大河ドラマ麒麟がくる感想
第2話「道三の罠」
マムシの道三、早くも本領発揮
大河ドラマ麒麟がくるの第2話、「道三の罠」どうでしたか?
今回の主役は完全に斎藤道三でしたね。
あの見事な作戦と、衝撃の暗殺!悪いけどカッコよすぎます!本木道三。
これが斎藤道三、これが戦国、これが大河ドラマだと言わんばかりの内容でした。
それでは、第2話のおさらいと感想です。
明智光秀が京から医師の望月東庵と駒を連れて美濃に帰って来ると、尾張国の織田信秀が美濃国との国境に兵を進めていたため、稲葉山城下は騒然となっていた。
そんな中、光秀は斎藤利政(のちの道三)に面会すると、利政は今回の戦に備えて織田軍の情報を調べ上げていた。
孫子の兵法、「敵を知り、己を知れば百戦あやうからず」の話だけど、ここらへんはベタな話だよね。
鉄砲を差し出して医師を連れ帰ったことを伝えた光秀。
しかし、ここで利政は光秀に旅費の半額尾を返すように要求して、それが出来ないなら戦で敵の侍大将の首2つを取ってこいという。
は?何言ってんすか?この人・・・みたいな光秀の反応が面白い。
その後、利政に呆れていた光秀は小見の方の館で帰蝶(のちの濃姫)と出会い、医師を連れてきたお礼を言われた。
やっとこここで光秀と帰蝶が対面したんだけど、やっぱり沢尻エリカ騒動での急遽の代役だったからか、少し映像というか場面の繋ぎ方に違和感あるように思える。
あまり、光秀と帰蝶が同時に画面に収まるシーンがなく、それぞれのアップのシーンや、単独のシーンが多い・・・・。
どうしても、そんな目でみてしまうから、気になってしまうとうこともあるのかな?普段だったら気にならないことなのかも知れない。
でも、川口春奈はよくやってるよ。いや、むしろ始めっからこちらで良かったんじゃないのかな。
光秀に対して「こんなに若いのにここまで偉そうなの?」みたいな、少し上から目線が気になるところではあるけど、実際の光秀も、まだまだ若い設定なんだからしょうがない。
一応、従兄弟であっても姫だしね。
さて、その後は迫力の戦闘シーンに突入。
鎧姿の光秀、利政、斎藤高政(のちの義龍)が凛々しくて、目を見張ってしまう
コレコレコレコレー!と、こちらも興奮しちゃうよね。中二病全開っス。
そして戦闘シーンは、とてもリアルというか、実際の戦はこんなんだったんだろうなと思えた。
特に、織田軍に押された利政が籠城戦を選択し、全軍に退却を命じたところ。
今までに見てきた時代劇なら一斉に「わー 退けー」って城に向かって走り出してたと思うけど、光秀たちはジリジリと敵を牽制しながら後ずさりして門の中に入っていった。
確かに、みんで急に後ろに走り出したら門で詰まってしまうし、敵も調子に乗って追いかけてくるよね。
本当の退却の方法って、こういう感じだったんじゃないかと改めて思ったよ。
一方、織田信秀は斎藤軍の退却、その後に斎藤軍は酒を飲んでいることをみて勝利を確信。
「あら?今日はもうやる気なし?」みたいな発言してたけど、これも実際はこんな感じだったんだろうね。
無理に城を攻めても被害が出るだけだし、相手がやる気のときに一気にやるみたいな。
ここでは高政や稲葉良通(のちの一鉄)らが「食料もないのになぜ籠城なのか」と不満を漏らし、光秀も激しく賛同。
光秀は高政に「子供なんだったら親父になんか言ってやれよ!」と言うも、高政は「俺は正室の子供ではなく、側室の子だし。話きいてくんないよ」とちょっとイジケ気味。
光秀も「あ・・・ごめん」みたいなこと言ってあげなよ~。
かわいそうじゃん。城主の子でもいろいろあるんだよ(笑)。
さて、城内で振る舞われていたのは酒に見せかけた、ただの水。
織田軍が引き揚げたことを聞いた利政は、ここで一気に反撃にでる。
完全に油断していた織田軍は斎藤軍の奇襲に全く対応できず、信秀の弟・信康までもが戦死して総崩れ。
あっけない(笑)。てか、信康って誰や?どいつや?連れションしてた奴か?(笑)。
しかし、油断の仕方がハンパないよね織田軍。信秀はこんなので大丈夫なのか?ちょっと天然ボケ入ってる?
そんな中、主人公の光秀は利政に言われた、敵の侍大将の首を2つを求めて必死に戦って、なんとかミッション達成。
でも、斎藤軍が戦勝ムードに包まれる中、浮かない顔をしている光秀。
戦の世の無情さに嘆いているところは、やはり清廉潔白の「主人公」だね。
そんな光秀が、なぜ本能寺の変を起こすのか、今から気になるわ~。
一方、井ノ口の戦いで斎藤軍を勝利に導いた利政は美濃守護であり、帰蝶の夫でもある土岐頼純を訪問。
そこにいた帰蝶は「なんで戦に参加しようともしないの?あんたバカ?ごめんねお父さん、コイツに代わって謝ります」と、とんでもない発言をして頼純の顔を潰す。
鬼嫁かよ。
そして利政は帰蝶を下がらせたあと、頼純に対して「今回の戦はお前が織田に通じて計画したでしょ」と証拠を見せつけ、冷静に追い詰めていく。
この利政の冷静さが逆に怖いよね。
そして頼純は逆ギレ。
うん。こういう時は逆ギレするしかない。
冷静にやっても、絶対かなうわけないんだからさ。証拠もあるし。嫁にも言われたい放題言われてるし(笑)。
しかし、どんなに頼純がブチギレてても、利政は冷静そのもの。
まるで「お前は操り人形」と言わんばかりの利政の態度が、恐ろしすぎます。
めちゃめちゃ、頼純は利政のことを睨んでいたど、内心はビクビクしまくりでしょ。コレ。
絶対に内心はドキドキしてるはず。
こっちはすごく睨んでますけど、お願いだからキレないでよ利政さん。これはただのハッタリですからって感じかな(笑)。
自分より強そうなヤンキーにケンカを売られ、一歩も引けなくなった小ヤンキーの心境です。
そんな気持ちを知ってか知らずか、利政は「冷静にお話ししましょう。まずはお茶でも」と茶をたて、頼純に渡す。
まさかのティータイム(笑)。しかし、お茶はやっぱり毒茶。
安心したのか、ヤケクソになったのか、頼純は毒茶を飲んで、そのままあっけなく死亡。
婿を何の躊躇もなく殺すという、斎藤道三のダークヒーローっぷり全開の今回。
この斎藤道三のおかげで、ますます「麒麟がくる」がオモシロくなってきたぞ。
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