大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」
第24話「地の果てにて」あらすじ
平成30年大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」第24話「地の果てにて」のあらすじ・ネタバレについて書いていきます。
詳細なネタバレもあるので先の展開を知りたくない方は、【ネタバレ注意】は読まないほうがいいです。
たまに、私がところどころふざけてセリフや文章を考えて書いているところがありもすが、決して本編の大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」ではそのようなことはありもはん。
なお、放送後の感想については、別ページで書いていきますのでそちらもよろしくお願いします。
西郷どん(せごどん)
第24話「地の果てにて」
NHK公式 あらすじ
徳之島に流された吉之助(鈴木亮平)のもとに、愛加那(二階堂ふみ)が二人の幼子を連れてやってくる。愛加那たちと徳之島でつかの間の穏やかな日々を過ごすが、吉之助はさらに沖永良部島への遠島を命じられる。そこは薩摩からはるか遠く、一度流されるとほとんどが戻れないという地の果てだった。しかも、野ざらしの牢(ろう)に入れられるという極めて異例の極刑だった。その牢に酒に酔った謎の男、川口雪蓬(石橋蓮司)が現れる。
西郷どん(せごどん)
第24話「地の果てにて」
あらすじ【ネタバレ注意】
愛加那との再会
西郷吉之助の願いもむなしく、郷中の仲間同士が斬り合う寺田屋騒動が起こり、大久保一蔵は食い止められなかった責任を感じて、島津久光に自ら謹慎を願いでていた。
一方、吉之助は徳之島へ、村田新八は喜界島へ島流しになっていた。
二人は久光に背いた罪人扱いであるため、食料などの支給はなく、島では全て自分で手に入れなけれはならなかった。
徳之島にきた吉之助のもとに、琉仲為という男が一蔵からの手紙を届けてくれた。
その手紙には「有馬新七たちの命を無駄にしないために自分たちで日本を変える」という一蔵の決意と、必ず吉之助を島から呼び戻すという約束が書かれていた。
一蔵の思いに感動し、畑仕事に精を出そうとした吉之助は、遠くに見える奄美大島を見つめた。
吉之助の頭によぎるのは、愛する愛加那とカワイイ菊次郎の姿。
そんな思いにふけっていると、遠くから赤子を抱いた愛加那と菊次郎を抱いた富堅がやってくる。
目を疑う吉之助に、愛加那は吉之助が徳之島に流されたと聞き、居ても立ってもいられなくなったから来てしまったという。
徳之島に来る前に愛加那は、子供がお腹にいるにもかかわらず「徳之島に渡りたい」と龍佐民に懇願していた。
薩摩なら諦めもつくが、徳之島ならいいだろうと。
佐民は許さなかったが、意外にも兄・富堅が協力してくれた。
そんなやりとりの中、愛加那は女子を出産し「菊草」と名付けた。
吉之助は愛加那から一連の流れを聞くと、富堅に礼を言った。
しかし富堅は照れ臭いのか、狸寝入りをしていた。
奄美大島の人たちは、吉之助は罪人になるようなことはしていないと確信しているという。
吉之助は静かにうなづくと、一日でも早く薩摩に帰らなければならないと返答する。
その後、談笑が続く中で愛加那は「どうか奄美大島に帰れと言わないで欲しい」と吉之助にお願いした。
愛加那は吉之助が薩摩に帰るまで一緒に居たかったのだ。
愛加那の思いを受け取った吉之助は、思わず愛加那を抱き締め滞在を了承した。
するとタヌキ寝入りをしていた富堅は、急に鼻をすするのであった。
『芋』と『牛男』
一方、朝廷からの信頼を得た島津久光は、意気揚々と江戸に乗り込んでいった。
井伊直弼が暗殺された後、権威が著しく失墜した幕府は、武力と朝廷の権威を背景にした久光の「幕府の政治を改めよ」の要求を無視することができなかった。
このため幕府は、安政の大獄で政界を追われていた一橋慶喜と将軍後見職へ、松平春嶽を政治総裁職へ任命することになった。
これで久光は「俺、斉彬を超えたんじゃね?」と調子に乗ってしまう。
そんな矢先、久光の鼻を一橋慶喜がへし折った。
