歴代天皇
【第6代】孝安天皇
孝安天皇
諡号:日本足彦国押人天皇(やまとたらしひこくにおしひとのすめらみこと)
生没:前427年~前291年
在位:前392年~前291年
父:孝昭天皇
母:世襲足媛(よそたらしひめ)
(第2子)
孝安天皇も、欠史8代の一人で具体的なエピソードを持たない天皇。
母は尾張氏の世襲足媛であるものの、都としたのは葛城の室秋津島宮であることから葛城氏の影響を受けた天皇であるといえる。
后は押媛命(おしひめのみこと)で、同母兄の天足彦国押人命(あまたらしひこくにおしひとのみこと)の娘であった。
天足彦国押人命は、奈良北部を本拠とした和邇氏の祖先とされ、この和邇氏から春日氏、大坂氏、大宅氏、小野氏、柿本氏などが枝分かれしていった。
枝分かれした氏族は、古代の朝廷で国家運営に重要な役割を果たしていくことからも、彼らがのちに実在しない天皇を作り出し、血縁関係を繋ぎ合わせた可能性がある。
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