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大河ドラマ西郷どん(せごどん)大久保次右衛門と大久保福 大久保正助(利通)の父はお由羅騒動に巻き込まれ島流しに!知性溢れる大久保の血は息子に引き継がれた

投稿日:2018年1月5日 更新日:

大河ドラマ西郷どん(せごどん)
大久保次右衛門と大久保福

大河ドラマ西郷どんで、大久保正助(利通)の父母として登場するのが、平田満が演じる大久保次右衛門と藤真利子が演じる大久保福。

知的なイメージを持つ大久保利通は、この二人を知れば納得がいきます。

大河ドラマでは、西郷家の隣に住む設定で西郷吉之助(隆盛)の父・吉兵衛と大久保次右衛門は幼馴染の間柄。

史実でも次右衛門は相撲好きだったらしく、大河ドラマでも島流しになる日に吉兵衛をブン投げていますww。

西郷隆盛と大久保利通の友情もこのドラマの見どころですが、そんな渋いおじさん達の友情も心を打つこと間違いありません。

今回は、どこかバカっぽい西郷家とは違いww、知性溢れる大久保利通の父母・大久保次右衛門と大久保福について簡単に紹介します。

 

 

出典:https://www.instagram.com/

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大久保次右衛門(利世)

大久保次右衛門は、寛政6年(1794年)に大久保利敬の三男として誕生。

兄・大久保利建に子がいなかったため、文政4年(1821年)養子として家督を継いだ。

皆吉福を妻として4女と長男・正助(利通)をもうけ、放任主義者で子供を叱責することがなかったという。

 

次右衛門は、沖永良部島の代官付役や琉球館付役を務めるなど、琉球を窓口にして海外情勢にも詳しかった。

在任中は琉球に住んでいたが、正助に郷中教育を受けさせるべく加治屋町の家にいた兄の未亡人の許で暮らさせた。

 

また、2回にわたる沖永良部島代官付役の在任中、島の女性・筆との間にタケとマツの2女をもうけている。

藩法により、島妻と子ども達は連れ帰れないため、3人を残して鹿児島に戻ったが、その後、子のタケは玉江常雪の妻となり、マツは土持政照の妻となった。

ちなみにタケ子孫には、歌手の植村花菜がいるらしい。

 

嘉永2年(1849年)、次右衛門はお由羅騒動のあおりを受けて、翌年に喜界島に流された。

喜界島流刑時に護送していた役人に「われは間隙に乗じて逃走せんも測り難い、油断し給うな。」と言ったという。

 

安政元年(1854年)に罪を許され、翌年に鹿児島に戻り、文久3年(1863年)に死去した。享年70歳。

 

 

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大久保福(皆吉福)

大久保福は、享和3年(1803年)に皆吉鳳徳の娘として誕生。

皆吉鳳徳は、日本最初の西洋式帆船「伊呂波丸」を建造した藩医である。

 

福は薩摩藩士・大久保次右衛門の妻となり、4女と正助(利通)を産んだ。

のちに「お由羅騒動」に巻き込まれ、夫が島流しになり、子の正助も失職すると、福は内職で家計を助けたという。

父(鳳徳)譲りの知性で英語も話せたといわれる福がいたからこそ、のちの大久保利通があったといっても過言ではない。

 

 

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