大河ドラマ直虎「百叩き・労役・ノコギリ挽き」龍雲丸の罪に直虎が罰を検討。第19話【罪と罰】補足

普段は登場人物や分かりにくい用語の説明を書かさせていただいてますが、今回は、大河ドラマ「おんな城城主　直虎」で盗みを働いた柳楽優弥が演じる龍雲丸の罪に対して、直虎が科そうとした罰について紹介します。

途中の変な画像は気にしないでください。(笑)

ちょっとふざけてます。ごめんなさい。

だいたい刑の内容は分かると思いますし、大河ドラマにとってはあまり関係ないので、どうでもいいって方はこちらへ↓(笑)

 

 

昔の刑罰

律令制度の刑罰には「五刑」と呼ばれるものがあり、軽い順に、

①【笞刑（チケイ）】・・・ムチで打つ

②【杖刑（ジョウケイ）】・・・杖で叩く

③【徒刑（ズケイ）】・・・強制労働

④【流刑（ルケイ）】・・・島流し

⑤【死刑】

となっていた。

 

大河ドラマ直虎での刑罰

大河ドラマ直虎で、盗みを働いた龍雲丸の罰として、中野直之や小野政次は打ち首にするべきと主張しましたが、龍雲丸と面識があった直虎は、色々知恵を授かった恩義を感じていたため、打ち首にはしないと決定します。

その代わりに「百叩き」にして放り出せば、二度と井伊に近寄らないだろうと発言しました。

②【杖刑】です。

 

その後、小野政次が「労役」に処することで譲歩します。

③【徒刑】に一段階アップ！

 

しかし、龍雲丸は刑に服する前に脱走。

かばっていた直虎は、「今度会ったらノコギリ挽きの刑にして、ぶっ殺す！！」と激オコプンプン丸に豹変しました。(笑)

⑤【死刑】です。しかも、かなりエグイ刑。

では、一個づつ説明します。

 

 

②【杖刑】百叩き

罪人を棒などで叩いて放免する刑。

打つ回数によって五十叩きや、百叩きなどの種類があった。

江戸時代には、百叩きは幕府によって使用道具や作法が定められ、対象として武士、僧侶には適用されず、男性のみに科すことが決まっていました。

一方女性については、過怠牢の刑（禁固刑）に換えることが決められていました。

単独で軽い窃盗犯やバクチ犯などに科せられ、百叩きの上、所払（居住地から追放し出入り禁止）や、入れ墨の上、百叩きなどの、コンボ仕置き（二重仕置き）と呼ばれるものもありました。

 

刑の執行には、叩き役、数え役、医者がいて、叩く道具は藁を巻いた庭ほうきのような物でした。

パンツ一丁、うつ伏せに寝かせ、致命傷となる背骨は避けて尻や肩を中心に叩きます。

50回で一旦休憩が入り、叩き役も交代。

途中、気絶しないように医者もちゃんと診ていました。

あまりにも苦痛で叫んでいると、手加減してくれたようで、演技がものをいう刑でした。

 

出典：http://himalab.com/p/

 

③【徒刑】労役

身体を動かして科せられた役務をする刑。

罪人を牢獄に拘禁して一定期間の強制労働をさせる。

徒刑は現在の懲役刑にあたり、1年～3年までの半年ごとに5等級の見直しがありました。

主に男性は、土木工事や清掃作業などの肉体労働、女性は裁縫や精米などの労役を科せられました。

この期間、囚人は、鉄または木製の首かせを装着させられましたが、10日に1日のペースで休日があったりしました。

また、病気の際は労役を猶予されたが、ちゃんと休んだ分は刑期の延長がありました。

 

出典：http://gypsyrose.blog116.fc2.com/

 

 ⑤【死刑】ノコギリ挽き

罪人を死に至らしめる刑。

ノコギリ挽きは、復讐のための刑としての意味合いが強く、江戸時代以前には、罪人を縛り付けて被害者親族や通行人に一、二回づつ挽かせ、ゆっくりと死なせました。

また、罪人を逆さまにして股から身体を挽くこともありました。

直虎はこれをやろうとしたのか・・・(笑)。

 

江戸時代には、死刑の中で一番重い刑罰とされ、主人殺しにのみ適用されました。

しかしこの頃には、さすがにエグイと思ったのか、ノコギリで首を挽くことはなく、罪人の首だけ地面から出るようして、竹のノコと鉄のノコを立てかけて、3日間の見せ物として晒します。

3日間、見せ物にした後は、市中引き回しの上、磔刑（公開死刑）にしました。

 

見せ物なのに、実際にノコギリを挽いた奴もいて、ビックリした幕府はその後、監視の役人を置いたんだとさ。

いや、ノコギリ置かなきゃいいでしょ！人件費！

 

出典：http://galapagonia.com/

出典：http://bokete.jp/

 

ふざけた記事をここまで見て下さりありがとうございました。

真面目な記事もありますので、また時間があれば宜しくお願いします！

 

直虎関係リスト

「直虎外伝　しの」

大河ドラマ「おんな城主　直虎」における【しの】だけの物語を勝手に作ってみました。

しの伝　第１話【しのと亀之丞】
しの伝　第２話【再会と嫉妬】
しの伝　第３話【喜びと悲しみ】
しの伝　第４話【焦りと怒り】
しの伝　第５話【憎悪と覚悟】
しの伝　第６話【落胆と兆候】
しの伝　第７話【芽生えと誕生】

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