大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」
第14話「慶喜の本気」あらすじ
平成30年大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」第14話「慶喜の本気」のあらすじ・ネタバレについて書いていきます。
詳細なネタバレもあるので先の展開を知りたくない方は、【ネタバレ注意】は読まないほうがいいです。
たまに、私がところどころふざけてセリフや文章を考えて書いているところがありもすが、決して本編の大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」ではそのようなことはありもはん。
なお、放送後の感想については、別ページで書いていきますのでそちらもよろしくお願いします。
西郷どん(せごどん)
第14話「慶喜の本気」
NHK公式 あらすじ
アメリカ総領事ハリスが将軍家定(又吉直樹)に謁見するが、幕府は対応策がなく混迷を極めていた。江戸に戻った吉之助(鈴木亮平)は橋本左内(風間俊介)とともに一橋慶喜(松田翔太)将軍擁立運動を進めるが、慶喜は将軍になることを固辞。大奥では篤姫の嫁入りに一橋派の策謀があったことを知った本寿院(泉ピン子)は大激怒。吉之助と左内は八方塞がりとなる。さらに井伊直弼(佐野史郎)が放った刺客が慶喜に迫っていた。
西郷どん(せごどん)
第14話「慶喜の本気」
あらすじ【ネタバレ注意】
家定と篤姫
安政4年(1857年)江戸ではアメリカ総領事のハリスが日米和親条約に基づいて、将軍・家定との謁見を要求し、ついに家定がハリスに会うことになった。
江戸城書院で、家定は椅子に座り、ハリスは立ったまま家定に挨拶する。
すると家定は顔をそらして床を踏み鳴らす。
堀田正睦をはじめとする幕府重臣たちはハラハラドキドキ。
当の家定は、気にする様子もなくハリスに応える。
家定が「遠国よりの書簡を嬉しく思う。友好を保ちたいと大統領に申し述べるべし」ときちんと挨拶を返し、老中たちは一安心。
しかし、家定は嬉しそうに「遠国よりの書簡を嬉しく思う」と何度もリピート。
堀田は焦って、通訳・ヒュースケンに書簡を差し出させて何とか乗り切った。
その後、家定は大奥の篤姫の部屋でも得意げに「遠国よりの書簡を嬉しく思う」を繰り返す。
家定は、謁見の前に篤姫と何度も練習していたのだった。
篤姫が「ご立派でございます」と笑顔を見せる。
すると家定は「御台が笑うと、余も嬉しく思う。御台とも、幾久しく、友好を保ちたいものだ」と言って篤姫を笑わせる。
うつけと呼ばれていた家定は、いつの間にか篤姫と通じ合っていた。
やる気だせよ慶喜
一方、熊本で色々勉強した吉之助と正助は、斉彬の考える国作りを実現しようと決意。
そして吉之助は江戸へ旅立ち、正助は薩摩に戻った。
江戸に着いた吉之助は、斉彬からの書状を松平慶永に渡すため、越前藩邸に向かった。
慶永のところには橋本左内もいた。
書状には慶喜を次期将軍に擁立するため、吉之助を自由に使うよう書かれていた。
理解者であった阿部正弘が亡くなってから状況は厳しく、老中首座の堀田は頼りない上に、慶喜の父・斉昭の評判も悪かった。
慶永は、慶喜自身がやる気を出すよう、吉之助と左内に説得を頼むのであった。
左内は慶喜の優秀さを知ってもらうため、慶喜の評判を集めた「橋公行j状記」を磯田屋で書いていた。
すると慶喜が現れて、その行状記を読む。
慶喜は「全部、嘘だ。父親の作り話ばっかりだ」と笑い、火鉢に捨ててしまった。
そして慶喜は言う。
「お前らが命を懸けようが、俺は将軍にならん。こんな志もない男が、国を守れると思うか?」
吉之助と左内は、何を言われても説得を諦める気はなかった。
夜、左内と別れ、吉之助が帰っていると磯田屋で小刀を振り回した面の男が現れる。
吉之助は、逃げた男を追い詰めたが、ふと気づくと男の一味に囲まれていた。
一人の男が近付いてきて「西郷吉之助殿。御同道願おう。当家の主が、貴殿を呼んでいる」と声をかける。
