西郷どん関連

大河ドラマ西郷どん【フェアヘイブン(フェアヘーブン)】ジョン・マン(劇団ひとり)がいたアメリカの町はどこにある?

投稿日:2018年1月31日 更新日:

大河ドラマ西郷どん(せごどん)
ジョン・マンがいた町
フェアヘイブン(フェアヘーブン)

大河ドラマ西郷どん(せごどん)の第6話では、劇団ひとりが演じる謎の男が登場します。

その後すったもんだあって、この謎の男は名は、ジョン・マン、のちのジョン・万次郎であることが判明しました。

さらに、ジョン・マン(ジョン・万次郎)は土佐出身の漁師で、遭難後にアメリカの捕鯨船に救助され、長い年月を経て日本に帰ってきたことが分かります。

話を聞いた島津斉彬は信じられずにいましたが、ジョン・マン(ジョン・万次郎)がアメリカのフェアヘイブン(フェアヘーブン)という町で暮らし、アメリカの事情に詳しいことを知ると、ジョンに知識の教授を依頼しました。

ここで気になったのが、ジョン・マン(ジョン・万次郎)が暮らしたフェアヘイブン(フェアヘーブン)という町。

ジョン・マン(ジョン・万次郎)自体の記事は別記事で紹介していますので、今回はこのフェアヘイブン(フェアヘーブン)というアメリカの町について掘り下げていきます。

 

スポンサーリンク

 

 

フェアヘイブン(フェアヘーブン)

1652年、初めてヨーロッパ人がアメリカ大陸のフェアヘイブン周辺の地に入り、開拓者たちはインディアンからこの土地を購入しました。

開拓者たちはこの土地に旧ダートマスという町を建設。

この町には現在のダートマスのみならず、現在のニューベッドフォード、アクシュネット、フェアヘイブン、ウェストポートが含まれていました。

1787年に、正式にニューベッドフォード町とし成長し、1796年には、ニューベッドフォードとフェアヘイブンの間に橋が建設され、急激に町が成長がしていきます。

そして、大きくなったフェアヘイブンの町は、1812年にニューベッドフォードから分離して独立した町となりました。

フェアヘイブンの近くには、ペリー艦隊が日本に向け船出したニューポートの港などがあり、この頃フェアヘイブン一帯は捕鯨業などを生業とする大きな港の町となっていました。

 

 

 

 

ジョン・マン(ジョン万次郎)とフェアヘイブン(フェアヘーブン)

ニューベッドフォードから出港し、日本近海で捕鯨をしていたジョン・ハウランド号は、無人島の鳥島に漂着していた日本人を助けます。

しかし、この頃日本は鎖国状態にあったため、ホイットフィールド船長は日本へ送り届けることを諦めて、ハワイで下ろすことにしました。

命を助けられた最年少(14歳)の中浜万次郎も、この時にハワイに下ろされる予定でしたが、ホイットフィールド船長は万次郎の利発さが気に入り、アメリカに来ないかと誘います。

万次郎は溢れる好奇心を抑えきれず、アメリカに行くことにしました。

その後、万次郎を乗せたジョン・ハウランド号は、無事にニューベッドフォードに帰港。

万次郎は、フェアヘイブンにあったホイットフィールド船長の家に一緒に住みました。

のちにホイットフィールドの養子となった中浜万次郎は、船の名前にちなんで「ジョン・マン」と愛称をつけられました。

そしてジョン・マンは寝る間を惜しんで勉学に励み、学校を主席で卒業しました。

 

 

スポンサーリンク

 

 

10年後、日本に帰ったジョン・マンは、幕末における重要人物となり、幕府に登用されて勝海舟とともに再びアメリカにやってきます。

しかし、この時は第二の故郷・フェアヘイブンには寄ることが出来ずに帰国しました。

幕府が無くなり、明治新政府となってもジョン万次郎(ジョン・マン)は通訳として重用され、明治3年には欧州視察を行います。

その帰路、ジョン万次郎はフェアヘイブンに立ち寄り、ついに恩人・ホイットフィールドと再会しました。

この時、ジョン万次郎はこれまでの恩に感謝し、身につけていた日本刀をホイットフィールドに贈っています。

その後、ジョン万次郎は日本で教育者として、ホイットフィールドはアメリカで政治家として活躍しました。

この二人の出会いから、ジョン万次郎の生誕地・土佐清水市とフェアヘイブン、ニューベッドフォードは姉妹提携都市となり、ホイットフィールド船長の家は、ホイットフィールド・万次郎友好記念館として現在整備されています。

 

 

看板をアップにしてみて下さい!

スポンサーリンク

大河ドラマ西郷どん(せごどん)あらすじ・ネタバレ・感想・期待度まとめ【初回から最終回まで】
大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」全話 あらすじ・ネタバレ・感想・期待度まとめ この記事では、2018年NHK大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」全47話のあらすじ・
大河ドラマ西郷どん(せごどん)の【説明記事一覧】疑問に思った内容や人物を簡単に紹介!
大河ドラマ西郷どん(せごどん) 背景・関連記事・説明記事一覧 この記事では、大河ドラマ西郷どん(せごどん)の本編にある背景や、史実をもとに紹介した関連記事、疑問に思うワ

スポンサーリンク

 

-西郷どん関連

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

大河ドラマ西郷どん(せごどん)有村俊斎(海江田信義)西郷吉之助に嫉妬し、久光に接近した軽率な行動が目立つ維新志士

大河ドラマ西郷どん(せごどん) 有村俊斎(海江田信義) 大河ドラマ西郷どん(せごどん)で、西郷小吉(隆盛)たちの下加治屋町郷中と競い合う高麗町郷中に所属している有村俊斎(のちの海江田信義)。 小さい頃 …

謎のお面の男を雇う長野主膳とは?西郷どん(せごどん)磯田屋で橋本左内を襲った男の主人?長野主膳は井伊直弼の懐刀!

大河ドラマ西郷どん(せごどん) 長野主膳 大河ドラマ西郷どん(せごどん)第11話、篤姫を輿入れさせるために江戸城で阿部正弘と共に将軍・徳川家定に対面した島津斉彬は、対立する井伊直弼と廊下で出くわします …

大河ドラマ西郷どん(せごどん)【安政の大地震】江戸だけではない!日本各地と幕府の権威を揺らした巨大地震とは

大河ドラマ西郷どん(せごどん) 安政の大地震(全国版) 大河ドラマ西郷どん(せごどん)の第12話で、西郷吉之助や篤姫を襲った安政の大地震は、本来は江戸で発生した地震だけを指すものではありません。 ペリ …

集成館事業とは?西郷どん(せごどん)で島津斉彬が欧米列強に対抗するため推進した産業の近代化事業!

大河ドラマ西郷どん(せごどん) 集成館事業とは  大河ドラマ西郷どん(せごどん)で、西洋文明に興味を持つ島津斉彬。 斉彬はただ単に西洋文明に憧れていたわけではなく、日本が欧米諸国に対抗するために、欧米 …

西郷星☆西郷どん(せごどん)火星になった西郷隆盛!地球に接近する火星の天体現象に民衆が熱狂?

大河ドラマ西郷どん(せごどん) 西郷星 大河ドラマ西郷どん(せごどん)の最終回で西郷隆盛が非業の死を遂げたあと、共に江戸城無血開城を果たした勝海舟が夜空を見上げ「龍馬とよろしくやっているか、西郷どん・ …