大河ドラマ麒麟がくる
駒(門脇麦)
大河ドラマ「麒麟がくる」で門脇麦が演じるのが、望月東庵の助手として医療行為を行う駒という女性。いわば現代の看護師さんです。駒は実在する人物ではなく、ドラマの中で作られた架空のオリジナルキャラクターであり、「麒麟がくる」では初回に登場して題名にもなっている『麒麟』について語る重要な役柄となっています。この記事では「麒麟がくる」の女性陣の中では明智光秀の妻である煕子(木村文乃)をしのぎ、帰蝶(川口春奈)に次いで登場機会が多い駒について、現在分かっている範囲で人物像に迫っていきたいと思います。
駒の性格
駒は戦災孤児で自身の境遇から戦乱の世を憂い、仁徳ある王が出現する前兆として現れる聖獣『麒麟』の到来を待ち望んでいます。
医師の望月東庵の治療院で助手として働いている駒にとって東庵は尊敬する師匠であり、同時に頼れる父親のような存在で、二人は常に行動を共にしています。
しかし、一方で東庵は稼いだ金をギャンブルにつぎ込んでしまう生活破綻者でもあるので、駒は常に見張って管理をしなければならない大変な役目を背負っています。(笑)
望月東庵が美濃に赴いた際に同行した駒は、明智光秀の人柄に触れる内にすっかり惚れてしまい、やがて美濃を離れることになっても光秀をずっと想い続けることになります。
この一途な性格は可愛らしいと言えば、可愛らしいのですが、感情の起伏がかなり激しくちょっとめんどくさい一面もあります(笑)。
美濃から京から帰った際は光秀を思うあまり仕事が手に付かず、逆に美濃に再訪問することになるとウキウキなったり。
また、帰蝶が実は光秀に想いを寄せていたと聞いた時には「ライバル出現!」とショックを受けたり、光秀が煕子と結婚すると気持ちはドン底に落ちたり。
ま、初期設定が15歳なのでしょうがないのですけどね・・・。
駒の謎
そんな健気な駒ですが、実はその人生には大きな謎が隠されています。
その謎というのは、戦災孤児としての自分を助けてくれたのが美濃の武士であり、その武士が使っていたの家紋が「桔梗紋」であったこと。
「桔梗紋」は明智一族(正確には土岐一族)が使用した紋であり、この事実が分かった駒は驚きのあまり、ひとり号泣して周りをドン引きさせています(笑)。
また、駒自身はなぜ歌えるのか覚えていないのですが、白河院時代の今様(平安中期の歌謡)を歌うことができ、もしかして高貴な人物の娘なのでは?と思わせる場面もあります。
他にも、旅芸人の伊呂波太夫(尾野真千子)に育てられた過去も持ち、芸事も得意な駒。光秀の恋の相手として選ばれることはないでしょうが、物語を盛り上げる人物として是非注目していきましょう。
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