歴代天皇
【第12代】景行天皇
景行天皇
諡号:大足彦忍代別天皇(おおたらしひこおしろわけのすめらみこと)
生没:前13年~130年
在位:71年~130年
父:垂仁天皇
母:日葉酢媛命(ひばすひめのみこと)
(第3皇子)
景行天皇は、10人の后妃を持ち80人の子どもをもうけたという精力おばけ天皇。
この時代、大和王権は日本の支配権を確立すべく、各地の豪族たちを次々と征討していった。
景行天皇も自ら中国地方や九州に向かい、周防国の神夏磯媛(かむなつそひめ)、豊後国の土蜘蛛、日向国の熊襲梟帥(くまそたける)を服従させ、6年間も日向国に滞在したという。
景行天皇の子どもの中で、最も有名なのは古代日本の中でヒーローとされる第2皇子の日本武尊(やまとたける)。
日本武尊は反旗を翻した熊襲を討伐したあと、伊勢神宮で叔母の倭媛命(やまとひめのみこと)から草薙剣を授かり、東国各地を転戦して父の日本統一事業に貢献。
その後、尾張国に戻った日本武尊は、宮簀媛(みやずひめ)と結婚し草薙剣を預けて、次は近江国に出向いた。
しかし、神剣を持たない日本武尊は、伊吹山の荒神に祟られてフラフラの状態に。
最期は故郷の大和で迎えたいと息絶え絶えで何とか伊勢国に入るが、あえなく能褒野(のぼの)で崩御した。
photo by 葦尊彦
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