西郷どん関連

橋公行状記(はしこうぎょうじょうき)西郷どん(せごどん)で一橋慶喜が焼いた次期将軍推薦状

投稿日:2018年2月20日 更新日:

大河ドラマ西郷どん(せごどん)
橋公行状記(はしこうこうじょうき)

大河ドラマ西郷どん(せごどん)の第14話、一橋慶喜を次期将軍にするため、磯田屋で西郷吉之助は橋本左内と話し合い「橋公行状記」というものを幾島や諸藩にバラまこうと考えました。

そこに話を盗み聞きしていた一橋慶喜が乱入し、この「橋公行状記」を破って火鉢の中に捨ててしまいます。

このころ一橋慶喜は将軍になんかなりたくないと考えており、二人の行動は全くもって余計なお世話だったのです。

今回は、この焼かれてしまった「橋公行状記」について簡単に紹介します。

ちなみに焼かれてしまったものの、橋本左内は「橋公行状記」のコピーを何枚か持っています。

 

 

出典:https://blogs.yahoo.co.jp/

スポンサーリンク

 

 

橋公行状記

「橋公行状記」とは、一橋慶喜の輝かしい業績や言葉を記述し、いかに次期将軍にふさわしいかを訴えた推薦状。

一橋家の小性・平岡円四郎が慶喜の英邁さに惚れ込み、「やめろ」というのも聞かず、慶喜を14代将軍に推すためにこの「橋公行状記」を書き起こしました。
 
慶喜という人物がどんな人であり、どんな思想を持っているのかを書いた「橋公行状記」は、のちに橋本左内が加筆訂正し、越前福井藩主・松平慶永(春獄)によって反対派の老中・松平忠固や久世広周に届けられました。

 

当時の慶喜は強固に攘夷を主張する前水戸藩主・徳川斉昭の息子であることから、世間からは慶喜も攘夷派であると考えられていました。

慶喜は父・斉昭のことは慕ってはいましたが、斉昭の政策方針については批判的な考えを持っていて『開国』を推進していたことが「橋公行状記」から分かります。

慶喜は優れた西洋の砲術や航海術について学ばなくては日本の軍備を整えることはできないと考え、孫子の兵法「彼を知り、己を知れば、百戦危うからず」を主張しています。

また「対外政策に関しては色々と意見する者が多いが、実際に事にあたっている者は言わないもの、言う者は何も知らない者だ。みだらに私論を述べることは避けよ」と語っています。

 

 

出典:http://historivia.com/

 

 

慶喜の意見は「外国との戦争は実に愚かなことであるが、『通商交易を許可すれば安心』と判断するのは浅はかな考えで、西洋各国と対等に付き合うには皆が心を合わせ『富国強兵』を目指さなければならない」というものでした。

実際、慶喜は口だけが達者な人物ではなく、幕府の『開国』政策に噛みついていた父・斉昭が就いていた海防参与の職を、裏から手を回して解任させたりしています。

 

この「橋公行状記」が書かれたとき、慶喜はまだ21歳。

どこまで本人の意見なのかはよく分かりませんが、幼い頃から天才と噂され、様々な人から次期将軍に推されたという理由が分かると思います。

 

史実に残る逸話では、西郷吉之助は左内が加筆訂正した「橋公行状記」を見せて欲しいと依頼し、そのことに承諾した左内からの手紙を、吉之助は死ぬまで肌身離さず持っていたといいます。

 

 

スポンサーリンク

大河ドラマ西郷どん(せごどん)あらすじ・ネタバレ・感想・期待度まとめ【初回から最終回まで】
大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」全話 あらすじ・ネタバレ・感想・期待度まとめ この記事では、2018年NHK大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」全47話のあらすじ・
大河ドラマ西郷どん(せごどん)の【説明記事一覧】疑問に思った内容や人物を簡単に紹介!
大河ドラマ西郷どん(せごどん) 背景・関連記事・説明記事一覧 この記事では、大河ドラマ西郷どん(せごどん)の本編にある背景や、史実をもとに紹介した関連記事、疑問に思うワ

スポンサーリンク

-西郷どん関連

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

西郷どん(せごどん)文久の改革とは?斉彬の遺志?島津久光が兵を率いて上京し訴えた幕政改革とは

大河ドラマ西郷どん(せごどん) 文久の改革 大河ドラマ西郷どん(せごどん)で、どちらかと言うと嫌われ役の部類に入る島津久光(青木崇高)。 この久光は、兄の斉彬が死んだ際には遺志を引継ぎ、京都に上って幕 …

民撰議院設立建白書|西郷どん(せごどん)板垣退助、後藤象二郎が目指した自由と平等の議会開設

大河ドラマ西郷どん(せごどん) 民撰議院設立建白書 大河ドラマ西郷どん(せごどん)で、征韓論と巡る明治六年の政変によって政府を辞めた西郷隆盛たち留守政府のメンバー。 西郷隆盛は鹿児島に帰って政治の表舞 …

西郷どん(せごどん)吉田稔麿(よしだとしまろ)池田屋事件の被害者は吉田松陰も認めた長州藩の比類なき奇才!

大河ドラマ西郷どん(せごどん) 吉田稔麿(よしだとしまろ) 大河ドラマ西郷どん(せごどん)の第27話では、新選組による襲撃事件「池田屋事件」が起こります。 事件の舞台となった池田屋には、長州藩士をはじ …

大河ドラマ西郷どん(せごどん)海国図志とは?謹慎中の大久保正助が読んだ海国図志(かいこくずし)は国防の教科書か?

大河ドラマ西郷どん(せごどん) 海国図志とは? 大河ドラマ西郷どんの第5話「相撲じゃ!相撲じゃ!」で、謹慎中で外に出れなくなった大久保正助が読みたがっていた本が「海国図志」です。 吉之助がこの「海国図 …

明治維新後の徳川慶喜、勝海舟、天璋院(篤姫)のその後とは?西郷どん(せごどん)その後特集

大河ドラマ西郷どん(せごどん)特集 徳川慶喜、勝海舟、天璋院(篤姫) 【その後】 大河ドラマ西郷どん(せごどん)の第37話では、ついに江戸無血開城が行われ、名実ともに徳川幕府は消滅します。 これにより …