大河ドラマ麒麟がくる第16話
「大きな国」感想
光秀に国を託した道三の遺言
大河ドラマ麒麟がくるの第16話「大きな国」どうでしたか?
美濃編もいよいよ終盤、それぞれの人物の想いが重くて緊迫した雰囲気になってきましたね。
その中でも、やはり斎藤道三(本木雅弘)が話す言葉は特に重い!そしてカッコいいわ。もうすぐ死んでしまうなんてもったいない。
この大河で斎藤道三についてもっと知りたいと思う人も増えたんじゃないですかね~。
コロナが落ち着いたら美濃に行きましょ!
それでは第17話の感想とおさらいです。
斎藤高政(伊藤英明)が弟の孫四郎、喜平次を殺害したことで道三は高政に敵対する決意を固め、大桑城へ。
国を二分する戦いとなることを恐れた明智光秀は、対立の一因ともなった尾張の帰蝶(川口春奈)の元に向かうことに。
帰蝶は二人の弟を殺した兄・高政に激オコだったが、光秀は明智一族まで巻き込んで、高政に代わり家督を継ぐよう孫四郎をそそのかし、高政を追い込んだのは帰蝶だ指摘し、これ以上美濃のことに口出しするなと言う。
最近かなりダークな部分が出てきていた帰蝶に、ハッキリと意見する光秀の姿にはスッキリしますわ。
しかし、美濃と尾張が手を組めば交易が盛んになり、国が豊かになると思っていたのに、高政は信長(染谷将太)の敵対勢力と組もうとしているから、もはや美濃だけの問題ではないと返す帰蝶。
光秀は高政が信長と手を切ろうとするならば阻止してみせると断言するも、帰蝶は納得せず光秀を追い返してしまった。
一方、隣の部屋で二人の話を聞いていた信長は光秀に理解を示していたが、帰蝶は道三が負けると言った信長にもキレてしまった。
帰蝶の役割がここにきて急に「悪者」というか、ややこしい人になってきたような気がします。
これまでの自分の策略がうまく行き過ぎてたから、調子乗っちゃたのかな~?(笑)
最近、高政に頑張って欲しいと思う自分がいたので、帰蝶の言い分には何だかイライラしてしまう。
やっぱり、こういう感情の相手は沢尻エリカの方が良かったのかも(笑)
さて、今回の美濃の状況でドタバタしたのは尾張だけでなく駿河も。
望月東庵(堺正章)と駒(門脇麦)が鍋パーティーをしていると、竹千代くんの第二形態・松平元信(池田優斗)がやってきて、優しく対応した駒にちょっとホの字?
さらにそこに今、中の人が話題沸騰中の菊丸(岡村隆史)が来て皆に美濃の話を伝える。
すると駒は「自分を連れ出して!美濃まで!」と菊丸の手を握り、駿河脱走をすることになった。
うん。この話どうでもいいね(笑)
竹千代がどえらいカッコよくなってた、菊丸がかしこまった挨拶していた、ってところがビックリしたぐらいで。
またしても駒の立ち位置がここにきて分からなくなってきた。
どうでもよくない?この子の話・・・・(笑)
なんかここから物語に深く絡んでくるイメージが沸かないんですけど。大丈夫かな?
まだ判断は早いかな?それでももう16話でっせ・・・。
光秀が稲葉山城に戻ると、高政や重臣たちが酒宴を開いており、叔父・明智光安(西村まさ彦)が汗だくになるまで踊って必死に取り入ろうとしていた。
社長が代わった時のサラリーマンそのもの。
その後、光秀は奥の部屋に通されて高政と話し、戦を仕掛けないように念を押すと、高政は自分から仕掛けるつもりはなさそうだった。
私は高政を応援してるので、イイ男じゃないかと思いましたよ。何も悪くない。
出自不明の成り上がり者の子より、土岐源氏の血を引く者とすることで美濃の人々を安心させるため、「高政の実父は土岐頼芸である」という噂が広めたとも高政は語った。
光秀はこれに関しては少し毒のあるような褒め方をしていたけど、高政もただ道三がキライなわけではなく、美濃の国をいかにして守るかという見地に立っていると思う。
さらに高政は美濃の領地を正確に把握するため、明智家にも領地替えを提案。
そして明智家は光安を隠居させ、光秀に家督を譲らせることを考えていた。
光秀は複雑な顔してたけど、自分と仲のいい光秀の明智家だけを特別扱いしたら国を治める者として失格だと思う。
その上で光秀を明智家の代表として自分の側に置く。
まずは一番自分に近い存在から断行してこそ統治者。それを高政は分かってる。
その後、城から戻った光秀は道三が高政と一戦交える覚悟を決め、大桑城に同志を集めていると明智左馬之助(間宮祥太朗)から聞き、光安も大桑城に行くと言い出す。
光安は隠居と領地替えの話で高政がスッカリ嫌いになっていたみたい。
まぁ、しょうがないわ。
明智家存亡の危機であると考えた光秀は何とか光安を押しとどめ、大桑城に向かう。
そこで道三は光秀に対して遺言のような言葉を残した。
美濃、尾張、近江など大きな国を作れば誰も手出しはできない。ワシは美濃一国で終わった。でも信長という男は分からんぞ。お前と信長が組めばできるかもな。信長から目を離すな。
これからの光秀の道筋を示すような鳥肌モノの言葉でした。
モッくんカッコよすぎる。道三カッコよすぎます。
そして光秀が止めるのも聞かず、兵を集めて出陣する道三。
光秀も明智荘に帰ると、すでに光安が道三のもとに馳せ参じたと聞いて悩み、そして自分も道三方として出陣すること決めるのであった。
いよいよ、来週は美濃編の最終回かな?
道三の退場は寂しいけど、終わりがあるから美しい、カッコイイと思える今回の姿だったと思う。
斎藤親子は二人とも国を想う気持ちは強かったから、もっと落ち着いて対話していれば、こんなことにはならなかったのかもしれないけど、これが現実、これが歴史なんですよね~。
悲しいけど、やっぱり歴史って面白い。そんな気持ちを改めて感じる良回でした。
次回・大河ドラマ麒麟がくる第17話
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