西郷どん関連

大河ドラマ西郷どん(せごどん)海国図志とは?謹慎中の大久保正助が読んだ海国図志(かいこくずし)は国防の教科書か?

投稿日:2018年1月30日 更新日:

大河ドラマ西郷どん(せごどん)
海国図志とは?

大河ドラマ西郷どんの第5話「相撲じゃ!相撲じゃ!」で、謹慎中で外に出れなくなった大久保正助が読みたがっていた本が「海国図志」です。

吉之助がこの「海国図志」を借りてきてくれて、正助は喜んでいますが、一体この「海国図志」とは、どのような内容の本だったのでしょうか?

今回は、幕末において「外国の技術を学び、その技術をもって外国から日本を守る」という思想の原点となった「海国図志」について簡単に紹介します。

 

 

出典:http://buyee.jp/

スポンサーリンク

 

 

海国図志

中国の清代の人物・魏源(ぎげん)が著した海外事情紹介を兼ねた地理書。

魏源は1840年の第1次アヘン戦争時に、捕虜のイギリス兵から聞きとって「英吉利小記」をつくり、イギリス事情を紹介。

翌年、阿片戦争後に左遷された林則徐から、H.マーリの「地理学百科訳」を漢訳した「四洲志」を与えられた魏源は、これをもとに多くの欧米の地理書の漢訳本や、史書・地理書に記載されている外国の記述を編集して地図をつけてまとめ「海国図志」50巻が完成した。

その後、「海国図志」は補完されて最終的には全100巻となる。

この「海国図志」の中で、魏源は「夷の長技を師とし以て夷を制す(外国の先進技術を学ぶことでその侵略から防御する)」という思想を明確に示し、国内改革の必要性を強く訴えた。

しかし、清朝では「香港を渡せば英国も満足するだろう」と考え、魏源の思いは届くことはなかった。

 

一方、「海国図志」は海を渡って日本で真剣に受け止められていた。

清朝がアヘン戦争に敗れたことを知り、危機感を覚えた日本では吉田松陰や佐久間象山らによって「海国図志」が読まれ、外国の脅威に対抗するため魏源の考える国内の体制転換の機運が高まって、幕末から明治維新に至るのである。

 

 

スポンサーリンク

 

 

魏源(ぎげん)

1794年4月23日生まれ。

清の思想家で、もとの名は遠達。

湖南省邵陽県金潭の人で、1831年より揚州に居住した。

親しかった林則徐と共に、中国に世界を見るよう提唱した。

晩年は杭州に隠棲して仏教研究に打ち込み、1857年3月26日に死去。

 

 

出典:https://kknews.cc/

スポンサーリンク

大河ドラマ西郷どん(せごどん)あらすじ・ネタバレ・感想・期待度まとめ【初回から最終回まで】
大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」全話 あらすじ・ネタバレ・感想・期待度まとめ この記事では、2018年NHK大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」全47話のあらすじ・
大河ドラマ西郷どん(せごどん)の【説明記事一覧】疑問に思った内容や人物を簡単に紹介!
大河ドラマ西郷どん(せごどん) 背景・関連記事・説明記事一覧 この記事では、大河ドラマ西郷どん(せごどん)の本編にある背景や、史実をもとに紹介した関連記事、疑問に思うワ

スポンサーリンク

 

 

-西郷どん関連

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

大河ドラマ西郷どん(せごどん)狆(ちん)お由羅が抱く小型犬・狆は、日本で改良された日本唯一の愛玩犬種

大河ドラマ西郷どん(せごどん) 狆(ちん) 大河ドラマ西郷どん(せごどん)で、小柳ルミ子が演じる島津斉興の側室・お由羅。 どこぞのセレブのように、常に犬を抱いて登場し、独特の雰囲気を醸し出しています。 …

【そうせい候・毛利敬親(慶親)】西郷どん(せごどん)明治維新を主導した長州の藩主は暗君なのか?真の名君か?

大河ドラマ西郷どん(せごどん) そうせい候・毛利敬親(慶親) 大河ドラマ西郷どん(せごどん)の第27話で禁門の変を引き起こした長州藩は、第28話になって幕府から長州征伐の軍をおこされます。 日本国内で …

大久保達熊|大久保利通と満寿、おゆうとの間には子が沢山!大久保家の子供たちについて一挙に紹介

大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」 大久保達熊など大久保利通の子供たち 大河ドラマ西郷どん(せごどん)の第40話、上京した西郷隆盛に大久保利通は歓迎パーティーで迎えました。 この時、大久保のそばに居た …

大河ドラマ西郷どん(せごどん)徳川慶喜(慶喜②)将軍となった慶喜は大政奉還を行うが戊辰戦争に発展、晩年は趣味に没頭した生活を送る

大河ドラマ西郷どん(せごどん) 徳川慶喜(慶喜②) 大河ドラマ西郷どんで、重要な役割を担うのが徳川幕府最後の将軍・徳川慶喜。 最終的には倒幕を目指す薩摩藩にとって徳川慶喜は最大の敵になりますが、実はこ …

大河ドラマ西郷どん(せごどん)島津久光 マザコン?「国父」として幕末の薩摩藩を引っ張った西郷生涯の敵・島津久光とは

大河ドラマ西郷どん(せごどん) 島津久光 大河ドラマ西郷どんで、西郷吉之助(隆盛)の「生涯の敵」」として描かれるのが青木崇高が演じる島津久光。 有能な兄・島津斉彬と比べられたマザコン島津久光は、「お由 …