この記事は、ノベライズ版をもとに書いたものです。本編の大河ドラマ直虎では明確に否定されてしまいました・・・
はじめに
大河ドラマ「おんな城主 直虎」で、高橋一生が演じている小野政次。高橋一生が好きなイセクラの影響もあって、とにかく人気です。
小野政次自体はマイナーな戦国武将のはずなのに、この人気のために知名度が高い。
そのため、政次がどんな最期を迎えるのか、史実で調べて知っている人がほとんどだと思います。
自ら今川の犬と見せかけ、誰に、どんなに嫌われても、直虎を守ろうとする政次の活躍ぶり、その不憫さに心打たれ、悲しい最期を迎えることに恐怖すら覚える人も多いのではないでしょうか。
大河ドラマ直虎の第31話「虎松の首」から政次が死へ向かう雰囲気が色濃く漂い始め、ついには第33話「嫌われ政次の一生」で、政次は直虎を守るため自ら死地に赴き、井伊を守るという本懐を遂げます。
龍雲丸が後に直虎に向かって言う「あん人(政次)にとって井伊はあんた(直虎)なんだよ!」のとおり、政次にとって「井伊を守ること」は「直虎を守る」ことでした。
第33話で牢に入っていた政次は、龍雲丸が助け出そうとしても断り、笑みを浮かべて「忌み嫌われ井伊の仇となる。おそらく、私はこのために生まれてきたのだ」と語ります。
そして罪人として最期を迎えた政次なのですが、私は何か違和感を感じてしまいました。
これはただ単に、政次が死んで欲しくないという私の思いが、そうさせているのかもしれませんが、もしかすると政次は生きているのではないかと感じてしまいました。
そこで今回は、勘違いになるのか、本当になるのか分かりませんが、色々な面から政次生存の可能性について検証していきたいと思います。
ちなみに、直虎も政次の死を受け入れられずに、しばらくの間、政次が生きているとおかしくなっていましたので、もしかしたら私も直虎と一緒なのかもしれません(笑)
勝手に盛り上がってる妄想野郎のたわ言だと思って読んでください。
参考
政次の最期【あらすじまとめ】
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号泣必至!直虎を守る小野政次の筋書き
検証❶・・・史実の小野政次から
直虎を追い立てて井伊谷城を専横した小野政次の天下は、わずか34日間でした。
遠江侵攻を開始した徳川家康によって井伊谷城は攻め立てられ、逃亡するも捕らえられた政次は処刑されました。
しかし、その後「小野但馬守政次の怨霊が出た」という風評が広まっており、裏を返せば「無実の罪で殺されたから怨霊になった」とも受け取れます。
そして政次の怨霊を鎮めるため、二宮神社の境内に政次を祭神とした但馬社が建立されたわけです。
「怨霊」?・・・これをドラマの中でうまく使うとすれば、実は政次は生き残っていて、死んだと思っている人たちが政次の姿を見かけて、怨霊と勘違いしたってことにできませんか?
小野政次の怨霊を鎮めるため祀られた但馬社(天王社に合祀されている。)
PHOTO BY 葦尊彦
検証❷・・・脚本家・森下佳子さんのインタビューから
この大河ドラマ「おんな城主 直虎」の脚本を書いている森下佳子さんは、以下のように語っています。
NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(日曜8時)が8日にスタート。戦国時代の女城主、井伊直虎にスポットを当てる。朝ドラ「ごちそうさん」や「天皇の料理番」など数々のヒット作で知られる脚本森下佳子氏(脚本家)は、「掟破りにやらせてもらう」と意気込みを語っている。
朝日新聞DIGITALより抜粋
注目するのは、「掟破りにやらせてもらう」です。
なんだよ・・・掟破りって(笑)。恋愛要素が満載な今回の大河ドラマのことを指すのか、三浦春馬演じる井伊直親がとんでもないクズ野郎(笑)だったことを指すのか、資料が少ない井伊直虎を自由に描いていることを指すのかよく分かりませんが、もし、掟破りを政次に当てはめたとすれば、史実を曲げ「政次生存」を描くことにならないですかね。
森下さんお願いします!
出典:http://trend-fan.blog.so-net.ne.jp/
検証❸・・・あらすじ(ノベライズ版)から
まずはじめに、この大河ドラマ直虎の中で出てくるキーワード。
井伊の知恵者・南渓和尚がしきりに言う「答えは一つではない」は、何か意味がありそうな気がしませんか?
