明治六年の政変|西郷どん(せごどん)西郷隆盛と大久保利通の戦い!明治政府の主導権を巡った政治闘争

      2018/10/11

大河ドラマ西郷どん(せごどん)
明治六年の政変

大河ドラマ西郷どん(せごどん)の第42話から始まった征韓論争で、大久保利通はあらゆる手を使って西郷隆盛らの「征韓論」を叩き潰します。

このため「征韓論」は敗北し、西郷隆盛たち留守政府を担ってきた人物が一斉に政府から去ることになりました。

この記事では、大久保利通が敵対する主要メンバーを一掃し、自分が中心となった新体制を確立することになる「明治六年の政変」について簡単に紹介しています。

 

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明治六年の政変

幕末の動乱を経て開国した日本は朝鮮に対して使節を派遣したが、朝鮮は日本との国交関係を断絶を目指していた。

このため留守政府では朝鮮に出兵する「征韓論」が巻き起こり、まずは西郷隆盛を使者として派遣することが決定した。

しかし、明治天皇は「外遊組(岩倉使節団)が帰国するまで国家に関わる重要案件は決定しない」という取り決めから、一旦「西郷の朝鮮派遣」を却下したため、西郷隆盛らは岩倉具視らの帰国を待つこととなった。

しばらくして帰国した岩倉使節団のメンバーは、この「西郷の朝鮮派遣」を聞いて猛反対する。

岩倉使節団は帰国するまで改革を行わないという盟約を破り、西郷隆盛らが「徴兵令」や「地租改正」などの急激な改革を行ったことに憤っていた。

特に大久保利通は西郷隆盛が朝鮮に行けば殺され、日朝は開戦となってしまうという危機感を持ち、日本がまだ戦争をするだけの国力が備わっていないと主張。

さらに朝鮮問題よりも先に片付けるべき外交案件(不平等条約の改正など)があるとして延期を訴えた。

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閣議では「征韓派」と「反対派」の双方が『意見が通らないなら辞任する』と言い出し、板挟みになった太政大臣・三条実美がストレスから倒れる。

そして、後は明治天皇に両論を上奏して判断を仰ぐこととなった。

このタイミングで岩倉具視が太政大臣代理に就任し、大久保利通は事前に宮内卿に根回しして西郷隆盛らと明治天皇を会わせないようにした。

かくして明治天皇は「反対派」の意見を採用し、「西郷の挑戦派遣」は無期延期となった。

結果を聞いた西郷隆盛は、「征韓派」の板垣退助、後藤象二郎、江藤新平、副島種臣らと共に辞表を提出。

また、桐野利秋ら西郷隆盛を支持する官僚・軍人が次々と辞職し、さらに政府が帰郷した西郷隆盛に復帰を働きかけている事を知ると、板垣退助らに近い官僚・軍人までもが辞職することとなった。

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この政変により、江藤新平に辞職に追い込まれていた山縣有朋と井上馨が政府に復帰する一方で、西郷隆盛や江藤新平らの士族反乱や、板垣退助の自由民権運動を引き起こすこととなる。

またこの政変は、天皇の意思が政府の正式決定に勝るという前例が出来上がってしまった。

このため、天皇を利用して政治を操ろうとする輩が出る危険性を察知した伊藤博文らは、大日本帝国憲法制定時に天皇の神格化を図り、第三者の関与を不可能として合法的に天皇権限を押さえ込むこととなっていく。

 

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