大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」
第8話「不吉な嫁」あらすじ
平成30年大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」第8話「不吉な嫁」のあらすじ・ネタバレについて書いていきます。
詳細なネタバレもあるので先の展開を知りたくない方は、【ネタバレ注意】は読まないほうがいいです。
たまに、私がところどころふざけてセリフや文章を考えて書いているところがありもすが、決して本編の大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」ではそのようなことはありもはん。
なお、放送後の感想については、別ページで書いていきますのでそちらもよろしくお願いします。
西郷どん(せごどん)
第8話「不吉な嫁」
NHK公式 あらすじ
須賀(橋本愛)が嫁入りした年は、西郷家に不幸が重なり、吉之助(鈴木亮平)にとって最も悲しい一年となる。暮らしはますます厳しくなり、須賀は隣人から“不吉な嫁”と罵られる。そんな時、ペリーの黒船が現れ、薩摩に戻っていた斉彬(渡辺謙)は江戸へ急ぎ戻ることとなり、そのお供に吉之助が選ばれる。家族は歓喜し吉之助も喜び勇むが、唯一須賀は猛反対する。旅費や江戸での生活費は全て自己負担であり、30両もの支度金を西郷家は用意できない、と。
西郷どん(せごどん)
第8話「不吉な嫁」
あらすじ【ネタバレ注意】
ペリー来航
嘉永6年(1853年)元旦、昨年に次々と家族を失った西郷家は、今年は皆が幸せに過ごせることを祈った。
しかし、須賀が自分がいるから良い年にはならないと言いだす。
近所では須賀のことを「不吉な嫁」と噂されていて、本人も卑屈になっていた。
吉之助は須賀に優しい言葉をかけて慰めると、須賀も嬉しそうに見つめ返してきた。
5月になって、大久保正助の謹慎が解けた。
記録所書役助の仕事にも復帰し、吉之助も大喜び。
あとは、父・次右衛門の島流しが許されることを願った。
6月、浦賀沖にペリーの黒船が来航。
江戸中が大騒ぎとなり、幕府の重鎮たちも来航目的が分からないため混乱に陥った。
薩摩に戻る途中の島津斉彬は、琉球やジョン万次郎からメリケンが来航することは知っていたので驚きもしない。
薩摩に着くと斉彬は、長崎、江戸に兵を送り、領内の警備も強め、大砲を製造する準備を始めた。
重臣たちは、戦争をするつもりかと尋ねると、斉彬は答えた。
「今はメリケンを戦をしてはならん。軍備を強化し、対等の立場で物申すためである。もし開国すればいち早く兵を出した薩摩が次の時代を引っ張ることができる」
斉彬の意見には重臣たちも舌をまいた。
そして、斉彬は養女・篤姫(於一)の江戸行きを急がせた。
江戸行き決定
吉之助は、家老名代の桂久武に呼び出された。
斉彬が老中・阿部正弘に呼ばれ江戸に行くことになったので同行せよとの命令だ。
吉之助は感激し、半年後の江戸行きに備えることとした。
吉之助の江戸行きに西郷家は歓喜するが、須賀ひとりが「めでたくない」と言う。
理由は江戸行きの支度金30両の工面。
もし、借金すれば吉之助を借金まみれの家で待つことになる。
吉之助は返す言葉がなかった。
夜、吉之助に正助が声をかけてきた。
正助は、吉之助の江戸行きを聞いて悔しい思いを抱いたが、それを隠して祝福する。
借金や家族の心配で浮かない表情の吉之助に正助は怒った。
「子供の頃から斉彬さまに憧れ、それが叶ったのに。この『やっせんぼ』が!」
吉之助も逆ギレをおこし、結局ケンカになってしまった。
その後、吉之助は城に上がる篤姫の護衛の任務を任せられる。
江戸に行くわけでもないのに心配する須賀。
弟・吉二郎や妹・琴は、必死に内職して支度金を準備しようとしていた。
しかし、須賀は「無駄な事」と言って、家を出て行ってしまった。
正助の友情と須賀の愛情
正助は、吉之助のことが気になり、郷中の仲間に呼びかけて金を集めることを頼む。
正助自身も、豪商・板垣家に行き、吉之助のために借金の申し入れをした。
しかし、板垣は西郷家からは借金を返してもらってないからと断る。
それでも正助は、「西郷吉之助は、ふとか男」と涙ながらに力説し、自分が命を懸けて返すと約束した。
すると板垣は「西郷様への餞別です。返済不要。私も西郷吉之助に惚れております」と言って懐から金を出すのであった。
吉之助は篤姫の護衛の際、「そなたのおかげで賭けに勝って、私はここにいる」とと声をかけられた。
そして、篤姫は吉之助に江戸での再会を誓う。
家に帰った吉之助を迎えたのは、金を必死で集めてきた正助たちだった。
篤姫との誓いで迷いがなくなった吉之助は素直に礼を言う。
そこで、須賀が姿がないことに気づいた。
すると須賀が父親の直五郎と共にやってきた。
そして直五郎が言う。
「吉之助どん。すまん。須賀と離縁してくれ」
須賀は貧乏暮しが耐えられなかったようだ。
須賀も開き直ったように「ワガママで悪うございました」と言う。
呆然とする吉之助に、直五郎は「こんなワガママ娘のことは忘れて江戸に行ってくれ。これは餞別じゃ」と金を差し出した。
吉之助が受け取ろうとしないため、須賀は「手切れ金です。これで夫婦の縁を切りましょう。好きなとこに行って、勝手に出世すればいい」と言う。
そして須賀は「せいせいした」との捨て台詞を吐いて立ち去っていった。
須賀は実家への帰り道、直五郎に尋ねられた。
「これでよかったのか?」
須賀は答えた。
「あんな優しい人を見たことがない。優しすぎます。一緒に居れば離れられなくなって、江戸行きを引き留めてしまいます。あの人の優しさは相手の気持ちになって考えてくれること。こんなにひねくれた私のことも分かってくれていました。それだけで充分です」
これに直五郎が驚く。
「それでこっちから離縁を申し出て、手切れ金を渡し江戸に行かせたのか?」
すると須賀は号泣しながら言うのであった。
「日本一の婿を、こっちから離縁してやりましたわ」
こうして、吉之助は江戸に旅立つこととなった。
8話補足記事まとめ
西郷どん(せごどん)
放送後の感想について
放送後に別ページにまとめています。