大河ドラマ西郷どん(せごどん)
ユタ・里千代金(さとちよかね)
大河ドラマ西郷どん(せごどん)の第18話「流人 菊池源吾」から奄美大島編がスタートし、魅力的で神秘的な女性たちが多く登場してきます。
その中で今回は、大河ドラマ西郷どん(せごどん)のオリジナルの人物である、秋山菜津子さんが演じるユタと、里アンナさんが演じる里千代金(さとちよかね)について簡単に紹介していきます。
ユタ
秋山菜津子さんが演じるのは、神様に仕える女性『ノロ』のユタ。
原作では、西郷が奄美大島にやってくる前にユタたち『ノロ』が海岸で神祭りを行い、村の女たちだけが神に捧げる酒や料理を持って見守っていました。
『ノロ』の神々への感謝と一年の願いを込めた唱えが終わると、オホリと呼ばれる浜送りが行われ、供え物を持って波打ち際まで進んで再び祈り、村の女たちは『ノロ』と酒や料理を楽しみます。
ここで『ノロ』の長老であるユタ(原作ではヲンニヤダロ)は「とぅま(愛加那)」に、「もうじきお前の夫がやってくる。海の向こうからね」と神のお告げを伝えています。
これが菊池源吾と名乗っていた西郷吉之助のことらしく、その後「とぅま(愛加那)」はユタの予言通りに結婚することになしました。
また、この『ノロ』の役割としては、成人した島の女性の手に魔除けのハジキ(刺青)を施すことも行っており、ユタも成人した「とぅま(愛加那)」の右手に、結婚後は左手にハジキを施しています。
原作では、ほとんど登場シーンはありませんが、不思議な力を持つユタは大河ドラマでは「とぅま(愛加那)」の良き相談相手となってアドバイスを行っていくと思われます。
里千代金(さとちよかね)
大河ドラマ西郷どん(せごどん)のテーマ曲で「アーアーアーアーアーアアー・・・・」と美声と聞かせてくれている奄美の歌姫・里アンナさんが演じるのは富堅の妻である里千代金。
里千代金は唄が上手な島の女性として登場しますが、実際の富堅が結婚していたのは乙千代金という女性らしく、里千代金は大河ドラマのオリジナルキャラクターです。
おそらく乙千代金の名前を里千代金と変えているのは、里アンナさんの名前を活かしているのかと。
ドラマの中で、この里千代金は義妹である「とぅま(愛加那)」と西郷の祝言の日に、美しい島唄を披露して式を盛り上げてくれますが、物語の中ではそこまで登場シーンは多くないと予想されます。
しかし、YouTubeで拝見する限り、素晴らしい歌声!大河ドラマでも里アンナさんの歌声には注目です。