大河ドラマ西郷どん(せごどん)
井伊直弼 特集
大河ドラマ西郷どん(せごどん)の第9話から登場する佐野史郎が演じる彦根藩主・井伊直弼。
佐野史郎といえば、よほど井伊家に縁があるのか、前年の大河ドラマ「おんな城主・直虎」でも今川義元の軍師・太原雪斎を演じていましたよね。
太原雪斎は、幼い直虎(おとわ)にある程度理解を示していたちょっぴりイイ人の雰囲気でしたが、どうやら今回の井伊直弼は完全に悪役のイメージ。
そんな井伊直弼は、どんなドラマでも権勢を振るって人を追い詰める「敵」のような描き方をされることが多いですが、史実を細かく見てみると「なんか気持ち分かるな」って思えるところも多々あります。
ここでは井伊直弼の生涯や関わった出来事から、少しだけでも井伊直弼を好きになれるような記事を集めました。
ヒドイこともしてますが、直虎や直政、小野政次が繋いだ井伊家の末裔・井伊直弼の気持ちを共感してあげて下さい。
ガンバレ!直弼!ご先祖も見てるぞ!
井伊直弼の生涯
最初に紹介するのは、井伊直弼の生涯をまとめた記事。
あまり描かれることのない大老に就任する前から、桜田門外で殺されるまでをなるべく中立な立場で紹介しています。
この記事では井伊直弼に同情することはないと思いますが、ザックリと井伊直弼を知りたい方にオススメします。
井伊直弼が意外な一面を見せた「日米修好通商条約」
この記事は「日米修好通商条約」について紹介していますが、井伊直弼が大老になる直前の日本の置かれた状況や、「日米修好通商条約」調印時に見せた井伊直弼の意外な行動が分かります。
井伊直弼は勝手に不平等条約を調印したと思われがちですが、実はこの人、条約調印にはとても慎重な立場をとっています。
さらに意外にも大老就任直後は、他の幕臣たちに好き勝手やられて、少し気の毒な印象を受けます。
だから井伊直弼は、その後に安政の大獄を起こしてしまったのかな?
ブチギレ井伊直弼!「安政の大獄」
この記事は井伊直弼が行った悪名名高い大弾圧「安政の大獄」について紹介しています。
井伊直弼は、この「安政の大獄」によって後世に悪名を残して、ドラマでも悪役に描かれてしましますが、当時の幕府が抱えていた「将軍継嗣問題」と「条約勅許問題」の中で必死に幕政を導こうとしたところを評価してあげて下さい。
強引なやり方もしていますが、前述の「日米修好通商条約」の記事のとおり井伊直弼は意外な一面も持っていて、本当に大変な時期に大老を任されたんだと思います。
それなのに周囲からはムチャクチャに言われ、全く理解をしてくれない・・・
そりゃキレますよ。誰でもw
この記事はかなり井伊直弼に寄った書き方になっています。
井伊直弼の最期「桜田門外の変」と「井伊家のその後」
この記事は井伊直弼が最期を迎える「桜田門外の変」について紹介しています。
大老という幕府の最重要ポストが浪士によって殺されるという前代未聞の大事件「桜田門外の変」は、大河ドラマ西郷どん(せごどん)でも西郷は手紙で知ることになり、あまり詳細に描かれることはありませんが、実はこの事件には西郷の旧知の友である有村俊斎の弟たちが深く関与しています。
この記事では、事件の発端から事件後まで少々長い記事になっていますが、「桜田門外の変」と「井伊家のその後」についてまとめてありますので大河ドラマ「おんな城主 直虎」ファンも是非ご覧になって下さい。
井伊直弼の懐刀「長野主膳」
この記事は、大河ドラマ西郷どんで吉之助たちを襲った謎のお面の男・長野主膳について紹介しています。
とにかくこの長野主膳はうさんくさいw。
出自不明で、彦根藩主になる前の井伊直弼を弟子として迎えて、そのツテで京都の公家たちと交友。
井伊直弼が幕政で権勢を誇るようになると、京都で裏工作などを引き受けます。
おそらく、そんな黒いイメージが今回の大河ドラマでの長野主膳のキャラを作っていったのかと。
そういう人物だから、最期はやっぱりロクな死に方はしていません。
井伊直弼の親友「堀田正睦」
この記事では、大河ドラマ西郷どんで藤木直人が演じた阿部正弘と、佐野史郎が演じた井伊直弼の間に、幕政を担っていた老中首座・堀田正睦について紹介しています。
『開国派』、『南紀派』であった堀田正睦は、阿部正弘から老中首座を譲られると条約締結に向けて尽力。
しかし、それがうまくいかない堀田正睦は、『一橋派』に寝返って何とか幕政を整えようとしました。
それがもとで堀田正睦は井伊直弼に排除されてしまいますが、実はこの二人はペーペー時代からの親友の間柄。
幕府を、日本を何とかするため、お互いの意見は分かれてしまいましたが、きっと胸の内はお互いを認め合っていたと思います。
井伊直弼を利用しようとした「松平忠固」
前述に「日米修好通商条約」には井伊直弼は慎重だと書きましたが、条約調印を強引に進めていたのはこの松平忠固。
松平忠固は井伊直弼と同じ『南紀派』で、井伊直弼を大老に推したのもこの人。
しかし、松平忠固は井伊直弼を利用しようとしていただけで、条約調印を巡っては意見が対立して井伊直弼を孤立させます。
この記事は、一癖も二癖もある人物・松平忠固について紹介しています。
井伊直弼と同じ「南紀派メンバー」
その他で紹介するのは、井伊直弼が「将軍継嗣問題」で形成した『南紀派』のメンバー紹介の記事。
前述の長野主膳や松平忠固の記事も含まれていますが、他にも井伊直弼に協力した人物をまとめてあります。