大河ドラマ西郷どん(せごどん)
第15話「殿の死」【感想】
この記事では大河ドラマ西郷どん(せごどん)の第15話「殿の死」の感想と、勝手にMVPを決めています。
家定、斉彬ナレ死?
大河ドラマ西郷どん(せごどん)15話「殿の死」どうでしたか?
私的には、今回はアッサリと家定と斉彬が死んでしまって、ちょっと物足りないというか消化不良です。
まぁ、来週の16話は「斉彬の遺言」となっていますので、斉彬の死についての描写があるとは思いますが、15話は少しボリュームが少ないような・・・。
その第15話をまとめるとこんな感じ。
①家定が死の間際に井伊直弼が大老に就任。
②井伊直弼が将軍後継ぎに紀州藩主・徳川慶福(家茂)を決定(南紀派の勝利)。
③夢破れた島津斉彬と西郷吉之助はガックリ。
④吉之助が大久保正助に諭されて、発奮し斉彬に京へ進軍することを提案。
⑤斉彬が軍備を整える中、死去。
これ以上でも、これ以下でもなかったです。
付け加えるなら、京都でハリセンボン春奈が登場したことwwww。
新しい恋の予感?
吉之助たちは、そんなこと言ってる状況ではなさそうなので、これはあり得ませんが、緊迫した状況でハリセンボン春奈登場の場面はかなり浮いてました。
あまり意味ない登場だったなぁ~
冒頭の家定の最期は、あまりにもあっけなかったっす。
篤姫に「柿の絵」を送るなど、家定の優しさが分かるシーンはありましたが、「かわいそう」感がちょっと少なかったかな。
もう少し、二人きりのシーンとか見たかったです。
家定が倒れたあと、井伊直弼がゴチョゴチョ言って、うまく「大老」に就任し、いきなり朝廷の勅許なしに日米修好通商条約に調印が決定。
史実の井伊直弼は条約勅許問題では「朝廷の勅許は必要」という立場をとって幕府内で孤立していたらしいので、見事に大河ドラマで汚名だけが着せられました。
まぁいつものことですがwww。
さらに井伊直弼は、家定のあとの将軍が紀州藩主・徳川慶福(家茂)になることを発表。
これは史実通り。
そして家定のお見舞いにもやってくる徳川慶福(家茂)くん、何て優等生。そして美少年www.
一発で本寿院たちオバサンのお気に入りになってましたね。
でも、一橋慶喜は何でお見舞いにも来なかったのでしょう?
前回、「俺が将軍になる」って啖呵きっていたのに、ツメが甘いというか・・・
あんなに走り回った西郷吉之助や橋本左内たちがかわいそう。
一橋慶喜は確かに優秀かもしれないけど、その優秀さ故に他人の心が分からないサイコパスだね。
井伊直弼の「南紀派」は勝つべくして勝ったような気がします。
「南紀派」が逆転サヨナラで勝利すると、島津斉彬、西郷吉之助たちはガックリ・・・
あからさまに皆やる気なし。
そこに、大久保正助が「自分が知っている吉之助はそんな男ではない」と励まして、吉之助が発奮。
短いけれど、この二人のやりとりは毎回見ごたえがある。正助の涙ながらの言葉はホントにカッコよかったです。
幼い頃から見てきた正助だからこそ、吉之助の心に響く言葉が言えるんでしょうね。
吉之助が太陽ならば、大久保正助は月のような存在。
太陽が奄美大島に沈んでいる間に、月が光輝いていく所が早く見たいです。
その後、吉之助は『兵を挙げて京に向かい、朝廷から幕府改革を命じる詔を出してもらう』策を進言しました。
斉彬も「ハッ」となって、すっかり上機嫌。
「西郷、今からお前は儂になれ!」なんて言葉まで送って、吉之助はまたまた京都行き。
吉之助がハリセンボン春奈wと斉彬上洛のバタバタ準備している最中、斉彬が急死。
しかも、えらくアッサリ・・・・ある意味、衝撃的でした。
今までの大河ドラマでは主要人物に死亡フラグが立つと、これまで主人公との感動シーンなどがフラッシュバックのように描かれて、視聴者は「あぁ~この人死んでしまう~」と、徐々に感情移入していきますが、今回の斉彬の死は不意打ちされた感じ。
いや、死ぬことは分かってましたが、感情移入していく場面があまりにも少なかった。
なので、悲しいとか寂しいという気持ちが沸きあがらず、涙が出ませんでした。
ある意味「急死」という意味ではこういうものなのかもしれませんが。
次の16話で描かれることを祈ります。
第15話「殿の死」
深堀り記事
第15話「殿の死」
勝手にMVP
今回のMVPは、大久保正助かな~
正直、今回は斉彬が死ぬってことが分かっていたので、かなり期待していたんですが、ちょっとアッサリしすぎていて残念だった。
その中で、感動したシーンは大久保正助が吉之助を励ますシーン。
ありきたりな言葉ではありましたが、初回から見てきた人にとっては二人の友情はすごく気持ちがいい。
もっと吉之助と正助が絡むシーンが見たいです。