大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」
第28話「勝と龍馬」あらすじ
平成30年大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」第28話「勝と龍馬」のあらすじ・ネタバレについて書いていきます。
詳細なネタバレもあるので先の展開を知りたくない方は、【ネタバレ注意】は読まないほうがいいです。
たまに、私がところどころふざけてセリフや文章を考えて書いているところがありもすが、決して本編の大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」ではそのようなことはありもはん。
なお、放送後の感想については、別ページで書いていきますのでそちらもよろしくお願いします。
西郷どん(せごどん)
第28話「勝と龍馬」
NHK公式 あらすじ
禁門の変で長州を破った幕府は勢いに乗る。さらに「長州を征伐せよ」という勅命が下り、慶喜(松田翔太)は戦の準備を進める。そんな慶喜の命で、吉之助(鈴木亮平)は、勝安房守(遠藤憲一)に会いに行く。そこに現れる弟子の坂本龍馬(小栗旬)。勝は吉之助に「長州と戦をしている場合ではない。幕府なんかは見限ってよい」と驚くべきことを語る。慶喜から幕府軍参謀を命じられた吉之助は、大きな決断を迫られる。
西郷どん(せごどん)
第28話「勝と龍馬」
あらすじ【ネタバレ注意】
長州征伐
禁門の変によって起こった火災は、京の町を焼いた。
そんな中で、西郷吉之助は敗走した長州が残した兵糧米を京の人々に分配し、薩摩藩邸を路頭に迷った町人や、長州兵の救護所として使った。
薩摩は京の人々から信頼を取り戻しつつあった。
京の町で一橋慶喜の側女になっていた「ふき」が、親を亡くした子供に菓子を差し出していると、吉之助は「今回の惨劇は、薩摩、長州、幕府、朝廷のみんなが間違ったせいだ」と言い、二度とこのようなことが起こらないように誓う。
しかし、数日後、長州征伐を実行せよという勅命が下された。
慶喜は松平容保や松平春嶽、諸藩の重役たちに、ただちに準備にとりかかるように命じる。
「勅命」と言われてしまっては、一同は異を唱えることもできなかった。
小松帯刀から長州征伐の話を聞いた吉之助は、負傷した足を引きずりながらも慶喜に会いに行った。
すると、そこには先客がいて、慶喜と激しくやり合っている声が聞こえてくる。
やがて慶喜をののしって部屋を出てきた男は、すれちがいざまに「おめえさん、西郷どんじゃねえのか?」と声をかけてきた。
男の名は勝麟太郎(海舟)。
吉之助の羽織の紋と、ケガをした足を見て「西郷吉之助」だと分かったらしい。
そして一方的に喜んだ勝麟太郎は吉之助を呆然とさせて、さっそうと立ち去っていった。
その後、吉之助と会った慶喜は、逃げ帰った長州藩に英仏蘭米の軍艦17隻が攻めかかってきたという下関戦争の話を嬉しそうに話した。
慶喜は孝明天皇の心を踏みにじった長州藩に天罰が下ったのだと喜び、今こそ長州を叩き潰す好機と捉えて興奮している。
するとそこに「ふき」が飛び込んできて「町が焼け、民が苦しむの見ずに、天皇しか見ていない」と慶喜を批判し、吉之助ならこの気持ちが分かると訴えた。
しかし、吉之助は「ふき」に口を慎むように告げて追いやり、慶喜に長州征伐での役目を命じるように願い出た。
すると慶喜は「戦をしたくないと言う海軍の勝麟太郎に手を焼いている。説得して出動させろ」と吉之助に命じるのであった。
勝麟太郎(海舟)と坂本龍馬
数日後、京から大阪に向かった吉之助は、勝麟太郎の滞在する旅籠を訪ねた。
しかし、吉之助に応対したのは、勝海舟の護衛をする坂本龍馬や海軍操練所の面々だった。
坂本龍馬は、吉之助を見るなり「本物?一橋の犬をやってる?」と失礼な言葉を投げかける。
一緒にいた村田新八が怒ると、吉之助は「犬ではなくて、一橋様には『牛男』と呼ばれている」と言って皆を笑わせた。
するとそこに「なんだ、西郷どんじゃねぇか」と勝麟太郎が帰ってきた。
吉之助が慶喜の使いで来たことを知った勝麟太郎は、差し出された書状には目もくれず長州征伐は非人道的な手段だと語る。
勝麟太郎が「慶喜に逆らうのだから、神戸の海軍操練所も閉鎖させられるだろう」と投げやりに言うと、吉之助は匙を投げれば民が悲惨なことになると諭した。
「日本国内での戦を避ける」という島津斉彬の教えと遵守していることを知った勝麟太郎は、吉之助が斉彬の言葉に束縛されていることに気づいた。
実際、吉之助は斉彬が必死で推していた一橋慶喜の心が見えなくなっていた。
そして勝麟太郎は「俺が斉彬さまだったらこう言うね。もう幕府なんざ見限るこった。これから先はおめえさん次第だ。おめえさんが決めな」と声をかけるのであった。
慶喜との決別
助言を受けた吉之助は、慶喜から征討軍の采配を任された。
てっきり吉之助も戦に反対すると思っていた慶喜は少し驚いた様子だったが、吉之助の「おいに任せて下さい」の言葉を信用することにしたのだ。
元治元年10月、ついに慶喜は長州征伐に向けて兵を進発させた。
誰もやりたがらなかった征討軍総督には尾張藩前藩主・徳川慶勝がなり、軍議が行われたが一向に意見がまとまらない。
そんな中、吉之助は中村半次郎と川路利良を密偵として長州藩に潜入させて、藩内では恭順派が力を強めている情報を手に入れる。
それを受けて吉之助は「この戦を終わらせてみせる」と言って慶勝の許可を得て、たった一人で長州藩の入り口である岩国領の領主・吉川監物のところに赴いた。
吉之助は、禁門の変を起こした3人の家老・国司信濃、福原越後、益田右衛門介の切腹と、藩主・毛利敬親、定広親子の謹慎を受け入れることで幕府に恭順の意を示すように書いた書状を渡した。
しかし、吉川監物の家臣たちは薩摩に恨みを抱いており、不平の声を上げる。
するとタイミングよく小松帯刀が、手当てをしてかくまっていた長州兵を引き連れてやってきた。
これは長州に信頼されるために、吉之助が考えた策であった。
ほどなくして、長州藩主からの書状が徳川慶勝のもとに届いた。
幕府の従うと書かれたこの書状により戦は避けられることになったが、これには慶喜が激怒した。
「なぜ城を落とさなかったのか」と責める慶喜に、吉之助は「戦わずして制するのが自分流の征伐だ」と主張する。
そして「生きたいと思う者たちのために働くのが政でであって、あなた様は幕府を守るためだけの腐った政をしている」と痛烈に慶喜を批判した。
しかし、吉之助の声はは届かず、切腹を申しつけてくる慶喜。
吉之助は斉彬の形見の短刀を抜き、腰を抜かした慶喜の股の間に突き刺して「昔の縁は断ち切りました」と言って決別を宣言するのであった。
西郷どん(せごどん)
放送後の感想について
放送後に別ページにまとめています。