麒麟がくる|道三と義龍の親子ゲンカは全て道三のシナリオどおり?勝手に「長良川の戦い」を解釈してみた

   

大河ドラマ「麒麟がくる」
道三と義龍の親子ゲンカ(長良川の戦い)

はじめに

大河ドラマ「麒麟がくる」の序盤で、一番の見どころとなりそうなのが本木雅弘演じる斎藤道三(利政)と伊藤英明演じる斎藤義龍(高政)の親子ゲンカ「長良川の戦い」だと思います。

この「長良川の戦い」の遠因は、一説によると斎藤義龍の母親・深芳野がもともと土岐頼芸の愛妾だったところから始まったとされています。

深芳野を斎藤道三がもらい受けたあと、微妙なタイミングで義龍が生まれたため、周囲はおろか道三、義龍本人までも「斎藤義龍は土岐頼芸の子じゃないの?」と思っちゃったとか。

この「斎藤義龍は土岐頼芸の子説」は江戸時代の創作だといわれており、当時でも義龍の父親は道三だと認めている第三者の手紙『六角承禎条書』がありますが、真偽のほどは全く分かりません。

しかし、この「斎藤義龍は土岐頼芸の子説」は昔から広く普及し続け、これを「真」としている時代劇、ゲームがほとんどです。

今回は、この「斎藤義龍は土岐頼芸の子説」と共に「長良川の戦い」について勝手に解釈し、楽しんでいこうと思います。決して怒らないでね。

 

 

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「斎藤義龍は土岐頼芸の子説」

まず、「長良川の戦い」の結果からいきますが、この戦いでは義龍が道三をあっけなく討ち取っています。

理由は道三側に味方した勢力が少なく、旧土岐家臣団のほとんどが義龍側についてしまったため。

義龍側17,500に対し、道三側は2,500という圧倒的な兵力差です。

旧土岐家臣団のほとんどが義龍を支持したことが、「斎藤義龍は土岐頼芸の子説」を後押ししている気もしないでもない。

 

「長良川の戦い」のきっかけは、隠居していた道三が家督を譲った義龍のことを嫌って弟達を可愛がり、ついには義龍の廃嫡を画策したために義龍がキレたとされています。

ここでも「斎藤義龍は土岐頼芸の子説」の影がチラホラしてますね。

しかし、一説によれば道三は美濃国を土岐頼芸から奪ったあと、領国経営に失敗していたといいます。

このため旧土岐家臣団から支持を得られなかった道三は隠居を迫られ、しぶしぶ義龍に家督を譲ったのだと。

そして、この隠居に納得いかなかった道三が政権奪還のために「長良川の戦い」を起こしたというのです。

ま、どちらにせよ、「斎藤義龍は土岐頼芸の子説」を裏付けることはできそうです。

 

 

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道三の謎の発言

さて、時間は「長良川の戦い」より遡りますが、道三は織田信長に娘の帰蝶を嫁がせていました。

この時に道三は織田信長の器量を認め、「いずれ息子たちは信長の家来になるだろう」的なことを家臣の猪子兵助に話したと『信長公記』に書いてあるそうです。

歴史物では有名な話ですが、いやいやちょっと待って。

『信長公記』っていうぐらいだから、結局この話って信長を称えるために作り出された話なんじゃないの?

猪子兵助は、その後に信長の家臣になってるんだから、主君に媚びを売るために話をを盛りまくっててもおかしくないよね。

そもそも家臣団をまとめきれずにいる道三が、家臣を前にそんな発言するってどうなの?

いくら義龍のことがキライでも、自分側に味方を増やしたい人間がする発言ではないよね。

もし、この発言が本当だったとすると、道三の意図は「アイツまじでヤバいから、そうならないように気をつけろよ」という警鐘を鳴らしたかったんじゃないかな。

いくら気に入った婿でも、父子2代で建てた家を取られるのはイヤでしょうよ。

 

しかし、この道三は「長良川の戦い」で戦死する直前、援軍を繰り出してくれた信長に対して美濃を譲り渡すという遺言書を信長に渡したといいます。

これは京都の妙覚寺、大阪城天守閣に書状が存在するほか、江濃記にも記録されているらしく、 道三は本気で信長ファンになっていた根拠にもなっています。

でも、私はあえてここで異論を述べたい。

同じ書状が何通もあったら、それは本当のことになるのか?

だいたい17,500対2,500の戦いでボロ負けしている道三が書いた遺言書って、どんな効力があるのよ?

負け犬の遠吠えにしか思えないよって話です。

となると、ここでも道三の意図は「イヤなら信長から美濃を守れ」という、残された者達にやる気を出させることなんじゃないだろうか。

 

 

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まとめ

ここまで、たわ言で書いてきましたが、最後にもう一つたわ言を。

実は道三は家臣団をまとめきれずにいたため、「斎藤義龍は土岐頼芸の子説」を利用し、自分の身を犠牲にして美濃国の結束を深めたかったのではないだろうか。

真偽はともかく、義龍を土岐氏の血を引く者とだと思わせ、自分になびかない旧土岐家臣団を義龍側につかせて、自らは反義龍勢力と共に滅びる。

そして美濃国は義龍を中心とする一枚岩となり、信長に負けない斎藤家ができる。なんか西南戦争の西郷隆盛みたいですね(笑)。

「長良川の戦い」の折、信長の援軍に対して道三が即時撤退をすすめたのも、混乱に乗じて信長に美濃を取られることや、信長軍が義龍軍に勝って影響力を及ぼすことを恐れていたからでは?

もし、義龍も知らないところで道三がこの策を実行していたとしたら、とんでもない策士じゃないですか?

息子から嫌われることもいとわず、自分の死をもって美濃を強くしようとするシナリオを描いていた斎藤道三。

どうです?実にカッコイイじゃないですか。

 

勝手なことを書いてますが、結局「だったらいいなぁ」という自己満足の妄想に過ぎませんので、どうかお許し下さい。

論破しようとかするコメント、マジで勘弁。怖いから(笑)

追記:義龍に殺された弟達のことまで、道三のシナリオどおりだったら恐ろしいけど面白い。

 

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