平成28年度第2次補正予算 小規模事業者持続化補助金
小規模事業者持続化補助金の書き方について、これまで①~⑩で経営計画書(様式2)、補助事業計画書(様式3)と説明してきましたが、最後に「採択される持続化補助金書き方②」まとめということで補助事業計画書(様式3)の最も重視すべき点だけまとめます。
1-1.補助事業の内容を書く
記号、句読点も含めた30文字以内で、自分が補助金を使ってやることのタイトルを簡潔に書きましょう。
これまで全国で採択された事業所のタイトルだけは小規模事業者持続化補助金HPの中で公開されていますので、参考にするといいでしょう。
1-2.販路開拓等の取組内容を書く
「欲しい」、「やりたい」ではなく、経営計画書(様式2)で記載した課題を解決し、顧客ニーズを捉えた書き方をしないといけません。
その上で、「何を」、「どのくらい」、「どのような方法で」行うかを数値も含めて具体的に書き、これまでの取組と異なる点、創意工夫した点なども具体的に書きます。
1-3.業務効率化(生産性向上)の取組内容を書く
以下の取組みを行わない場合は、省略しましょう。
・業務改善の専門家からの指導、助言による長時間労働の削減。
・従業員の作業導線の確保や整理スペースの導入のための店舗改装。
・新たに倉庫管理システムのソフトウェアを購入し、配送業務を効率化する。
・新たに労務管理システムのソフトウェアを購入し、人事・給与管理業務を効率化する。
・新たにPOSレジソフトウェアを購入し、売上管理業務を効率化する
・新たに経理・会計ソフトウェアを購入し、決算業務を効率化する
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1-4.補助事業の効果を書く
【自社にとっての効果】 自社の売上、利益の効果とその理由。表も挿入。
【お客様にとっての効果】 利便性の向上、品質の向上、満足度の向上など、お客様にとってどのような効果があるのかとその理由。
【地域にとっての効果】 買い物弱者対策、インバウンド受入による観光客増加など、地域にとってどのような効果があるのかとその理由。
【業界にとっての効果】 新しい取組、革新的な取組みによって、業界が変わることも予想される効果とその理由。
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2.経費明細表を書く
【経費区分】 各経費区分の頭の番号も記入しなければならない
【内容・必要理由】 必ず必要理由も記入してください。
【経費内訳】 概算でも計上可能。単価×回数の記載が必要ですので、具体的な数値を書いて下さい。
【補助対象経費】 補助対象経費(税抜・税込)とありますので、どちらかを□で囲むか、一方を削って下さい。税込で計上できるのは、消費税の免税事業者か、簡易課税事業者になっています。
3.資金調達方法を書く
左の補助対象経費の調達一覧の2.持続化補助金の欄には、経費明細表の最後の欄(2)補助金交付申請額を記入します。
すると残りの3分の1はどこから調達するのかを1.自己資金、3.金融機関からの借入金、4.その他に書きます。3.金融機関や4.その他の場合は、具体的な調達先(○○銀行や家族など)まで書きます。
右の「2.補助金」相当額の手当方法は、簡単に言えば、持続化補助金が入金されるまでの間、どうやって自分が立替するのかです。
自己資金だけなのか、金融機関から借りるのかを書きましょう。
補助金は請求書、領収書を添付して実績報告書を出さないと入金にはなりませんので注意して下さい。
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小規模事業者持続化補助金の書き方まとめ【採択される持続化補助金の書き方①】↓
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