西郷どん関連

大河ドラマ西郷どん【海外渡航の禁】ジョン・マン(劇団ひとり)が日本に帰るために犯した罪「海外渡航の禁」は鎖国政策の一つ

投稿日:2018年1月31日 更新日:

大河ドラマ西郷どん(せごどん)
ジョン・マンが犯した罪
海外渡航の禁とは

大河ドラマ西郷どん(せごどん)の第6話で、アメリカからやってきた劇団ひとりが演じるジョン・マンという謎の男。

ジョン・マンは、土佐出身の漁師で、ある日遭難してアメリカの捕鯨船に助けられ、その後アメリカで教育を受けて帰って来た日本人です。

本名は「万次郎」で、人からは通称「ジョン・万次郎」と呼ばれ、のちに幕府に仕えて出身地の「中浜」を名字に与えられ、「中浜万次郎」と名乗っています。

大河ドラマで登場した時、ジョン・マンは牢の中に入れられており、罪人として扱われています。

この頃、日本は鎖国をしていたことは誰でも知っていますが、外国人ならまだしも正真正銘の日本人であったジョン・マンこと万次郎は、なぜそこまで厳しい取り調べを受けなければならなかったのでしょうか。

今回は、ジョン・マンこと万次郎が犯した罪「海外渡航の禁」について簡単に紹介します。

 

 

出典:http://bigapple4u.exblog.jp/

スポンサーリンク

 

 

海外渡航の禁

海外渡航の禁は、江戸時代初期の鎖国政策の法令の一部である。

江戸幕府は慶長17年 (1612年) にキリスト教禁制や、貿易港制限策に続いて、寛永10年(1633年)には 朱印状を受けて外国との貿易に従事した「朱印船」以外の海外渡航や海外在住5年以上の者の帰国を禁じました。

当時、鎖国の中にあっても、この朱印船貿易によって日本人は東南アジア各地に日本人居留民の町「南洋日本人町」を形成していました。

この南洋日本人町に住む日本人が、現地でキリスト教に感化され帰国することを恐れ、幕府は海外在住5年以上の者の帰国を禁じたのです。

 

その2年後に幕府は、さらに法令を厳しくし、全ての日本人の海外渡航と海外在住日本人の帰国を禁止、密帰国者は死刑に処するなど罰則を強化しました。

これによって日本人の海外進出は全面的に禁止され、外国人が日本に来ることだけでなく「南洋日本人町 」に住む日本人が帰ってくる道を完全に閉ざしたのです。

以後、ポルトガル船来航禁止、平戸オランダ商館の出島移転によって鎖国政策が完成され、ペリーの来航による日米和親条約締結にいたるまで、日本は鎖国状態が続きました。

 万次郎は遭難事故で、たまたま海外に渡ってしまったわけですが、幕府は万次郎が外国人ではないかと疑っていたわけではなく、「海外渡航の禁」を犯した密航、密帰国者ではないか、かつての「南洋日本人町」からの渡航者ではないかと疑い、厳しい取り調べを行ったのです。

 

スポンサーリンク

大河ドラマ西郷どん(せごどん)あらすじ・ネタバレ・感想・期待度まとめ【初回から最終回まで】
大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」全話 あらすじ・ネタバレ・感想・期待度まとめ この記事では、2018年NHK大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」全47話のあらすじ・
大河ドラマ西郷どん(せごどん)の【説明記事一覧】疑問に思った内容や人物を簡単に紹介!
大河ドラマ西郷どん(せごどん) 背景・関連記事・説明記事一覧 この記事では、大河ドラマ西郷どん(せごどん)の本編にある背景や、史実をもとに紹介した関連記事、疑問に思うワ

スポンサーリンク

-西郷どん関連

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

【辞官納地】大河ドラマ西郷どん(せごどん)慶喜の官位は?徳川家の石高は?慶喜を追い詰めた小御所会議の決定事項

大河ドラマ西郷どん(せごどん) 辞官納地 大河ドラマ西郷どん(せごどん)で「大政奉還」と行った徳川慶喜に対し、西郷吉之助たち討幕派はおとなしくなると思いきや、岩倉具視や大久保一蔵はあくまで武力討幕の道 …

【寺田屋騒動】西郷どん(せごどん)錦戸亮が演じる西郷信吾、有馬新七らが粛清された薩摩藩内の同士討ち事件

大河ドラマ西郷どん(せごどん) 寺田屋騒動(寺田屋事件) 大河ドラマ西郷どん(せごどん)の中盤、京都で起こる薩摩藩士同志による粛清事件が『寺田屋騒動(寺田屋事件)』。 西郷吉之助はこの事件を事前に止め …

【平野国臣(國臣)】西郷どん(せごどん)の命を救った生野の変の首謀者は幕末のファッションリーダー?

大河ドラマ西郷どん(せごどん) 平野国臣(國臣) 大河ドラマ西郷どん(せごどん)で、西郷吉之助は島津久光の命で下関に行き待機し、その後京に上がることになりましたが、この間に多くの過激派尊王攘夷志士と出 …

大河ドラマ西郷どん(せごどん)海国図志とは?謹慎中の大久保正助が読んだ海国図志(かいこくずし)は国防の教科書か?

大河ドラマ西郷どん(せごどん) 海国図志とは? 大河ドラマ西郷どんの第5話「相撲じゃ!相撲じゃ!」で、謹慎中で外に出れなくなった大久保正助が読みたがっていた本が「海国図志」です。 吉之助がこの「海国図 …

【平岡円四郎】西郷どん(せごどん)で一橋慶喜の身代わりに暗殺された家臣は「橋公行状記」を著した慶喜第一の側近!

大河ドラマ西郷どん(せごどん) 平岡円四郎 大河ドラマ西郷どん(せごどん)の第26話で、大久保一蔵は必死に他藩の藩士たちを接待していますが、その中の一人が一橋慶喜の側近・平岡円四郎です。 この26話の …