大河ドラマ西郷どん(せごどん)
第38話「傷だらけの維新」【感想】
この記事では大河ドラマ西郷どん(せごどん)の第38話「傷だらけの維新」の感想と、勝手にMVPを決めています。
瞬殺された西郷吉二郎
大河ドラマ西郷どん(せごどん)の第38話「傷だらけの維新」どうでしたか?
この回は完全に吉二郎の回でしたね。
はい。私は当然ながら号泣してましたww
では、第38話おさらいと感想です。
開始早々は、前回の最後に突如現れたポケモン、いや長州藩のゆるキャラ「大村益次郎」が登場。
ブサキモのゆるキャラ
彰義隊を宣言通り半日で殲滅するわけですが、この戦いの中で次々と目の前で倒れていく兵士たちを見て、西郷吉之助は複雑な表情。
思わず「いまさらじゃね?」とツッコミそうになってしまった。
最近、吉之助のキャラのブレ方がハンパない気がするんですが・・・
突然、好戦的になったり、かと言えば無血開城で平和的になったり。
勝海舟の一言だけでこんなに変わるもんですか?
何か、ここ数話の西郷吉之助の心境がいまいち掴めない。
描き方がちょっと雑なような気がするんだよなぁ~。
その後、大村益次郎から依頼を受けた吉之助は久しぶりに薩摩へ。
すると、西郷家には子供がいっぱい。
いつの間にこんなに増えたんだっけ?
赤ちゃんと女の子は、吉二郎と琴の子?
男の子が吉之助と糸の子「寅太郎」かな?
ここらへんももう少し丁寧に描いて欲しいところ。
そんな家族に、小兵衛が戦自慢。
全部、信吾の話なのに自分のことのように話すコミカルな小兵衛。
そんなキャラだったっけ?小兵衛ってwww
そしてここからが吉二郎の出番。
西郷吉之助が活躍するたびに、金の無心にくるよく分からない連中のことまで助けていた吉二郎。
「困った者はほっとけない。追い返せば西郷吉之助の名に傷がつく」
何という出来たお人。
でも、この感じ・・・・なんか・・・ヤバくね?
その後、戦場に向かう兄弟たちを見つめたり、畑仕事に棒っきれを持って行ったり、なぜか信吾に剣で挑んで、キレられたりなど吉二郎がメインで話が進む。
そんな中、帰宅した吉之助を待ち受けていたのは口やかましい西郷家の長女・琴。
兄・吉之助に対して超強気の琴姉さんww
何を言い出すかと思えば「吉二郎に何か買ってあげなさい」。
ん?このタイミングで言うのことなのか?ww
すると、吉二郎は「戦に行きたい」と吉之助におねだりし、一回でいいから「侍」として生きたいと言いだす。
あ・・・さっき感じた・・・この感じ・・・そうか・・・これって死亡フラグ立ってやがるなwww
これまで目立っていない脇役を死なせる時に、その人に突然スポットをあてるという、大河ドラマ特有のやつや。
そして案の定、吉二郎は撃たれて死亡。
あ~ぁ、いわんこっっちゃない。
死の間際に「侍働きができて嬉しかった」と言ってたけど、ホントに吉二郎は「侍」として死ねたことに満足だったんだろうか?
きっと悔しかったと思うんだよな~・・・なんで俺なん?みたいな。
本心は分からないけど、最後まで吉之助のことだけを思って話す吉二郎の最期はホントに泣けたわ。
そして、戊辰戦争がナレーションで終わらされ、時代は明治へ。
ここで吉之助は大久保一蔵に「薩摩に帰らせて欲しい」とお願い。
すると「幕府を倒せ。新しい日本を作れっちゅうたんはおはんじゃ」と一蔵が激怒。
いや、確かに一蔵の言う通りだよ。
いくら多くの人を死なせて、弟を失ったとしても、責任の取り方って「薩摩に帰る」ってことでいいのか?
分からん・・・吉之助の真意が全く分からん・・・。
困惑する一蔵に、最後は子供の頃から持っている「カゴシマ」の紙っ切れを渡して去っていく吉之助。
この紙に何が込められてるっていうんですか?
そして、なぜか一蔵は大爆笑。
ん~・・・最後の一蔵の寂しそうな後ろ姿は分かるけど、何かスッキリしない・・・。
どうも登場人物の心の動きがよく分からんのですよ。この大河。
そんなこんなで薩摩に帰った吉之助は、さっそく形見のチリ毛を吉二郎の妻・園に手渡して吉二郎戦死の報告。
この時、吉之助は吉二郎がずっと内緒でお金貯めてくれていたことをを知って大号泣。
しばらく涙を流してなかった吉之助にやっと涙が戻って来ました。
「真意が分からん」とかなんだかんだ言ってても、さすがにこっちももらい泣きしたわ。
これで吉之助のよく分からなかった「戦の鬼」モードは終了ってことで。
ところで、結果論ですが琴がおせっかなこと言い出さなきゃ、吉二郎は戦に行かずに生き延びていたんじゃないか?
なんか、琴もかわいそうだなぁ~・・・
私のせい?
第38話「傷だらけの維新」
深堀り記事
第38話「傷だらけの維新」
勝手にMVP
今回のMVPは、やっぱり西郷吉二郎でしょうね。
だいたい死なせる時には、それなりのエピソードをブチ込んでくるってのが大河ドラマですから、MVPになるのは当然と言えば当然の結果。
家を必死に守っていた吉二郎がずっと抱いていた「侍」として思い。
死んだ後で発覚する兄のために残したヘソクリ。
泣かせるために、ここまで温存された話なんでしょうが、突然すぎるといえば突然すぎたところがちょっと残念だったかも。
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