日本の神様 日本神話
【神武東征①】
日本神話の中で様々な神様が登場してきましたが、「天孫降臨」によって物語も神代から人代に変わり、今回の主役は神武天皇になります。
この神武天皇の日本建国の行程「神武東征」について2回に亘って説明していきます。
ちなみに神武天皇の系譜については、以下の通りです。
皇祖神、天照大御神(アマテラス)
その子、正勝吾勝勝速日天之忍穂耳命(マサカアカツカチハヤヒアメノオシホミミ / 天之忍穂耳命 アメノオシホミミ)
その子、天津日高日子番能邇邇芸命(別称:天津彦火瓊瓊杵尊 アマツヒコヒコホニニギ 以下ニニギ)=天孫
その子、山幸彦こと火遠理命(ホオリ)
その子、鵜葺草葺不合命(別称:彦波差瀲武鸕鷀草葺不合尊、鸕鷀草葺不合尊 ウガヤフキアエズ)
その子、神倭伊波礼毘古命(別称:若御毛沼命、始馭天下之天皇 カムヤマトイワレビコ 以下イワレビコ)=神武天皇になります。
あまりにも漢字が多すぎるのであだ名つけて簡単に書くと
アマテラス
カチカチ
天孫ニニギ
山幸彦
ウガウガ
神武天皇
の順番。
神武東征 出発
高天原から降臨したニニギの曾孫にあたり、日向で高千穂宮を営んでいた長兄、五瀬命(イツセ)と末弟(四男)、イワレビコの兄弟は、「どこの地に行けば天下をしっかりと治められるか」について話し合い、新天地を求めて3代続いた先祖の地を離れ、東に移り都を造ることを決意する。
ラオウとケンシロウの話し合い
そして美々津の湊から船団を組み出発。
北斗が修羅の国へ
ちなみに、次兄の稲氷命(別称:稲飯命 イナヒ)、三兄の御毛沼命(別称:三毛入野命、三毛野命 ミケヌ)も一緒です。
トキ、ジャギも一緒ってことw
豊後国の宇佐に着いた一行は、宇沙都彦(ウサツヒコ)、宇沙都比売(ウサツヒメ)の盛大な出迎えを受け、そのあと筑紫の岡田宮(福岡)で1年、安芸の多祁理(広島)で7年、吉備の高嶋宮(岡山)で8年滞在。
合計16年・・・
神武東征 大敗北
やっとこさ東に進んで、浪速の渡りを経て白肩津(大阪)に到着すると一行はいきなり攻撃を受けます。
待ち受けていたのは、土地の豪族の那賀須泥毘古(別称:長髄彦 ナガスネヒコ)。
生駒山麓でのナガスネヒコの猛攻で、長兄イツセは手に矢を受け深傷を負い大敗北を喫してしまう。
16年間の平和ボケのせい
イワレビコ兄弟は、「日の神の皇子である我らが、日に向かって戦うのはよくない。これからは日を背にして戦う」と誓い、いったん紀の国(和歌山)を南下し、熊野を目指します。
その途上、長兄イツセは紀の国の男之水門で、矢傷が原因で息絶えてしまいました。
わが生涯に一片の悔いなし?
出典:http://ja.hokuto.wikia.com/
次兄イナヒ、三兄ミケヌも暴風雨などで相次いで命を失います。
イワレビコは、3人の兄を亡くした上で東征を続けなければなりませんでした。
つづく