西郷どん関連

民撰議院設立建白書|西郷どん(せごどん)板垣退助、後藤象二郎が目指した自由と平等の議会開設

投稿日:2018年10月23日 更新日:

大河ドラマ西郷どん(せごどん)
民撰議院設立建白書

大河ドラマ西郷どん(せごどん)で、征韓論と巡る明治六年の政変によって政府を辞めた西郷隆盛たち留守政府のメンバー。

西郷隆盛は鹿児島に帰って政治の表舞台から完全に手を引きましたが、共に辞職した元土佐藩士・板垣退助と後藤象二郎は、高知に帰ってから「愛国公党」という政治結社を結成し、政府に対して「民選議院設立建白書」というものを提出しました。

この記事では、板垣退助と後藤象二郎らが国民の自由と平等を求め最初の民選議会の開設を訴えた「民選議院設立建白書」について簡単に紹介していきます。

 

板垣退助

出典:https://www.nhk.or.jp/

スポンサーリンク

 

民撰議院設立建白書

民撰議院設立建白書は、明治7年(1874)1月17日に板垣退助、後藤象二郎らが、政府に対して民選の議会開設を要望した建白書のことで自由民権運動の端緒となった文書。

明治6年(1873)、征韓論に敗れ下野した板垣退助、後藤象二郎らはイギリス留学経験のある古沢滋、小室信夫らの意見を聞き、政党の結成を思い立っていた。

そして翌年には「愛国公党」を結成し、専制政治を行う政府を批判して天皇と君民一体の政治体系を作るべきと主張を始めた。

愛国公党の基本理念は、自由と平等が強調された天賦人権論が元になっており、板垣退助、後藤象二郎は士族や豪農・豪商ら平民にも参政権を与え、議会開設することが必要だと主張した。

 

後藤象二郎

出典:https://www.nhk.or.jp/

 

スポンサーリンク

 

愛国公党結成後、板垣退助、後藤象二郎、江藤新平、副島種臣、由利公正、岡本健三郎、古沢滋、小室信夫の8名は「民撰議院設立建白書」を当時の立法機関である左院に提出し、政治権力が天皇にも人民にもなく、ただ有司専制(官僚)にあることを痛烈に批判。

その解決策として「天下ノ公議」=「民撰議院」の設立を提案し、「民撰議院」によって官僚の専権を抑え、国民の幸福を目指していた。

 

この「民撰議院設立建白書」に対し、政府は時期尚早として反対したが、新聞『日新真事誌』に全文掲載されると内容は広く国民に知られるようになり、以後、同様の建白書が続々と提出されることとなった。

「民撰議院設立建白書」は名目上、国民の自由や平等を確保しようとするものであったが、当時は不平士族たちの政府批判の道具としての意味合いが強かった。

しかし、国民には基本理念が次第に定着し始め、自由民権運動への気運が高まることとなっていった。

 

スポンサーリンク

 

西郷どん(せごどん)あらすじ

大河ドラマ西郷どん(せごどん)あらすじ・ネタバレ・感想・期待度まとめ【初回から最終回まで】
大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」全話 あらすじ・ネタバレ・感想・期待度まとめ この記事では、2018年NHK大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」全47話のあらすじ・

西郷どん(せごどん)記事まとめ

大河ドラマ西郷どん(せごどん)の【説明記事一覧】疑問に思った内容や人物を簡単に紹介!
大河ドラマ西郷どん(せごどん) 背景・関連記事・説明記事一覧 この記事では、大河ドラマ西郷どん(せごどん)の本編にある背景や、史実をもとに紹介した関連記事、疑問に思うワ

スポンサーリンク

 

-西郷どん関連

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です

関連記事

大河ドラマ西郷どん(せごどん)ジョン万次郎『ラブ』の大切さを教えた劇団ひとりのジョン万次郎は幕末に多大な影響を与えた土佐の漂流者

大河ドラマ西郷どん(せごどん) ジョン万次郎 大河ドラマ西郷どん(せごどん)で、島津斉彬を相撲でブン投げて牢に入れられてしまった西郷吉之助(隆盛)が出会うのが、劇団ひとりが演じるジョン万次郎こと中浜万 …

お龍(おりょう)西郷どん(せごどん)で水川あさみが演じる坂本龍馬の妻・楢崎龍の前半生を紹介(龍馬暗殺まで)

大河ドラマ西郷どん(せごどん) お龍(おりょう)の前半生 大河ドラマ西郷どん(せごどん)で登場し、西郷吉之助の革命に深く関わっていく幕末の英雄・坂本龍馬(小栗旬)。 この龍馬の側に常にいる妻のお龍さん …

【久坂玄瑞】大河ドラマ西郷どん(せごどん)で西郷信吾と一緒に酒を飲んでいたのは長州藩の英傑、尊王攘夷派の中心人物

大河ドラマ西郷どん(せごどん) 久坂玄瑞 大河ドラマ西郷どん(せごどん)の第22話「偉大な兄 地ごろな弟」で西郷吉之助の弟・西郷信吾(錦戸亮)が京都で調子に乗っている時、一緒に酒を飲んでいるのが長州藩 …

大河ドラマ西郷どん(せごどん)徳川慶喜(慶喜②)将軍となった慶喜は大政奉還を行うが戊辰戦争に発展、晩年は趣味に没頭した生活を送る

大河ドラマ西郷どん(せごどん) 徳川慶喜(慶喜②) 大河ドラマ西郷どんで、重要な役割を担うのが徳川幕府最後の将軍・徳川慶喜。 最終的には倒幕を目指す薩摩藩にとって徳川慶喜は最大の敵になりますが、実はこ …

【中根雪江】大河ドラマ西郷どん(せごどん)で大久保一蔵の畳回しを楽しんでいるのは政事総裁職・松平春嶽の教育係

大河ドラマ西郷どん(せごどん) 中根雪江 大河ドラマ西郷どん(せごどん)の第26話で、沖永良部島から戻った西郷吉之助はすぐに京都に上がり、大久保一蔵と合流しようとします。 その後、吉之助は繁の家で一蔵 …