大河ドラマ西郷どん(せごどん)
第20話「正助の黒い石」【感想】
この記事では大河ドラマ西郷どん(せごどん)の第20話「正助の黒い石」の感想と、勝手にMVPを決めています。
奄美大島編、休憩タイム
この第20話「正助の黒い石」、奄美大島で吉之助と愛加那がラブラブタイムに突入して、大久保正助が主人公になっていました。
完全に奄美大島編の休憩タイム。
まぁ奄美大島での西郷隆盛の逸話って、そこまで多くないし、ほとんど大河ドラマでも描かれてますからしょうがないんですけどね。
でも、この第20話の大久保正助の話、私はかなり好きです。
第20話、初っ端に大久保次右衛門さんが大河ドラマから退場宣言して、正助が大久保家を任される。
好きなように生きろという父には、藩を変えると宣言していた正助ですが、その方法については何も語らない。
それが大久保正助という男のやり方。
暴発寸前の仲間たちの情報を、ご隠居さま(島津斉興)に報告して信頼を得ると、島津久光にも「碁」を通じて接近。
つまんなそうに生きている久光に、斉興が死んだら「国父」になって斉彬の遺志を継ぎ、国を変えて欲しいと正助は言っていましたが、あれって本気?吉之助を助けるために乗せようと言ってみただけ?
確かに薩摩藩の立場的には久光しかいないんだろうけど、正助はこの久光のどういうところを評価して、そんなことを言い出したのかさっぱり分からない。
まぁ、この大河ドラマでの説明不足は今に始まったことではありませんけどね。
結果的に久光は「国父」の肩書きが気に入って、正助のことも信用しちゃう。
単純すぎるぞ、久光・・・・。
こんな単純な奴が、国を変えれると思ったのかよ正助・・・。
一方、正助の嫁・満寿は、お由羅の女子会に参加。
口だけで権力者に気に入られるのは、さすが正助の嫁。
そして単純すぎるぞ、お由羅の方・・・。
さすが久光の母。親子そろって乗せられやすい。
そして満寿を気に入ったお由羅は「大事に可愛がってね」と子犬を渡して半ば脅迫。
コワすぎる・・・。
絶対に子犬を死なせられねぇっす。
その後、満寿がお由羅から頂いたかわいいワンちゃんを正助から必死に隠す。
物語的には全く必要ないけど、犬がカワイイから許すw
その後、斉興がご病気に。
久光は最後まで我慢して反抗しようとしていましたが、最後の最後で「死なないでお父ちゃん」と泣きすがる。
情けない?
いやいや、頑張った方ですよ。この人にとってはねw
父も兄も、考え方は違っても偉大な薩摩藩主であったことには変わりはない。
今後は、自分が藩を背負っていかなければならないという不安もあったのでしょう。
弱冠、久光に同情してしまった。
斉興が死んでしまうと「寂しいから」といってお由羅の方がワンちゃんを引き取りに大久保家へ襲来。
突然の妖怪の襲来に、大久保家だけでなく、お隣の西郷家もビックリ!
妖怪を見た熊吉の「美しい・・・・・着物が。」という倒置法を駆使したツッコミには芸人魂を感じましたww
久光に気に入られ、お由羅の方にも気に入られ、すっかり仲間たちに嫌われてしまった正助。
でも正助がやっていることは、全て「西郷吉之助」を薩摩に戻すため。
「西郷吉之助」という太陽がなければ、「大久保正助」という月も輝けない。
大山格之助も、有村俊斎も、有馬新七も、村田新八も同じ。
でも、正助は自分の思いを、仲間に相談することはしない。
それが大久保正助という男のやり方w
めんどくさい男w
でも、ちゃんと頭を下げた正助は逆にカッコイイね。
胸の中にある熱い思いが伝わってくる。
しかし、大山格之助たちの立場になったら、ホントに「先に言えよ」って感じ。
「俺たち信用してないの? えっ? 俺たちのこと頭悪いと思ってる?」って言いたくなる。
確かに、大山格之助たちはちょっと頭悪そうだけどさぁ~正助ヒドイよw
でも、それが大久保正助という男のやり方www
そして舞台はイチャイチャしてる吉之助と愛加那のもとへ。
木場伝内がやってくると、ちゃんと愛加那はバっと離れて、よそよそしく後ろ向いてた。
そういう細かい演技がいいね。
木場がもってきた書状で、井伊直弼は半分ナレ死。
大河ドラマ直虎から、井伊家にハマった私にとっては悲劇のシーンでした。
しかし、この井伊直弼は最初から最後まで表情を変えなかったね。
ご先祖さまの井伊直虎や井伊直政は、あんなに感情の起伏が激しかったのに・・・ww
→愛加那とイチャつく間に起きた「桜田門外の変」と「井伊家のその後」
最後は、吉之助と愛加那の別れの雰囲気を醸し出して終了。
来週は泣かされそうだなぁ~。
第20話「正助の黒い石」
深堀り記事
第20話「正助の黒い石」
勝手にMVP
今回のMVPは、大久保満寿。
大事なことを話さない、めんどくさい夫・大久保正助とよくここまでやってきたなと思った。
一体、家ではどういう会話していたんだろう?
本音で語り合ったことあったんだろうか?
それでも夫の出世のために、色々手を尽くすなんて本当にスゴイ嫁。
「西郷吉之助にならなくてもいい」という言葉は、どれだけ正助を癒したことか。
篤姫といい、愛加那といい、満寿といい、やっぱりこの大河ドラマは女性の性格がホントに素晴らしい。
次回 第21話「別れの唄」
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