大河ドラマ麒麟がくる感想
【第8話】同盟のゆくえ
帰蝶、駒が同時に失恋した尾張と美濃の同盟
大河ドラマ「麒麟がくる」の第8話「同盟のゆくえ」どうでしたか?
信長(染谷将太)の登場、光秀との初対面とあってかなり注目していた回でしたが、「え?そんだけ?」と思うぐらい、二人のシーンが短かったですね~。
逆にビックリしました(笑)
本格的なご対面は今後、帰蝶(川口春奈)を通じてって感じになるんでしょうね。
それでは、尾張と美濃の同盟によって光秀に想いを寄せていた帰蝶と駒(門脇麦)が同時に失恋した第8話のおさらいと感想です。
明智光秀は、信長をという人物を見てきて欲しいとの帰蝶の依頼で尾張の海岸にいた。
すると、朝もやの中から仁王立ちしている信長が海から戻ってくる。
「なんだか顔がポッチャリしてるな~信長」と光秀も思ったかどうかは知らないが、これまでの信長像とはかけ離れた信長さまですね。
どちらかというと若い時の徳川家康(松平竹千代)の方がシックリくるんじゃないかと思うのは私だけ?
ま、この大河は発表時点から、これまでの信長像をブチ壊すと息巻いていたので期待はしてますが。
さて、船から降りた信長は浜小屋で魚を切り売りし、それを見守る光秀にも「いらぬのか?」と声をかける。
二人の対面はこれだけ。実にあっけない。もうちょい欲しかった。
さっそうと去っていく信長を「奇妙な男」と言った光秀。
完全にあっけにとられていた光秀ですが、信長をジロジロと見てるあんたも完全に不審者でしたよ(笑)
一方、帰蝶は明智荘で駒と女子会トーク中。
となると、盛り上がるのは恋バナですわな。
帰蝶が光秀のことが今も好きだと打ち明けると、駒は「やっぱり~」的な顔をして少し落ち込む。
しかし、帰蝶は「嫁にいかせなくないなら、光秀は尾張になんか調べに行かなくない?行く必要なくない阿?普通は断るっしょ」と駒を慰める。
もうこの時点で帰蝶は失恋を覚悟してるわけですね。
帰蝶と駒の何とも切ない顔が印象的です。
やがて明智荘に戻った光秀はなんだかんだ悩みましたが、母の牧(石川さゆり)から「大事なのは、この国ぞ」と言われて心を決め、帰蝶の元に行く。
光秀が館に入ると帰蝶は「尾張はいいところか?」と問いかけ、光秀が「海が美しかった」と答える。
すると帰蝶は半ば諦めた顔で「海を見るのもよいかもな」と言う。
切ない顔で覚悟しているといった感じの演技が素晴らしいです。
不覚にも、ちょっと涙でましたわ。
最後、帰蝶は光秀の口からハッキリ言って欲しいと迫り、光秀は「尾張にお行きなされ!」とキッパリ告げる。
ちょっと生意気だったけど、なんだか可哀そうね帰蝶って。
ツンデレってやっぱり魅力あるものなんだと改めて感じたわ(笑)
その後、光秀は帰蝶が承諾したことを報告し、利政が大喜び。
「まじで? まじで? うひゃー! やったー! すげぇよ十兵衛! あんたは偉い! いや~海が近くなったぞコレ! 」
娘や光秀の気持ちも知らず、利政のはしゃぎっぷりといったらヒドイもんです(笑)
しかし、この直後に利政の長男・高政(伊藤英明)が動く。
利政との面会を終えた光秀を半強制的に拉致し、守護の土岐頼芸の元に連行。
高政は仲間だと思っていた光秀が帰蝶の結婚に協力したことに激オコです。
しかし、頼芸も光秀の行動には激オコだったはずなのに、光秀がスラスラと同盟の重要性を話すと何だかシュンとしちゃうという始末(笑)
さらに話に飽きたのか、頼芸は突然あくびをして「もう寝る」と言い出し、部屋を出て行ってしまう。
まったくもって立場なしの高政。
「何コレ? どゆこと? やってらんねーよ!(怒)」
そして高政はその夜、お母ちゃんの深芳野(南果歩)のところで愚痴りまくり。
でも、このお母ちゃんは、まともに相手してくれないというまさかの冷たい反応(笑)
イライラMaxとなった高政は「自分の父親は頼芸では?本当のことを言ってよ」と、またもや言い始め、お母ちゃんを困らせます。
するとお母ちゃんは「どっちでもよくね? どうせ斎藤家の家督は将来お前に譲られるし。それまで我慢したらいいじゃん」と、やっとお相手してくれました。
よかったね高政くん(笑)
やがて駒が京に帰るというので光秀はお見送りをするのだが、駒は別れが辛くなるから「このへんで、もう結構です」と言う。
しかし、光秀はしつこく見送りを続け、駒の切なさを倍増させるという何とも女の気持ちが分からない男っぷりを発揮。
「んじゃ、聞きますけどね」ってな感じで別れ際、駒は意を決して光秀に質問。
いや、答えは分かってるくせに、この駒も直接光秀の口から聞いて実らぬ恋に終止符を打ちたかったのだろうね。
「本当は帰蝶さまを見送りしたかったのでは? 本当は帰蝶さまを離したくなかったのでは?」
少し考えた光秀は「そうやもしれん」と回答。
なんという歯切れの悪さ(笑)
そこはスッパリ言うたれやい。光秀さんよ。
そして駒は涙をこらえて別れを告げ、スゴスゴ一人で京に戻っていった。
大丈夫なんかいな?この時代に美濃から京まで女一人で旅ってできるもんなんやろか?
絶対に山の中とかで襲われそうな気がするんですけどー
一方、尾張に着いた帰蝶。
祝言の時間になっても信長が現れない。
さすがの平手政秀も「若いないんですぅ~(汗)ほんとすんません。ごめんなさい。ちょっと待って下さい。すぐ連れて来るんで」と平謝り。
帰蝶は戸惑いながらも笑っていたのは、信長のことを面白いと思ったのか、それともこれで結婚が潰れるかもと思ったのか。
そこんとこはよく分かりませんが、今回の帰蝶の感情を抑えて覚悟を決めた演技には脱帽でした。
駒といるときは、どこか幼さを感じますが、川口春奈ってスゴイ女優さんなんですね。
来週は「織田と戦じゃぁ~」と初めて言葉を発した今川義元(片岡愛之助)が本格的に出てくるかな?
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