた隆盛はすぐに皇居に駆けつけると、桐野利秋が消化活動を指揮しているところだった。
この時、明治天皇は無事避難していたが、火事で宮殿や太政官庁は丸焼けとなってしまった。
心身共に披露した隆盛は帰宅するなりぶっ倒れ、2日間寝たままだった。
医者が働きすぎを諫めるが、隆盛は「休んでる場合ではない」と立ち上がろうとする。
しかし、従道や小兵衛に「兄さぁも46じゃ。父上が死んだ年とそう変わらんど」と言われ、さすがの隆盛も「ほうか・・・分かった」とおとなしく従うこととなった。
しばらくして、療養中の隆盛のもとに大久保が土産を持って現れた。
使節団より一足早い帰国だった。
隆盛はヒゲが似合っていないことをバカにして笑わせようとしたが、大久保の表情は硬い。
帰国を喜んでいたのは大久保を呼び戻した三条実美だけで、政権の掌握していた江藤たちからは「ここにあなたの席はない」と追い返されていたからだった。
莫大な費用を使ったわりに何の成果もなかったと肩を落とす大久保だったが、イギリスの産業革命については熱く語ってきた。
「そのすごさは見た者にしか分からない。だから江藤たちはダメだ。岩倉具視たちが戻ったら辞めさせてもう一回、自分たちで強い国を作ろう。」
真っすぐに見つめてくる大久保であったが、隆盛は「それはできん」と断った。
江藤新平たちは自分たちなりに留守政府を支えている。
そこに大久保らが再び加わって、共にやっていきばいいのではないかという隆盛の意見だった。
黙って聞いていた大久保は「おいは結局、おはんには勝てん。おはんの天下じゃ。おいは政府を去る。おいにも譲れん理想があっとじゃ。あとは任せた。」と言い残し、去っていくのであった。
征韓論争
数日後、隆盛が復帰するやいなや、朝鮮との国交問題が浮上した。
江戸時代には交易を行っていた両国であったが、明治維新後の欧米化する日本に対し朝鮮は国交断絶を宣言してきたのだ。
このため、板垣退助はすぐに軍艦を派遣して非礼を詫びさせるべきだと主張したが、隆盛はあくまで礼節を重んじ、全権大使を派遣して交渉による関係改善を求めた。
そして隆盛は危険を伴う全権大使の役目を自分が担うという。
一刻を争う事態ではあったが、三条実美は決断を決めかね、大隈重信も岩倉たちの帰国を待った方がいいのではないかと主張する。
「堂々たる一国の政府が何も決めれないのなら、こんな政府やめちまえ!」
隆盛の喝に反論する者は誰もいなくなり、「西郷隆盛の朝鮮派遣」は決定した。
大久保が顔を見せなくなってからというもの、隆盛は政府には大久保が必要だと感じるようになっていた。
そんな中、使節団が帰国し、留守政府は岩倉に「西郷隆盛の朝鮮派遣」の承認を求めた。
留守政府は閣議決定された事項を形式的に承認してもらうものだと考えていた。
しかし、その場に突如として大久保が現れ「西郷参議の朝鮮派遣のこと、私は今一度考え直すべきだと思います。」と発言する。
隆盛を見つめる大久保の目は冷たいものに変わっていた。
次回 西郷どん(せごどん)第43話「さらば、東京」あらすじ↓
西郷どん(せごどん)
放送後の感想について
放送後に別ページにまとめています。