おもしろきこともなき世をおもぶろぐ

歴史大好き葦尊彦による世の中のしょうもないことを前向きになるべく面白く考えていこうというお話。

日本の神様・神話 【須佐之男命③】スサノオ・クシナダヒメ

      2016/12/22

日本の神様 日本神話
【須佐之男命(素戔嗚尊)③】

今回で3回目となる須佐之男命(別称:素戔嗚尊 スサノオ)の話ですが、これまでのスサノオの話をザックリおさらいすると、

伊邪那岐命(イザナギ)から産まれたスサノオは、海原の統治を任されますが死んでいる母の伊邪那美命(イザナミ)のいる根之堅州国(死者の国)に行きたいと駄々をこねて海原を追放され、高天原の天照大御神(アマテラス)のもとでは乱暴狼藉のあまり天岩戸事件を起こし、高天原もやっぱり追放、出雲国に降りて老夫婦神の願いどおり八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を退治したところです。

ヤマタノオロチから出た、のちの三種の神器「草薙剣」ですが、スサノオはオロチの尾から出た剣なのであやしいと思い、アマテラスに事情を話して献上します。

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須佐之男命の結婚と子供

ヤマタノオロチを退治したスサノオは、櫛名田比売命(別称:稲田姫命 クシナダヒメ)を娶り、須賀の地に宮を築いて暮らします。

暴れん坊もついに落ち着きました

このクシナダヒメとの間に八島士奴美神(ヤシマジヌミ)が産まれ、この子孫が出雲の英雄である大国主命(オオクニヌシ)になります。

スサノオクシナダヒメ以外にも神大市姫命(別称:大市比売命 カミオオイチヒメ)を娶っており、この妻との間にも大年神(オオトシ)宇迦之御魂神(ウカノミタマ)が産まれました。

元ヤンには子が多い

クシナダヒメカミオオイチヒメも、伊邪那岐命(イザナギ)、伊邪那美命(イザナミ)の産んだ山の神の大山津見神(オオヤマツミ)の子や孫にあたり、スサノオ一族とは密接かつ複雑に絡んでいます。

ちなみに宇迦之御魂神は、伊邪那岐命(イザナギ)、伊邪那美命(イザナミ)が産んだとの説もありますが、穀物の神様として現在もお稲荷さんの名で有名になっています。参考に↓

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須佐之男命の試練

時は流れ、スサノオの子孫である大己貴命(オホナムチ)が出雲を統治するには様々な苦難がありました。

オホナムチは兄神たちに何度も殺されては生き返り、母に促され木の国に逃げ、ついにはスサノオが住む根之堅州国(死者の国)に至ります。

ここで、オホナムチスサノオの娘である須勢理毘売命(スセリビメ)と出会い、一目ぼれして求婚します。

スサノオオホナムチを試そうと蛇の部屋や、ムカデと蜂のいる部屋に泊まらせるなど試練を与えますが、その都度オホナムチは危機を回避。

娘を溺愛する元ヤン父

隙を見てスサノオの弓と太刀を携え、スセリビメをひいて脱出します。

駆け落ち寸前

追いかけてきたスサノオオホナムチに「そなたはオオクニヌシと名乗り、その太刀と矢で兄神たちを倒し、スセリビメを正妻にして宇迦の地に住め」と言ってオホナムチを認めたのでした。



おわりに

スサノオは地上に降りた際、新羅(朝鮮半島)に降りたりするなど、この神様についてはとにかく逸話や、謎、解釈の仕方が多くありすぎます。性格もバラつきありますし。

でも、小さい頃は駄々っ子だったスサノオが、反抗期にグレて、大人になって更生して、ジジイになって娘婿に意地悪してるって考えると、実に人間くさくて、こんな人いるなぁと思ってしまいます。

いつの間にかスサノオが根之堅州国(死者の国)にいますけど、もともと母イザナミに会いたいと駄々をこねて、行きたかった所は根之堅州国です。

スサノオは、お母さんに会えたのかなぁ?

色々あったけど、お母さんにいっぱい甘えられてたらいいね。

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