大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」
第31話「龍馬との約束」あらすじ
平成30年大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」第31話「龍馬との約束」のあらすじ・ネタバレについて書いていきます。
詳細なネタバレもあるので先の展開を知りたくない方は、【ネタバレ注意】は読まないほうがいいです。
たまに、私がところどころふざけてセリフや文章を考えて書いているところがありもすが、決して本編の大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」ではそのようなことはありもはん。
なお、放送後の感想については、別ページで書いていきますのでそちらもよろしくお願いします。
西郷どん(せごどん)
第31話「龍馬との約束」
NHK公式 あらすじ
慶喜(松田翔太)が再び長州征伐を断行しようとする中、吉之助(鈴木亮平)は坂本龍馬(小栗旬)を薩摩に連れて帰る。龍馬は雨漏りする西郷家に驚き清貧を貫く吉之助にほれ直す。既に幕府を見限った吉之助は、長州は朝敵ではなく倒幕のために共闘すべき相手だと考え始めていた。そんな吉之助に龍馬は「自分なら両藩の手を結ばせることができる」と早速、桂小五郎(玉山鉄二)に接触する。
西郷どん(せごどん)
第31話「龍馬との約束」
あらすじ【ネタバレ注意】
坂本龍馬の夢
慶応元年(1865)4月、第14代将軍・徳川家茂が上洛することになった。
朝廷と幕府が一つであることを誇示するためと長州再征伐の詔をもらうためだった。
一方、西郷吉之助は雨の降る中、蒸気船「胡蝶丸」に乗って薩摩に戻ろうとしていた。
妻となった糸が航海を心配していると、居候の川口雪篷はそんなことでは西郷家の嫁など務まらないと叱る。
しばらくして、吉之助は坂本龍馬を連れて帰宅した。
坂本龍馬は勝麟太郎(海舟)に海軍操練所に身を寄せていたが、幕府によって取り潰しになったため、脱藩した土佐にも帰れず吉之助を頼ってきたのだった。
龍馬は雨漏りする西郷の家に呆れるが、出迎えた琴や熊吉、糸らから、吉之助は稼ぎのほとんどをご役目に使ってしまい、また、苦しんでいる者がいたらすぐに助けてしまうために自分だけ立派な家に住むことができないと聞かされる。
すると龍馬は「気に入った!それが西郷吉之助ゆう男ながやねぇ!まっことえい男やのう!」と感激し、その笑顔は西郷家の人々を魅了していった。
吉之助と龍馬は屋根に上がって雨漏りの修理を始めた。
激しい雨の中、吉之助は「雨漏りを直したい。日本の雨漏りを。日本は異国の脅威にさらされているのに、幕府は諸藩の力を弱らせることに躍起になっている」と声をかける。
すると龍馬は「ほんで雨漏り直すみたいに、幕府を潰しちゃおうとでも、思いゆうがか」と答え、今度は自分の夢を語り出した。
「わしはこんな日本から早う抜け出して世界を相手に商売がしたいがじゃき。船に乗って異国と商いをするがぜよ。世界中の食い物、銃、大砲、軍艦、みんな手に入れるがじゃき」
そんな夢を聞いた吉之助は、自由に商いができる国を作るため龍馬にある提案をするのであった。
薩長同盟へ
翌日、藩主・島津茂久が家臣を前に幕府が長州再征伐を計画していることを話した。
吉之助が幕府の命に従わないように進言すると、思いがけず久光が「案ずるな!薩摩は兵を出さん!動かざること桜島の如しじゃ!」と言い切る。
久光は大久保一蔵から「幕府はもう長くない。次は薩摩が徳川に代わって天下に号令することなる。斉彬をついに超える時が来ました」と煽られていたのだ。