久光を対面した慶喜は、薩摩弁の久光を「芋」呼ばわりして「日本の何を分かっているのか?」とバカにする。
怒った久光は「今回の一件は自分のおかげだ」と主張するも、慶喜は「兄(斉彬)とは似ても似つかぬ『芋』だ」と追い打ちをかける。
さらに慶喜は、怒りに打ち震える久光に対して「俺たちと仲間付き合いして名を上げようなどと思わぬことだ。用が済んだらさっさと薩摩に帰れ!」と言い放った。
そして慶喜は去り際に、久光の後ろにいた大久保一蔵や小松帯刀、中山尚之助に対して「牛男はいないのか?」と声をかけた。
慶喜は吉之助が死んだというのはウソだと見抜いており、「自分と腹を割って話したければ『芋』ではなくて『牛男』を連れてこい」と言い残して退室していった。
沖永良部島へ
徳之島では、吉之助、愛加那、菊次郎、菊草が穏やかに暮らしていた。
しかし、そんな生活も長くは続かず、吉之助は沖永良部島へと遠島処分が変更されてしまう。
吉之助一家が一緒に過ごせたのは、たった5日間のことだった。
沖永良部島は、薩摩から遠く離れており重罪人が行く地だった。
久光は吉之助の処分を「遠島のうえ、牢に入れろ」と命令しており、吉之助は代官の黒葛原源助と土持政照によって吹きさらしの牢に入れられた。
そんな吉之助の様子を岩陰から見ていた男が一人。
この川口雪篷という男は、胸に「那波列翁伝(ナポレオン伝)」を持っていた。
その後、吉之助のもとに土持政照が島民たちを連れてやってきた。
その中には土持政照の母・鶴の姿もあって、彼らは吉之助がいかに立派な人物かを土持政照から聞いていた。
土持政照は吉之助を見習い島民たちの畑仕事を手伝っていて、島民たちから尊敬の念を集めていた。
そんな土持政照が尊敬する西郷吉之助なのだからということで、島民たちは食料を差し入れしに来たのだった。
吉之助は感謝し、「これで飢えずに済む。いつでも薩摩に呼び戻されても大丈夫だ」と言う。
しかし、島民たちは吉之助がもうすぐ死んでしまうと思っており、情けをかけたつもりだった。
友を信じる
しばらくすると、吉之助のもとに海江田武次と大山格之助から手紙が届いた。
この手紙を川口雪篷が奪い取り、吉之助の前で読み始める。
二人の手紙は、大久保一蔵への悪口ばかりだった。
「一蔵は寺田屋騒動で出仕辞退を申し入れたのにもかかわらず、すぐに手のひらを返し、今や久光の寵愛を受ける側近第一となっている。有馬を失った悲しみはどこにいったのか」などなど。
吉之助は、二人が一蔵の心の内が見えなくなっていることに心配していると、川口雪篷は「お前は見えるのか?」と問いかけてきた。
吉之助が「一蔵は友だから」と答えると、川口雪篷は「ならばなぜ、側近第一の友がお前の遠島処分を解こうとせず、見過ごしているのか?」と聞いてくる。
川口雪篷は、人間は裏切る生き物だっと考えていたが、吉之助は違った。
この男に何を言われようとも、自分は友を信じると心に決めていた。
さらに川口雪篷は、この牢の環境や、島民たちに食事を恵んでもらえなければ満足に食料を確保できないというこの状況は、はじめから久光や一蔵は「死んでもいい」と思っているのではないかと意見してくる。
これ以降、吉之助は代官所からのみすぼらしい食事以外、島民たちの施しには手をつけず、差し入れの食糧は飢えた子供たちに与えた。
このため、ひどく衰弱していく吉之助であったが、それでも土持政照たちの厚意を拒み続けた。
吉之助は「この地でさらし者になれ」という藩命に背くことになれば、彼らに迷惑がかかると考えていた。
やがて台風の中、意識朦朧となった吉之助は死の淵にいた。
一蔵、斉彬、愛加那との約束が走馬灯のように頭の中を駆け巡っていく。
一方、吉之助の危険を感じとった愛加那も祈りを続けていた。
すると、吉之助は突然、自分の声を聞いた。
「おはんにしかできんこつが、まだあっとじゃ。生きろ」
台風が過ぎ、瀕死の状態の吉之助。
死の淵にあっても友を信じようとする吉之助に心を打たれた川口雪篷は、吉之助の口に水を注いで命を助けた。
そして、土持政照たちもたとえ藩命に背くことになったとしても、この吉之助を死なせないと決意し、牢から救出することになるのであった。
西郷どん(せごどん)
放送後の感想について
放送後に別ページにまとめています。