その主とは彦根藩主・井伊直弼だった。
次期将軍の行方
彦根藩邸の茶室で井伊直弼と吉之助は会った。
藩邸に連れてきた男、井伊の腹心・長野もいる。
井伊は「逃げてばかりの男に、次の将軍が務まるとは思えぬ」と慶喜を否定する。
しかし吉之助は「別の見方をすれば、一筋縄でいかない人なら、異国が相手でも言いなりにならないのでは?」と反発。
長野から斉彬のことをバカにされると吉之助は「殿は国を変えようとしている」憤る。
すると井伊は「この国には変えてはならぬものがある。守るべきは、徳川の御家。何も変えてはならぬのじゃ。世を乱してはならぬのじゃ」と言う。
吉之助が黙って聞いていると、井伊は薩摩の情報を売るように持ち掛けてきた。
吉之助は怒るが、井伊は吉之助の出世と、薩摩の西郷家の面倒を約束すると言ってくる。
しかし吉之助は「井伊掃部頭様ともあろうお方が、こんな汚い脅しをかけるのか。こんな腐った奴らに守られている将軍家も、もうダメだな」と言い返す。
すると長野がキレて吉之助を斬ろうとするが、井伊は笑って「西郷、面白かった。しかし、いつまで奇麗事を言っていられるかな」と言い、吉之助を解放してやった。
その後、幕府に斉彬の建白書が届いた。
国難を乗り切るため、次の将軍には一橋慶喜がふさわしいと書いてある。
これで江戸城は、慶喜の一橋派と慶福の紀州派の対立が表面化した。
大奥では本寿院が、慶喜が将軍になった場合、評判の悪い慶喜の父の・斉昭が災いをもたらすのではと心配した。
篤姫も建白書のことは知らず、家定にはまだ慶喜推挙の件を話していなかったため焦った。
そこへ家定がと現れた。
驚いた篤姫だったが、意を決して「慶喜を次期将軍にしてはどうか」と切り出す。
すると家定は「嫌じゃ。一橋は好かん。聞きとうない」と言って出て行こうとする。
諦めず篤姫は「慶喜様なら国を守ってくれます。この国の民も、みな無事息災」と言うと、家定は「姫も、ずっと息災でいられるということか・・・」と立ち止まった。
そこに今度は本寿院がやってきた。
家定は、本寿院に向かって突然「一橋にする。余の次は一橋じゃ」と宣言。
ビックリしている本寿院を無視して、家定はさっさと帰っていった。
幾島は篤姫に「天晴れにございます!」と声をかけた。
慶喜覚醒
吉之助や左内にも、慶喜が推挙された情報は届いていた。
夜、磯田屋にいた慶喜は命を狙われる。
異変に気づいた吉之助と左内が飛び出すと、彦根藩の手先の面の男が慶喜を追い詰め、刀を振り下ろすところだった。
とっさに吉之助は短刀を抜いて男に体当たり。
すると短刀は男に突き刺さった。
吉之助は戸惑った。
初めて人を殺めたからだ。
その後、その死体を川に流す吉之助。
「あの男にも、命をかけた主君がおる。帰りを待つ親兄弟もおる思うと」と泣きながら吉之助は手を合わせる。
慶喜は、そんな吉之助を見て「だから関わりたくないって言ったんだ。俺が将軍になればもっと血が流れる。世が乱れる」と言う。
吉之助は「あの男の命と、一橋様の命は同じ。でも、あなたは国を変えて多くの民を救える。それでもまだ逃げるのであれば、あの男も浮かばれない」と言うとまた手を合わせる。
すると、しばらく黙っていた慶喜が「おい、立て。行くぞ。井伊のところだ」と意を決して言うのであった。
彦根藩邸で、慶喜、吉之助、左内と井伊、長野は対面した。
井伊は「慶喜が将軍職を断ってくれるなら紀州を差し上げる」と言う。
慶喜は「お前はいつからそんなに偉くなった?どうして、お前から紀州に行けなどと言われねばならぬ?つけあがるな!徳川はお前のものではない!」と声を荒げた。
さらに「お前の言葉には、命がこもってない!今の幕府を守れば良い、それが忠義だ、それが政だと思い込んでいるだけだ。今の幕府で、この世の泰平が守られると本気で信じているのか、この大馬鹿野郎!!」とブチギレした。
あっけにとられる井伊と長野を残し、慶喜は屋敷を出て吉之助と左内に言った。
「わかったよ、俺が将軍になるさ。しょうがねえ」
14話補足記事まとめ
西郷どん(せごどん)
放送後の感想について
放送後に別ページにまとめています。