大河ドラマ西郷どん(せごどん)
第2話「立派なお侍」【感想】
この記事では大河ドラマ西郷どん(せごどん)の記念すべき第2話「立派なお侍」の感想と、勝手にMVPを決めています。
鈴木亮平の西郷吉之助登場!
第2話「立派なお侍」どうでしたか?
早くも登場した鈴木亮平の西郷吉之助。
そして、ぞくぞくと登場したのちの明治維新を成し遂げる志士たち。
これから楽しみです。
冒頭は、いきなり18歳になった西郷小吉あらため西郷吉之助が、年貢取り立て役として村へ。
そこで、借金取りに連れていかれそうになっている農家の子・ふきを見かける。
この「ふき」って子が、演技うまいね。
思わず、もらい泣きしてしまう。
で、吉之助は借金取りに自分の給料と、上司がもらっている賄賂の金を渡して、一時追っ払うことに成功。
家に帰った吉之助は、家族に渡す金がなく、みんなから責められまくる展開。
そりゃそうだ(笑)
一体、何人家族なんだよ!(調べてみれば10人家族)
それを父・吉兵衛と吉之助の給料だけで喰わせないといけないのに、全部人にあげてしまうんだもの。
誰でも怒るでしょ。
でも、それが吉之助。
それでこそ西郷隆盛。
だからこそ、西郷さんは歴史に名を残す人物なんだよな。
ふきを助けたあと、西郷の盟友でライバル、大久保正助(利通)など主要人物がぞくぞく登場。
大久保利通は、史実でも胃が弱くて、剣術があまり得意ではなかったと伝えらており、そのエピソードを盛り込んできました。
黒木華の岩山糸をひと目見て、大久保正助は気になっていたようですが、史実では岩山糸は西郷の15歳年下。
大久保正助は、西郷の3歳年下ですから、15歳の大久保が、3歳の糸が気になったってことになります。
こわっ(笑)
まぁドラマだから気にしない、気にしない。
大久保正助15歳
岩山糸3歳(笑)
その後も、貧困にあえぐ農民の為、家老・調書広郷に談判にいく吉之助。
やれるもんなら、やってみろって感じの調書広郷さんって、メチャクチャ悪役っぽい。
でも調書広郷は、島津斉興も大久保正助も言っていた通り、この人がいなかったら薩摩藩はとっくに潰れてたってぐらい藩の財政を立て直す大働きをした人。
本来ならば、吉之助のような下級役人がおいそれと会える人物ではないのに、簡単に会えるのが驚き(笑)。
まぁこれもドラマだから気にしない。
→薩摩藩の財政を立て直し斉興をかばって死んだ「調書広郷」とは
やってみやがれ!
調書広郷に、定額で年貢を納める「定免法」から、取れ高に応じて年貢を納める「検見取」に変えることを承諾させた吉之助。
これで困窮する農民を救えると意気揚々と村に行きますが、農民たちは藩に内緒で「隠し田」を持っていて逆に迷惑。
「隠し田」って、前回の大河ドラマ「おんな城主直虎」の「隠し里」みたいなもんか。
でも、調書広郷は、それを黙認していて吉之助に「やれるもんならやってみろ」って言ったんだろうな。
こりゃ調書広郷の方が一枚上手だわ。
困った吉之助、どうするのかと思ったら、赤山靱負と通じて島津斉彬に訴えることに決める。
えっ?で、年貢どうすんのよ?どっちでいくんだよ・・・
まぁ農民たちが戻して欲しいって頼むんなら、吉之助は「定免法」に戻すんだろうけど、正義感の強い吉之助はこのあと「隠し田」のことは内緒にするんだろうか・・・
その後、斉彬に会うために書状を持って、朝一で出かけた吉之助。
途中で、岩山糸からまた農民の娘・ふきが連れていかれそうになることを知る。
すると、吉之助は斉彬に会うことを諦め、ふき救出へ向かうがあえなく失敗。
目の前の小事にとらわれ、大事を捨て、そして結局、小事も解決できなかった。
普通なら「なにやってんだよ」って話だけど、吉之助にとっては大事も小事もない。
そのどんくささというか、不器用な生き方がまさに「西郷さん」。
その人間臭さが、本当に好感もてる。
連れられていった娘・ふきが残した「立派なお侍さん」の言葉が胸に突き刺さりました。
現代にも、こんな政治家が日本にいたらいいのになと思います。
全員がこんなのだったら困りますけど、一人ぐらいいてもいいじゃない。
ちなみに、ネタバレになりますが連れ去れた娘・ふきは、のちに吉之助と再会します。
今からその時のギャル化したふきが楽しみです(笑)
成長したふきを演じる高梨臨
第2話「立派なお侍」
深堀り記事
第2話「立派なお侍」
勝手にMVP
今回のMVPは、こんな人がホントにいたらいいなという期待も込めて西郷吉之助。
他人の気持ちになれる男こそ、私が尊敬する西郷さん。
まだまだ、これから泣かされそうです。
演じている鈴木亮平も、西郷=鈴木亮平となるぐらい頑張って欲しい。
期待してます!