【寺田屋騒動】西郷どん(せごどん)錦戸亮が演じる西郷信吾、有馬新七らが粛清された薩摩藩内の同士討ち事件

      2018/06/09

大河ドラマ西郷どん(せごどん)
寺田屋騒動(寺田屋事件)

大河ドラマ西郷どん(せごどん)の中盤、京都で起こる薩摩藩士同志による粛清事件が『寺田屋騒動(寺田屋事件)』。

西郷吉之助はこの事件を事前に止めようとしていたようですが、直前に島津久光によって藩命に背いた罪に問われて薩摩に戻されています。

西郷がいない中、京都には旧友の有馬新七ら薩摩藩士たちは過激な行動を計画するようになっていました。

その中には、いつもご飯を美味しそうに食べまくっていた西郷信吾(吉之助の弟)も入っています。

吉之助が奄美大島にいる間に信吾はすっかり成長していたようで、大河ドラマ西郷どん(せごどん)のこの事件の時は錦戸亮さんが演じていますね。

今回は、西郷の幼い頃からの仲間の一人・有馬新七が命を落とすことになる『寺田屋騒動(寺田屋事件)』について簡単に紹介します。

 

 

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出典:http://spolabo.com/I0001242

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寺田屋騒動(寺田屋事件)とは?

経緯

安政の大獄で弾圧された尊王攘夷志士たちは、桜田門外の変で大老・井伊直弼を暗殺すると、以降も過激な行動を繰り返していきました。

そんな中、薩摩藩主の父・島津久光が藩兵を率いて上京したため、日本中の尊王攘夷派志士は「倒幕」への期待を寄せるようになります。

しかし、この時の久光には「倒幕」の意志はなく、幕政の改革、公武合体を目的としていました。

そして京都に到着した久光は、朝廷から志士始末の命を授かります。

これに驚いたのは、先に京都に来ていた過激な尊王攘夷思想を持つ有馬新七ら薩摩藩士たち。

有馬新七らは諸藩の尊王派志士・真木和泉らと共謀して、関白・九条尚忠と京都所司代・酒井忠義を襲撃し、強引にでも久光率いる薩摩藩に「倒幕」への方向転換を図るよう計画します。

この有馬新七らの暴走の噂を聞いた久光は、側近の大久保一蔵(利通)、海江田武次、奈良原喜左衛門を派遣して、有馬らの説得を命じましたがあえなく失敗。

さらに久光は有馬らを藩邸に呼び戻して直接説得しようと考えましたが、従わない場合には上意討ちも辞さないことを決心します。

かくして久光は、奈良原喜八郎・大山格之助ら剣術に優れた藩士を鎮撫使に選び、有馬らがいる寺田屋に派遣することなりました。

 

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島津久光

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寺田屋騒動(寺田屋事件)

文久2年(1862)4月23日、寺田屋に到着した奈良原喜八郎らは、有馬新七らと議論を交わしましたが全くラチが明きませんでした。

とりあえず薩摩藩邸に同行するように求めても、断固として拒否されてしまいます。

奈良原はしぶとく説得を続けていましたが、「君命に従わぬのか!」と激高してしまった一人が斬りつけてしまい、ついに薩摩藩士の同志討ちが始まります。

激しい斬り合いが繰り広げられる中で、有馬新七は刀が折れてしまい、相手を掴みかかって壁に押さえつけました。

そして有馬は「おいごと刺せ!」と仲間に命じ、背中からと共々貫かれて絶命。

すると修羅場と化している寺田屋の1階に、2階にいた多くの過激派藩士たちも参戦しようと下りてきます。

ここで奈良原は刀を捨てて立ち塞がり、「待ってくれ、君命だ、同志討ちしても意味がない」と説得。

ともかく同行するよう求めて「直接、久光公に聞いてくれ」と訴えました。

薩摩藩士ではなかった過激派の真木和泉らが奈良原の言葉に同調したため、全員が刀を収めてやっと事件は収束しました。

 
 

寺田屋で散った「その他の藩士」たち

 

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ムダ死に?有馬新七

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その後

2階にいた過激派薩摩藩士(西郷信吾・大山弥助ら)の大半は投降し、その後薩摩に戻されて謹慎を命じられます。

残りの他藩志士たちも所属する藩に引き渡され、引き取り先のない浪人に関しては薩摩藩で引き取ると申し渡されました。

しかし、これは道中での斬り捨てを目的とした薩摩藩の申し出であり、何も知らずに船に乗った浪人たちは、薩摩藩士によって斬殺されて海へ投げ捨てられました。

この事件により、島津久光に対する朝廷の信頼は高まり、公武合体政策の実現『文久の改革』のため江戸へと向かうことになります。

 

ちなみに、この寺田屋ではのちに坂本龍馬が襲われる事件が起こり、こちらも同じく「寺田屋事件」と呼ばれます。

 

島津久光の率兵上京「文久の改革」とは

西郷隆盛の弟・信吾こと「西郷従道」とは

 

 

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