麒麟がくる|土岐頼芸・ときよりのり(尾美としのり)壮絶な家督争いの果てに道三に国を奪われた鷹の絵を愛した文化人

      2020/01/23

大河ドラマ「麒麟がくる」
土岐頼芸(ときよりのり)

大河ドラマ「麒麟がくる」で尾美としのりが演じるのが、斎藤利政(道三)を従え、兄を守護の座から追い落とした土岐頼芸(ときよりのり/よりあき)。

尾美としのりさんといえば、2017年大河ドラマ「おんな城主直虎」で徳川四天王の榊原康政を演じたことが記憶に新しいですね。

あの時は徳川家康(阿部サダヲ)や井伊直政(菅田将暉)をはじめとする個性的な徳川家のボケに対し、唯一ツッコミを入れるような武将でしたが、今回の「麒麟がくる」では榊原康政のようなツッコミ役、キレ者ではなく、どちらかというとボケ役、情けない男・土岐頼芸になると思います。

この記事では、壮絶な兄弟間の家督争いの末に斎藤利政(道三)に国を奪われてしまう、戦国の荒波に乗り切れなかった男・土岐頼芸について簡単に紹介していきます。

 

出典:https://www.nhk.or.jp/

スポンサーリンク

 

土岐頼芸(ときよりのり/ よりあき)

土岐頼芸は、文亀2年(1502年)に美濃国の守護大名・土岐政房の次男として生まれた。

この当時の美濃国内は守護代の斉藤家が衰退して長井家が台頭するなど、不安定な状態が続いていた。

そして守護・土岐家も、この土岐頼芸の誕生で家督をめぐる争いが勃発することになる。

 

兄弟間の家督争い

父・土岐政房は成長した次男の頼芸を溺愛し、家督を継がせるために長男・政頼(頼武)を廃嫡しようと考えるようになっていた。

そして永正14年(1517年)、土岐頼芸は父の後押しで小守護代・長井長弘、長井新左衛門尉(斎藤道三の父)らに擁立され、守護代・斎藤利良の支持を受けた兄・政頼(頼武)と家督を争う戦となった。

この戦いでは兄・政頼(頼武)が勝利するも、翌年には土岐頼芸支持派が盛り返し、政頼(頼武)を越前国に追いやることに成功する。

しかし、政頼(頼武)もこれで引き下がることはなく、永正16年(1519年)には越前守護の朝倉孝景の支援を得て美濃に侵攻。

土岐頼芸支持派は圧倒され、結局は政頼(頼武)が美濃守護に就くことになった。

 

出典:https://ameblo.jp/

スポンサーリンク

 

 

続・兄弟間の家督争い

家督争いはこれで終結したかに見えたが、その後も土岐頼芸は兄の打倒を計画し、大永5年(1525年)に再び挙兵。

そして享禄3年(1530年)、土岐頼芸は再び政頼(頼武)を越前国に追放して政権を奪取した。

ちなみに、この頃に長井新左衛門尉の子・長井新九郎規秀(のちの斎藤道三)を重用し始めたと考えられている。

しかし、土岐家の家督争いはこれで終わったわけではなく、天文4年(1535年)に土岐頼芸が父の17回忌を執り行った際に自らの正統性を宣言したため、兄の跡を継いでいた政頼(頼武)の子・頼純が美濃国奪還に動き出す。

頼純は朝倉氏に加え、六角氏からも支援を得て侵攻したため、戦火は美濃国全土に及んだ。

翌年、土岐頼芸は正式に守護の座に就くと、六角定頼の娘を娶り、六角氏と和睦。

これによって国内の争乱は急速に治まり、天文8年(1539年)には頼純との間に和議が成立した。

 

あざーす!

出典:https://www.instagram.com/

スポンサーリンク

 

 

斎藤道三(利政)との争い

天文10年(1541年)、重臣の斎藤利政(のちの道三)が土岐頼芸の弟・頼満を毒殺する事件を起こす。

これにより、土岐頼芸と斎藤利政との関係は険悪となって戦に発展した。

そして天文11年(1542年)、斎藤利政に敗れた土岐頼芸は、子の頼次と共に尾張国へ追放された。

その後、土岐頼芸は尾張国の織田信秀の支援を得て美濃国奪還を目指す。

また、土岐頼芸は越前国で朝倉孝景の庇護下にいた頼純とも連携し、斎藤利政を追い詰めた。

この戦いで土岐頼芸は守護の座に復帰することになったが、天文15年(1546年)に斎藤利政と朝倉孝景が和睦すると守護退任を迫られ、代わりに頼純が守護の座に就いた。

さらに天文17年(1548年)、今度は織田信秀と斎藤利政が和睦したため、土岐頼芸は完全に支援者を失い、再び追放されてしまった。

その後、各地を転々とした土岐頼芸は歴史の表舞台から姿を消すが、織田信長による甲州征伐の際に武田氏に身を寄せていたところを発見される。

そして織田家臣となっていた元土岐家臣・稲葉一鉄のはからいで土岐頼芸は美濃国に戻ることができ、半年後に死去したという。享年81。

戦国の荒波に翻弄された土岐頼芸であったが、戦乱の最中でも多くの書画を書き残し、特に鷹の絵は「土岐の鷹」として珍重されている。

 

