大河ドラマ西郷どん(せごどん)
第41話「新しき国へ」【感想】
この記事では大河ドラマ西郷どん(せごどん)の第41話「新しき国へ」の感想と、勝手にMVPを決めています。
急にどうしたよ?国父さま
大河ドラマ西郷どん(せごどん)の第41話「新しき国へ」どうでしたか?
今回は、明治天皇と島津久光の回でしたね。
決してカッコよくはなかったけど、特に国父さま・島津久光が西郷隆盛に贈ったエールがホントに胸に刺さりました。
では、第41話「新しき国へ」のおさらいと感想です。
ドラマは開始早々、国父さまの憂さ晴らしの花火大会で幕開け。
実際も一晩中、ドンパチやってたらしいけど、鹿児島市民にとっちゃクソ迷惑な話ww。
程よくやってくれりゃ、「わーキレイ!」で済むけど、一晩中やられたら「まだ、終わらねぇのかよ?」って普通はなるわな。
終わらない花火大会、マジきつい。
さらに国父さまは、髪を切って洋服を着る大山綱良(格之助)と桂久武に八つ当たり。
髪をぐしゃぐしゃにして、「何やこの服!カラスか!」って、もはやパワハラ。現代なら訴えられてます。
でも、この八つ当たりとさっきの花火で国父さまの気持ちが晴れてしまったのだから、それはそれでスゴイかもww。
一方、政府では岩倉使節団の欧州派遣が決定。
問題が山済みの時期に、こぞって海外旅行とは政府はどうかしちゃってんじゃない?
「各国の先進性を自分の目で見てこないといけない」
いや、説得力あるようだけど、岩倉具視は完全に修学旅行気分でしょ。あれはww
一応、明治天皇直々の「いってらっしゃい」のお言葉には感動していたようだけど。
政府では、いつの間にか元薩摩藩士の若手メンバーも出世してた。
蛤御門の変で長州力を撃ち殺した川路利良は、使節団に入ってポリスメンになるらしいし、香水つけてチャラチャラしだした桐野利秋(中村半次郎)は陸軍へ。
そんな中、明治天皇の侍従(教育係的なやつ)に取り立てられた村田新八だけは浮かない顔。
これを見た西郷は3人の特徴と、いかにその職にむいているかを説明してました。
「冷静な川路はポリスに向いてる。熱い桐野は軍人に向いてる。そして・・・・新八は・・・ただのハラペコ野郎だ」www・・・ちょっと違うwww
まぁ、確かにあの新八のような純粋な心がないと天皇の側にはいられないのかもね。
一緒に任命されてた山岡鉄舟さんも、バカがつくぐらい正直で純粋な人だから。
このあと、西郷は時代遅れな公家たちから反感を浴びながらも、天皇の行幸(日本一周の旅)を企画し、出発した岩倉使節団からは留守政府を任される。
しかし、すぐに留守政府内では汚職事件が発生して、山縣有朋が陸軍を辞めさせられる。
山縣有朋を演じているのは、大河ドラマ真田丸で直江兼続を演じていた村上新悟さんだけど、今回はかなりの汚れ役だなぁ~。
酒飲んでるとことか、完全に悪役ですやん。
山縣有朋も登場してすぐにコレってかわいそう。
ここに至るまでに、倒幕の時に登場させて欲しかったわ。
西郷の企画した日本一周旅行で、天皇陛下が鹿児島にやってくると、ここで再び国父さまが登場。
洋服を身にまとう天皇陛下に、洋服反対の国父さまは悔し涙を流し、廊下で西郷にイヤミをタラタラ。
でも、二人きりになると、国父さまが思いがけない言葉を・・・。
「兄上(斉彬)が今の日本を見たら、どげん思わるっか・・・・」
久しぶりに出た『斉彬』の言葉が胸に突き刺さる西郷。
「きっと、お嘆きになられ、おいは・・蹴り飛ばされるに違いあいもはん。今のままでは ~省略~ 顔向けできもはん」
ここから、これまで嫌われ役を担ってきた国父さまが突然の名誉挽回。
「思った通りにやれ。やるだけやって倒れたら、あとは若い者に任せて薩摩に戻ってくればよか・・・・・・・・・・」
国父さま、急にどうしたよ?
西郷への突然の優しい言葉、マジでグッとくるんですけどー。
でも、泣かないんすね・・・西郷www
国父さまの、いままでのバカっぷり、嫌われっぷりは、この回までのフリだったのか?
最後の最後で国父さまの評価が、大暴騰した回でした。
第41話「新しき国へ」
深堀り記事
第41話「新しき国へ」
勝手にMVP
今回のMVPは、間違いなく島津久光でしょ。
ここにきて、これまでのマイナスイメージを一気に回収していきました。
本当に今までの嫌われ役としての久光は、この回までのフリだったんじゃない?
見終ってからは「久光=いい人」になってしまったよ。
次回 第42話「両雄激突」
【あらすじ】と【期待度】について