そして吉之助は薩摩をより豊かにする人物だと言って坂本龍馬を紹介した。
土佐の脱藩浪士と聞いて、久光は不快感をあらわにするが、龍馬は全く気にすることなく「船を一隻貸してもらえたら、長崎に行って異国から船や銃、大砲を買ってきますき」と話す。
久光は、そんなことをすれば幕府に目をつけられると拒否すると、龍馬は「大丈夫ですき。わしは薩摩のもんでも、土佐のもんでもないですき。わしは商人。わしが仕入れたもんを、わしから買うたら幕府に目を付けられることもないがぜよ?」と返して、その場にいた全員を納得させてしまった。
一蔵は長州が幕府に潰されたら、次は薩摩ではないかと心配していた。
吉之助が「そうならないためにも長州と組むしかない」と言うも、一蔵は「長州に手を差し伸べても、長州は刃を向ける。打つ手なしじゃ」と否定的だった。
すると、二人の話を聞いていた龍馬が「わしが薩摩と長州の手を結ばせちゃる」と言いだす。
これまでの人脈を用いて両藩の橋渡しをするという龍馬に、吉之助は仲介を任せるのであった。
海江田武次の裏切り
一カ月後、一蔵は京に上がり、岩倉具視を訪ねていた。
岩倉具視が書いた長州再征伐を止めるための手紙を公家たちに届けるためだった。
その際、岩倉具視は「中川宮には気をつけな。あいつはクセモノや」と忠告する。
その後、中川宮を訪れた一蔵は、優雅でおっとりした姿から信用するが、中川宮はその手紙をすぐに一橋慶喜のもとに届けてしまった。
手紙を読んだ慶喜は「大久保一蔵に岩倉具視か。広がり始めてやがるな。西郷の毒が」とののしる。
そのころ、吉之助は大番頭・一身家老組という大出世を遂げていたが、西郷家の借金はなかなか減らなかった。
家の修理に精を出す吉之助の姿が、まるで家や家族に別れを告げているようだと糸が不安がっていると、吉之助は糸を抱き寄せ安心させる。
その直後、土佐藩の中岡慎太郎がやってきた。
龍馬の書状を持ってきた中岡慎太郎は、吉之助に急ぎ下関で桂小五郎と会うように伝える。
幾松らの助けを借りて逃亡生活を送ってきた桂小五郎は、長州藩の中心人物に返り咲いており、当初は吉之助との会談を渋っていたものの、龍馬の説得で応じる構えを見せているという。
翌朝、吉之助は下関に向かおうとすると、今度は一蔵の手紙を持った藩士がやってきた。
一蔵の手紙には、将軍・家茂が上洛して諸藩が集まり長州再征伐の軍議が開かれると書かれている。
吉之助は急いで大山格之助と海江田武次を探し出し、自分の名代として下関で待っている桂小五郎に手紙を届けるように頼み、自らは一蔵を助けるため京に行くことにした。
そして吉之助の手紙は「おいが行く」と預かった海江田武次に託された。
二条城では、将軍・家茂を前に慶喜をはじめとする幕府の重臣、諸藩の藩士たちが並んでいる。
ここで慶喜は、天皇が長州再征伐を望んでいないことを皆に告げた。
岩倉具視の手紙が功を奏したと安堵した吉之助と一蔵。
しかし、そんな二人の前に慶喜がやってきて、中川宮に宛てた岩倉具視の手紙を叩きつけて「お前らの動きは筒抜けじゃ。薩賊が朝敵を手を結ぶとはな。徳川の世をこれ以上、汚すな!」と吐き捨てていった。
その後、吉之助が鍵屋に戻ると龍馬が待っていた。
吉之助が下関に行けなかった詫びを言うと、龍馬は「桂さんとずっと待っていた」と言う。
桂小五郎への手紙は、長州と薩摩が組むことを恐れた海江田武次によって下関には届けられていなかったのだ。
これで吉之助は、信用も義理も人情も全て失ってしまったのである。
次回 西郷どん(せごどん)第32話「薩長同盟」あらすじ↓
西郷どん(せごどん)
放送後の感想について
放送後に別ページにまとめています。