政次が死んだってのは一つの答えですが、❶の怨霊の話をうまく使えば、当てはめられるような気がします。
また、政次は「直虎のために死ぬこと」を本懐としているわけですが、「答えは一つではない」って言ってしまえば、生きて守る方法もアリでしょ。
で、あらすじですが、政次が処刑される場面は出てきません。
政次が処刑される描写は、刑場まで歩いていくところまでです。
南渓は政次が処刑されるから引導を渡しに行くと言って、直虎も誘いましたが、直虎は現場に行くことを拒否しました。
処刑場まで行っているのは南渓だけです。
そう、井伊の知恵者・南渓だけです。
その後も南渓は、政次の最期を語ることもありません。
儂のこと?
そして処刑されるのは、敵も味方もだまし続けた政次。
政次は、小野の家臣たちが、騙されたふりをしながら、実は政次を騙していたんだよと言ったときも、「それでこそ、小野じゃ」と褒めています。
騙してこそ小野、騙してこそ政次なんです。
その後、政次を死に追いやったモジャ男・近藤康用に協力していた鈴木重時は直虎のところに現れて、政次の辞世の句が書かれたメモを渡しました。
この時の直虎の精神が壊れていたからなのか、鈴木重時が説明しようとすると南渓が口を挟んで話を切り上げてしまいます。
なんか怪しい・・・
肝心の歌は、『白黒つけむと君を独り待つ 天伝う日ぞ楽しからずや』
内容的には、昼間に直虎と碁を打つことができなかった政次は、夜に直虎と碁が打てると思い、夕方待っていることが楽しみだったってことなのかな?
昊天は、この歌を見て「あの世でゆるりと待っておるゆえ案ずるな」と言いました。
「案ずるな」って、どこにその部分があたるの?
う~ん。難しい・・・判断ができないけど何かヒントがありそうな気もする。
他にも、龍雲丸も絡んでそうな気もするし・・・・
あ~分からんくなってきた(笑)
でも、もし政次が生きてたとしても、最後の方にひょっこり出てくるぐらいなのかな。
政次!お願いだから視聴者も騙して、最後に笑顔にさせてください!
出典:https://www.instagram.com/
おわりに
今回は、私が勝手に盛り上がって書いたものなので、政次はフツーに死んでるのかもしれません。
ここまで、なんだかんだ言ってるけど、ほとんど検証になってないし・・・やっぱ可能性ないか・・・
変な記事書いて、すいませんでした。
そして、こんな妄想野郎に最後までお付き合い下さり、ありがとうございましたー。
バイバイ!
出典:https://instagrammernews.com/h
参考
大河ドラマ直虎【あらすじ・ネタバレ・期待度まとめ】第31話~第35話
政次の最期まとめ
政次を死に追いやった【近藤康用】のまとめ
号泣必至!直虎を守る小野政次の筋書き
おふざけ画像【井伊の谷のナオトラ】
葦尊彦さん、はじめまして。
直虎の話の流れを追っているうちに、こちらの記事にたどり着きました。
辞世の句の件、怨霊の件、森下さんの「掟破り」・・・私も、あなたの意見と同様に、政次は本当は処刑されていないのではと考えています。
実際のドラマでどういう演出がされるかはまだ分かりませんが、ノベライズ通りならこの記事の通り、政次が処刑場に送られる光景描写のみで、南渓和尚しか様子を説明していない・・・と言う事になっていますよね。
この描写は、斬られた上、遺体が館内に運ばれて、直虎達と悲しみの対面をする直親の死の様子とは真逆に見えます。
付け加えるなら、家康の態度。彼は牢の中で必死に政次を擁護する直虎に、土下座していた。「申し訳ない。でもこうするしかない」と思っていたとしたら、彼も和尚に協力している可能性もあるのでは?と思います。
つまり、「小野但馬守政次」と言う人間は死んだ事にして(あるいは身代わりを処刑した?そうすれば今までの設定と史実との食い違いである「子供2人を後日処刑」の説明もつく)、密かに逃がしたのでは・・・と思っています。
生きているにしても死んだにしても、彼が再登場するとしたら、直虎の最期の時の可能性が高いかと。
彼女は割と早くに病死(死んだ事にする可能性も有り?)しますが、史実では直政は看取る事が出来ていない。と言うか、直政と名乗る前に亡くなるとの事。その時、彼女を連れて行く役目が、政次だったら・・・なんて考えてしまいます。何せ、直虎の戒名には「月船」と言う言葉が実際に入っているそうですから。