大河ドラマ直虎　風流踊り（ふりゅうおどり）とは？今川氏真が女装しハマった風流踊りは盆踊りの源流となる

 

 

氏真「政次っ！お前も踊ろうぜっ！」

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今川家の衰退と今川氏真の苦悩

史実と同じく、大河ドラマ「おんな城主　直虎」でも今川家は、桶狭間の戦いで今川義元が死んで以降は武田家との関係が悪化し、家康をはじめとする家臣の裏切りもあって勢力が著しく衰退しています。

義元のあと当主となった今川氏真（尾上松也）はバカ殿っぷりを発揮して、うろたえるばかり。

武田義信幽閉事件についても、病床にあった大ババ様・寿桂尼（浅丘ルリ子）に泣きついています。

 

 

 

今川氏真の「風流踊り」に興じる気持ち

氏真も「塩止め」などの策で武田家への経済封鎖を行いましたが、それも裏目に出て、逆に駿府の商人たちの首を絞めることになり、何もかもが思い通りになりません。

その後、武田義信の自害によって武田家との関係は修復不可能となり、今川家は窮地に陥ります。

氏真の妹・鈴（のちの嶺松院）は、武田義信の妻となっていましたが、寿桂尼が武田信玄と掛け合い、北条家の仲裁もあって鈴を見事に奪還。

あらためて武田信玄は、再度手を組むという誓詞を氏真に出させようとします。

武田信玄は氏真が断った場合には、それを口実にして今川領へ侵攻しようとしていました。

それが分からない氏真はバカにされていると激怒し、はねつけようとしますが、状況を理解せず見苦しい姿の氏真を見た寿桂尼は一喝して黙らせます。

実際に采配を振るっているのは寿桂尼。

氏真は自分が蚊帳の外にいるように感じて、政務をそっちのけに女装姿で風流踊りに興じるようになりました。

 

 

 

 

風流踊りとは？

趣向をこらして扮装した者たちが、太鼓、笛、鉦（かね）などの囃子（はやし）にあわせて、歌いながら集団で踊る踊り。

のちには、華麗な山車の行列や、その周囲で踊った踊りを含めて「風流」と称した。

田楽や疫病祭などを起源にする芸能と考えられ、1477年まで続いた応仁の乱以降に広まり、室町時代を中心にさかんに行われた。

1604年の豊臣秀吉七回忌における豊国神社の風流踊が、特に有名である。

のちの、念仏踊りや盆踊り、花笠踊りなど、現在も続く民俗芸能、民俗行事の源流となったという。

 

大河ドラマ直虎では、今川氏真がとんでもないカラフルな恰好で楽しんでます(笑)。

踊っている時だけ、氏真は自分の悩みを忘れることができたのでしょう。

現在の祭りでも踊られる盆踊り、花笠踊りなども、現実逃避できる楽しさはありますもんね。

氏真の気持ちが分からなくもないです・・・。

 

 

みんな～楽しもうぜぇ～

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氏真はヤケになって「風流踊り」に興じていますが、この「風流踊り」に端を発した現在の踊りは、もはや芸術の粋にまで達していますね。

祭りなどで美しい踊りを見た時は、氏真の気持ちも思い出してやってください(笑)。

 

 

阿波踊り

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山形花笠まつり

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直虎関係リスト

あらすじリスト

 

「直虎外伝　しの」

大河ドラマ「おんな城主　直虎」における【しの】だけの物語を勝手に作ってみました。

しの伝　第１話【しのと亀之丞】
しの伝　第２話【再会と嫉妬】
しの伝　第３話【喜びと悲しみ】
しの伝　第４話【焦りと怒り】
しの伝　第５話【憎悪と覚悟】
しの伝　第６話【落胆と兆候】
しの伝　第７話【芽生えと誕生】

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