土岐頼芸の甥・頼純の記事はこちら↓

麒麟がくる|土岐頼純(矢野聖人)帰蝶の元夫は斎藤道三に暗殺された流浪の美濃守護職
大河ドラマ麒麟がくる 土岐頼純 大河ドラマ「麒麟がくる」で、矢野聖人が演じるのが土岐頼純という人物。土岐頼純は尾美としのりが演じていいる土岐頼芸の甥にあたり、美濃国守護

土岐頼芸の兄・頼武の記事はこちら↓

麒麟がくる【土岐頼芸の兄・土岐頼武(政頼)】大河ドラマ麒麟がくる以前の美濃、土岐氏、斎藤氏の関係に迫る③
大河ドラマ麒麟がくる 土岐頼武(政頼) 大河ドラマ「麒麟がくる」の序盤の舞台は室町時代末期の美濃国。明智光秀は斎藤利政(道三)に仕える明智家の一門として物語が始まります

土岐頼芸の父・政房の記事はこちら↓

麒麟がくる【土岐頼芸の父・土岐政房】大河ドラマ麒麟がくる以前の美濃、土岐氏、斎藤氏の関係に迫る②
大河ドラマ麒麟がくる 土岐政房 大河ドラマ「麒麟がくる」の序盤の舞台は室町時代末期の美濃国。明智光秀は斎藤利政(道三)に仕える明智家の一門として物語が始まります。美濃国

土岐頼芸の祖父・成頼の記事はこちら↓

麒麟がくる【土岐頼芸の祖父・土岐成頼】大河ドラマ麒麟がくる以前の美濃、土岐氏、斎藤氏の関係に迫る①
大河ドラマ麒麟がくる 土岐成頼 大河ドラマ「麒麟がくる」の序盤の舞台は室町時代末期の美濃国。明智光秀は斎藤利政(道三)に仕える明智家の一門として物語が始まります。美濃国

スポンサーリンク

 

麒麟がくる全話あらすじ

→●全話あらすじ

→①初回(1話)~5話のあらすじ・期待度

→②6話~10話のあらすじ・期待度

→③11話~15話のあらすじ・期待度

→④16話~20話のあらすじ・期待度

→⑤21話~25話のあらすじ・期待度

→⑥26話~30話のあらすじ・期待度

→⑦31話~35話のあらすじ・期待度

→⑧36話~40話のあらすじ・期待度

→⑨41話~最終回(44話)あらすじ・期待度

麒麟がくる人物キャスト

青字は人物情報あり

 

あ:明智左馬之助

あ:明智牧(石川さゆり)

あ:明智光秀(長谷川博己)

あ:明智光安(西村雅彦)

あ:朝倉義景

あ:足利義昭(滝藤賢一)

あ:足利義輝(向井理)

い:稲葉良通・一鉄(村田雄浩)

い:伊呂波太夫(尾野真千子)

い:今川義元(片岡愛之助)

お:於大の方(松本若菜)

お:織田信賢

お:織田信勝(木村了)

お:織田信長(染谷将太)

お:織田信秀(高橋克則)

お:織田信広

お:織田信光(木下ほうか)

お:織田信康

お:織田信安

お:織田彦五郎信友

お:小見の方(片岡京子)

き:帰蝶・濃姫(川口春奈)

き:菊丸(岡村隆史)

こ:駒(門脇麦)

さ:斎藤道三・利政(本木雅弘)

さ:斎藤利三

さ:斎藤義龍・高政(伊藤英明)

た:太原雪斎(伊吹吾郎)

つ:妻木煕子(木村文乃)

と:藤吉郎(佐々木蔵之介)

と:土岐成頼

と:土岐政房

と:土岐頼武

と:土岐頼純(矢野聖人)

と:土岐頼芸(尾美としのり)

と:土田御前(檀れい)

に:日運(有福正志)

ひ:平手政秀(上杉祥三)

ふ:藤田行政・伝吾(徳重聡)

ほ:細川晴元(国広富之)

ほ:細川幽斎・藤孝(眞島秀和)

ま:孫六兼正

ま:松平信康(風間俊介)

ま:松平広忠(浅利陽介)

ま:松永久秀(吉田鋼太郎)

み:水野信元(横田英司)

み:三淵藤英(谷原章介)

み:三好長慶(山路和弘)

み:深芳野(南果歩)

も:望月東庵(堺正章)

麒麟がくる関連記事

スポンサーリンク

 - 麒麟がくる関連