大河ドラマ西郷どん(せごどん)
西郷桜子と夫・岩倉具張
大河ドラマ西郷どんでの第1話(初回)のオープニングで錦戸亮が演じる西郷隆盛の弟、西郷従道に連れられてきて西郷隆盛の銅像のベールをめくるのが従道の長女・桜子。
この桜子を演じている西郷真悠子は、正真正銘の西郷従道の子孫らしく大きな話題になりました。
しかし、この西郷桜子を調べていくと、本人のことはほとんど分かりませんでしたが、夫がとにかくとんでもないクズ野郎でした(笑)
今回は西郷桜子というより、その夫のクズ野郎・岩倉具張について簡単に紹介します。
桜子の夫・岩倉具張(いわくらともはる)
岩倉具視の次男・岩倉具定の長男として誕生した具張は、東京帝国大学在学中に西郷従道の長女・桜子と結婚した。
1905年に、具張は東京帝国大学卒業し、志願兵として近衛歩兵第1連隊に入営。
その後、内務省地方局に勤務し、1908年に陸軍歩兵少尉に任ぜられた。
1910年、父・具定の死により爵位を受け継ぎ、貴族院議員となる。
具張は芸者遊びが大好きでしょっちゅう花街に通っているが、裏ではドケチで有名で「細かい釣り銭まで必ず持って帰る」と呼ばれていた。
さらに具張は、商人の誘いに乗って、鉄道敷設予定地と紹介された北海道の土地を、具張は積極的に買い漁ったものの、実際の鉄道は三菱財閥の一族・岩崎家が購入した土地を通り、具張は金300万円(現在の価値:数百億円)の損害を受けた。
その後も具張は新橋の芸者のもとに通い詰め、ひいきの芸者を引き取ってレストランを開店させるなど一族の資産を散財。
金に困って借金までしてしまい、1914年に東京霞ヶ関の自邸を差し押さえられた。
これらスキャンダルの責任を取って、具張は職を辞任。
家督を長男・具栄に強制的に譲らされ隠居したが、その後、行方不明になる。
1915年、具張は福島県飯坂温泉で発見され、東京に連れ戻される。
1916年、借金を踏み倒し、返済義務を逃れようとしたことから詐欺罪で告訴された。
以後は家族と別居、愛人とともに生活。
1951年、神奈川県三浦郡葉山町の自宅で死去(享年72歳)。
どうですか?このクズっぷり(笑)
妻・桜子を大事にせず、女遊び、金に溺れた岩倉具張。
わりと長生きできてることが、むかつきます。