大河ドラマ西郷どん(せごどん)
第45話「西郷立つ」【感想】
この記事では大河ドラマ西郷どん(せごどん)の第45話「西郷立つ」の感想と、勝手にMVPを決めています。
ついに西南戦争へ!
大河ドラマ西郷どん(せごどん)第45話「西郷立つ」どうでしたか?
裏ではM-1で爆笑かもしれませんが、NHKではもう涙しかありません・・・。
なんでこうなっちゃうの?
岩倉め!なんで大久保を止めるんだよ!
あ~切ない、悲しい、苦しい、辛い。も~。
ホントにもうすぐ終わっちゃうんすね?西郷どん・・・
では、あと2回となった大河ドラマ西郷どん、第45話のおさらいと感想です。
第45話、西郷家では菊次郎の妹・菊草を迎え、私学校には新しい仲間たちが増えて賑やかに。
西郷隆盛のドキドキ入浴シーンもあってホッコリムードで始まりましたが、すぐに状況は一変。
廃刀令もあって私学校はあっという間に暴発寸前!
自らすすんで刀を置いた半次郎(桐野利秋)のおかげで、一旦は生徒たちの怒りは収まりますが、政府から密偵が送られているとの噂もあって学校内では不穏な空気が流れまくり。
半次郎もおっそろしい顔で状況を見守っていました。
西郷が作った私学校ですが、主導権はこの半次郎に移っていたのか?ってぐらいの貫禄です。
そんな状況の中、西郷は説教一発くらわせるぐらいで、ひたすら温泉三昧ww
西郷は一番に刀を置いた半次郎のことを完全に信頼して「あとは任せた」的な感じだったのかな?
一方、政府では大久保利通が鹿児島に送った密偵の状況報告に、冷徹な判断を下し続ける。
「ボウズヲシサツセヨ」
西郷暗殺を命じ、西南戦争のきっかけとなった暗号として有名なものですが、「刺殺」か「視察」を巡って真相は分からず、大河ドラマでもハッキリさせないまま物語は進んでいきました。
この暗号を持っていたのが、最近入学してきた中原尚雄くん。
半次郎たちに徹底マークされて、あっけなく取っ捕まってボコボコに・・・・
とくに半次郎は容赦ない仕打ちを・・・・ww
この時、半次郎は刀の柄で中原の手をぶっ潰してますが、廃刀令で刀捨てたはずでは?
なんて、思っていたら「廃刀令」ってのは、刀を腰に差してウロチョロするのが禁止なだけで、所有自体はOKらしい。
ボコられる中原
さて、フルボッコにして中原をつるし上げた私学校生徒たちは、政府の弾薬庫を襲って臨戦態勢に。
その頃、西郷といえば・・・
はい。温泉入ってます。
「しもた!」なんて言ってますが、半次郎に任せたのがそもそも間違いだったのかも。
私学校に戻った西郷は、すっかり交戦モードに入っている半次郎たち私学校メンバーを殴り倒すなどブチギレ!
しかし、半次郎も黙っておれず、中原の持っていた暗号を西郷に手渡し、「先生を殺そうとする大久保は絶対に許せん!」と言い放つ。
半次郎たちの自分に対する思いに打たれたのか、それとももう後戻りできないと感じたのか、ここでついに「西郷立つ」!
あ~辛い。ホントに辛い。
西郷、苦渋の決断
新しい日本を平和に見届ける予定だった西郷さん。
でも、周りは西郷をほっとかなかった・・・。
西郷さんは本当に素晴らしい人物だと思うけど、欠点というか、弱点なのは「人を信じすぎるところ」と「謙虚すぎる」ところだと思うんですよね。
それが西郷さんの最大の魅力でもあるわけなんですけど。
西郷さんは自分を過小評価するあまり、自分が周りにどれだけ期待されているか、どれだけ頼られていたかを理解してなかったと思う。
「おいがやる」っていう西郷さんの責任みたいなものは、幕末の「討幕」で終わったと感じていたのかも。
あとは、一蔵どん(大久保)や若い者たちに任せたと。
そして西郷は東京行きを決め、家族会議で糸の反対を押し切って菊次郎も連れて行くことに。
「新しい世の中をまだ見せてもらってないんですけど・・・」っていう糸の言葉には何も言えない西郷。
絶対悲しい結末になるってお互い分かってるような雰囲気。
めっちゃ胸が痛い・・・
「敬天愛人」
天を敬い、人を愛した西郷さん。
そんな西郷さんは、天から愛され、人から敬われる存在だったと思う。
出発の朝の鹿児島に降った50年ぶりの大雪。
西郷を愛した天が別れの餞別に降らせたのかもね。
そして別れのシーンでは、ハンバーグ師匠・桂久武が時代錯誤な武者姿で現れ、俊斎(海江田武次)は国父さまの渾身のモノマネでお見送りwwwww。
めっちゃ練習したんだろうな~と分かるぐらい似てたwww
そんな中で聞こえてくる、菊草の別れの歌・・・。
奄美大島の愛加那を思わせる美しい声にグッときます。
せっかく菊草も鹿児島に慣れて、はじめて父親というものに触れられていたのにね(泣)。
ホントに胸が締め付けられるわ。
渾身のモノマネ
最後は冷徹な判断を下し続けていた大久保の熱いシーン。
西郷が立ったことに動揺する大久保。
従道が鹿児島に行って西郷を止めさせて欲しいと言う中、大久保は「俺が行く!」と発言。
なんだかんだ言ってっても心の中で西郷を信じてたんだ・・・大久保も。
泣ける。泣けるぞ。大久保。
「マジで行って止めてきてくれーっ」と誰もが思った矢先、岩倉具視が「行くな!お前は日本の要なんや!」と引き止める。
この野郎!岩倉!
お前は余計なことしかしないし、言わないな!
確かに大久保に死なれたら困るってのは分かるけど、そこはお前ら政府の残った連中で何とかするぐらいの器量を見せろや!
ちくしょう。
怒りを鶴瓶にぶつけるしかできないこのもどかしさ。
こんな重苦しい中、ホントにホントに終わってしまうのか。この大河。
最後はやっぱり「涙」だけなのかな?
「あ~よかった」ってスッキリ終わらせてくれることを祈るばかり。
第45話「西郷立つ」
深堀り記事
第45話「西郷立つ」
勝手にMVP
今回のMVPは、なんとなく菊草にしてみる。
どんな経緯で愛加那と別れて、鹿児島に引き取られたのか分からないけど、菊草には菊草なりのドラマがあったはず。
せっかくできた父親ともすぐに別れることになるって、本当に悲しすぎる。
作業中や別れの時に歌う菊草の姿は、まるで愛加那を彷彿とさせるものでした。
その後の菊草が気になる方は↓をどうぞ。
結構、その後もつらい人生です。
次回 第46話「西南戦争」
【あらすじ】と【期待度】について